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「不器用」は英語で?ぶきっちょ/世渡りなどが苦手な時の表現10選!

 

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細かい作業が苦手、なんだか動きがぎこちない、もっと人間関係うまくやり過ごせばいいのに。こんな人、まわりにいませんか?

少しぶきっちょでぎこちない人を日本語では「不器用」と言いますよね。この「不器用」という言葉、英語ではなんと言えばいいのでしょうか?

今回は、「不器用」の英語フレーズをご紹介します!



ぶきっちょな時

まずは、手先などの体の動きがぶきっちょでぎこちない人を表す表現を見ていきましょう!

I’m so clumsy.

私ってすごく不器用なの。

“clumsy”は「不器用な」という意味の代表的な英単語です。

主に、手先などの身体的なぎこちなさを表す場合に使われます。ぜひ覚えてくださいね。

A: Have you ever tried Origami before?
(折り紙やったことある?)
B: No, because I’m so clumsy.
(ないよ、だってすごく不器用なんだもん。)

Why are you so uncoordinated?

なんでそんなに不器用なの?

“uncoordinated”は、体の動きが「ぎこちない」という意味の形容詞です。

“coordinate”には「調和してうまく機能する」という意味があります。

否定を意味する”un-”を頭に付ければ反対の意味になりますので、体が思ったようにうまく動いていない状態、つまり「ぎこちない」状態を表すフレーズです。

A: Why are you so uncoordinated?
(なんでそんなに不器用なの?)
B: I wish I could move more lightly.
(もっと軽やかに動けたらいいんだけどな。)

I’m all thumbs.

私は手先が不器用です。

”be all thumbs”で、手先が「ぶきっちょ」という意味です。

“thumb”は「親指」という意味で、直訳すると「全て親指だ」となります。”thumb”の最後の”b”は発音しませんので注意してください。

もし指が全部親指だったら手先をうまく使えないことから転じたフレーズです。おもしろいフレーズですので、覚えてくださいね。

A: I don’t know if I can do this. I’m all thumbs.
(私にこれができるかどうかわかりません。手先が不器用なんです。)
B: Don’t worry. You’ll get used to it.
(心配しないで。すぐに慣れるよ。)

I’m such a klutz.

私って本当に不器用。

“klutz”は「鈍い人」「とんま」を表す英語のスラングです。

なんとなく抜けていておっちょこちょいな事をした場合に、「トロいなあ」というニュアンスで使ってみてくださいね。

A: Oh, there’s a stain on your shirt.
(あ、シャツにシミが付いてるよ。)
B: Hmm…I’m such a klutz.
(あー、私って本当に不器用。)

I have two left feet.

私は不器用です。

“have two left feet”は、体の動きがぎこちない様子、特に足もとがおぼつかない様子を表す英語のイディオムです。

直訳すると「左足が2本ある」となりますよね。もし足がどちらも左足だったら足運びがうまく行かないことから、ぎこちないという意味に転じたフレーズです。

A: Dance like I do.
(私と同じように踊ってね。)
B: Wait wait…I have two left feet.
(待って待って。私不器用なんです。)

He has butterfingers.

彼は不器用だね。

“have butterfingers”は、手先がぶきっちょな人、特によく物を落とす人を表す英語のイディオムです。

”butterfingers”は直訳すると「バターの指」となります。バターがついた指だとうまく物を持てず、つるっと落としてしまうでしょう。

よく物を落とす人を表すイディオムがあるなんておもしろいですよね。

A: It was him who dropped the vase. He did it again.
(花瓶を落としたのは彼だよ。またやったね。)
B: He has butterfingers.
(彼は不器用だね。)


世渡りなどが不得意な時

次は、人付き合いや世渡りなどがあまり得意でないことを表す表現を見ていきましょう!

He’s just a little socially awkward.

彼はちょっと人付き合いが不器用なだけだよ。

“awkward”は、身体的なぎこちなさだけでなく、雰囲気などが気まずくなんとなくぎこちない様子を表す英単語です。

”socially”=「社会的に」という意味を付け加えることで、社交上のぎこちなさ、つまり人付き合いのぎこちなさを表すことができます。

A: He doesn’t talk much. I don’t know what he is thinking.
(彼あんまり話さないよね。何考えてるかわからない。)
B: He’s just a little socially awkward.
(彼はちょっと人付き合いが不器用なだけだよ。)

I guess I don’t have worldly wisdom.

私は世渡りが不器用なんだと思います。

“worldly wisdom”は、直訳すると「世俗的な賢さ」となります。

つまり「処世術」「世渡り」という意味の英語フレーズです。

A: I guess I don’t have worldly wisdom.
(私は世渡りが不器用なんだと思います。)
B: You think so? I like the way you are.
(そう思う?私はそのままが好きだけどな。)

He lacks the dexterity needed to get on in life.

彼は出世するのに必要な器用さに欠ける。

”the dexterity needed to get on in life”で「出世するために必要とされる器用さ」となります。

“dexterity”は「器用さ」という意味の名詞、”get on in life”は「出世する」という意味のイディオムです。

“lack”は「欠く」という意味ですので、例文は、そういった器用さを欠いているという意味になります。

A: He had a fight with the manager again.
(彼また部長と言い争ったんだ。)
B: He lacks the dexterity needed to get on in life.
(彼は出世するのに必要な器用さに欠ける。)

She’d rather be book-smart.

彼女はどちらかというと学識はあっても実践では不器用なタイプだ。

“book-smart”は「学識はあっても実践に疎い人」を表す英語フレーズです。

これに対して、“street-smart”という単語もあり、「学識はなくとも実践でノウハウを身に着けた人」という意味になります。

学識と実践のどちらも身についているのが望ましいですが、実践で役に立たなければ意味がないので”book-smart”のほうがネガティブなニュアンスを持っているようです。

このような概念の単語が存在することそのものが、実力主義のシビアな社会を反映しているようで、おもしろいですね。

A: Didn’t you tell me that she has an experience in this field? Is that really true?
(彼女はこの分野の経験あるって言ってなかったっけ?それ本当にあってる?)
B: She’d rather be book-smart.
(彼女はどちらかというと学識はあっても実践では不器用なタイプなんです。)


おわりに

いかがでしたか?

今回は「不器用」の英語フレーズをご紹介しました!

器用であることに越したことはないですが、不器用なところがあるのもまたご愛嬌。ただ、大失敗だけはしないように注意しないといけません。

ご紹介したおもしろい英語フレーズを、ぜひ覚えてくださいね!

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