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「どちらかというと」の英語!簡単に決められない時の英語表現10選

 

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どちらか選ぶのは難しいけど、あえて選ばないといけない状況って、意外とよくありますよね。

友達と買い物に行って、どっちの洋服が似合うか教えてと言われたら、「どっちかというと、こっちかなぁ」なんて、ちょっと曖昧に答えたりしませんか?

今回は、そんな簡単には決められない場面で使う「どちらかというと」という英語表現を3つのカテゴリーにわけて紹介していきます!



どちらかというと〜したい

まずは、どちらかというと〜したい、のように控えめに希望を伝えたいときの英語フレーズを紹介します。

I would prefer to ◯◯.

どちらかというと◯◯したい。

“prefer”は「〜の方を選ぶ」という意味の英語で、たくさんある選択肢の中から「これがいい」と選ぶときに使います。

ここでは”would prefer”とセットになり、「どちらかといえば〜したい」というニュアンスになります。少し控えめに自分の希望を表すことができる便利な英語表現ですよ。

“I’d prefer ◯◯.”のように”would”は短縮することもできます。

A: Do you wanna go watch a movie today?
(今日は映画でも見に行く?)
B: I’d prefer to relax at home today. Is that ok?
(どちらかといえば、家でのんびりしたいな。どうかな?)

I’d rather ◯◯.

どちらかというと◯◯したい。

英語”rather”は「やや」「いくらか」といった意味ですが、ここでは、”would rather”とセットで「どっちかというと」という意味を表します。

「あえて選ぶなら、こっちの方がマシかな」というニュアンスのある英語フレーズですよ。

A: Do you have a minute? I need to talk with you about tomorrow’s presentation.
(ちょっといいですか?明日のプレゼンについて、話し合っておきたいことがあるんですが。)
B: I’d rather talk about it later in the afternoon. I’m busy with other things right now.
(どちらかといえば、それは午後に話したいな。今、別件ですごく忙しいんだ。)

I’d rather not ◯◯.

どちらかというと◯◯したくない。

こちらは、”I’d rather ◯◯.”に”not”を入れた英語フレーズです。

「〜したくない」とはっきり伝えるのはちょっと乱暴な感じがするとき、このフレーズを使うと「どっちかというと〜したくないな」のように丁寧なニュアンスが出せますよ。

A: Are you hungry now? I just made a meat pie.
(今おなかすいてる?ミートパイを作ったんだけど。)
B: I’d rather not eat it right now.
(どちらかというと、今はあんまり食べたくないな。)


どちらかというと〜だ

次に、2つのものを比較する時や、その物事の程度があいまいな時、どちらかというと〜だな、と言いたいときの英語フレーズを紹介します。

It’s kind of ◯◯.

どちらかというと◯◯だ。

“kind of”は、あいまいな事を表せるとても便利な英語表現です。

◯◯の部分に形容詞を入れて、その程度があいまいで、「はっきりそうとは言い切れないけど」という場面で使えますよ。

A: How was the museum?
(美術館はどうだった?)
B: It was kind of interesting. There was a photography exhibition, too.
(どっちかといえば、面白かったかな。写真の展覧会もやってたよ。)

ちなみにこの表現は、物事だけではなく、人に対しても使う事ができますよ。

He’s kind of smart. (彼はどっちかというと、かしこい。)

It’s on the ◯◯ side.

どちらかというと◯◯よりだ。

英語”on the ◯◯ side”には「〜気味だ」という意味があります。

◯◯の部分に形容詞を入れて、その程度があいまいな時「完全にそうではないけど、少し〜よりだ」といったニュアンスを表せますよ。

A: I think this hotel looks very good, but it’s a bit on the expensive side.
(このホテル、すごく良さそうだけど、どっちかっていうとちょっと高めだと思う。)
B: Yeah, you’re right. Let’s have a look at this one then.
(あぁ、そうだね。じゃあこっちのホテルを見てみようか。)

It’s more of ◯◯ than △△.

どちらかというと、△△ではなく◯◯だ。

“more of”は、2つのものを比較して「どちらかというと〜だ」と表せる便利な英語表現。2つのものを引き合いに出して説明するので、物事をわかりやすく伝えることができます。

ちなみに、”than △△”の部分は省略することも可能です。

A: Wow, did you make this cake?   
(わぁ、このケーキ君が作ったの?)
B: Yup, I tried to draw your face on it.
(うん、あなたの顔を表現してみたんだけど。)
A: It’s brilliant. This is more of an art piece than a cake.
(すごいよ。これはどっちかというと、ケーキじゃなくて芸術作品だね。)

It’s more like ◯◯ than △△.

どちらかというと、△△ではなく◯◯みたいだ。

“more like”も、”more of”と同じような意味合いの英語表現です。

ただし、”of”ではなく”like”を使用しているので、「どちらかというと〜みたいな感じだ」となり、もう少しカジュアルで曖昧なニュアンスを表すことができますよ。

こちらも、”than △△”の部分は省略することが可能です。

A: How’s the new office that you guys moved in?
(引っ越し先の新しいオフィスはどう?)
B: I really like it. The new place is more like a cafe than an office.
(すごく気に入ってるよ。新しいところはどっちかっていうと、オフィスっていうよりカフェって感じかな。)

ちなみにこの表現は、物事だけでなく、人に対しても使えますよ。

She’s more like a friend than a teacher.(彼女はどっちかというと、先生というよりは友達みたいだ。)


あえて選ぶとしたら

最後に、選ぶのが難しい場面や、どちらも選びたくない場面で、どちらか選ばなければいけないとき、「あえて選ぶとしたら」というニュアンスの英語フレーズを紹介します。

If I have to choose, ◯◯.

どちらかというと◯◯だ。

“have to”は「〜しなければならない」、”choose”は「選ぶ」という意味の英語ですね。

選択肢にはっきりした違いがなく、選ぶのが難しい場面で「もし選ばないといけなかったら」というニュアンスで使います。

A: Do you wanna watch Spider Man or Thor?
(スパイダーマンとマイティー・ソー、どっちが見たい?)
B: I don’t mind either one, but if I have to choose, I would go for Spider Man.
(別にどっちでもいいんだけど、どちらかっていえば、スパイダーマンかな。)

ちなみに、過去形の”had”を使うと、「選びたくはないけど」という気持ちをよりいっそう表すことができますよ。

If I had to choose, ◯◯.(どちらかというと◯◯だ。)

I would say yes/no.

どちらかというとyes/noだ。

こちらは、相手にyes/noを聞かれる質問をされて、答えるのが難しい場面で使えます。

“would”には「たぶん〜だろう」という意味があり、「あえて答えるとしたら」といったニュアンスを表せますよ。

A: Do you like dogs?
(犬は好き?)
B: Hmm, I would say yes, but I don’t think I want to take care of them.
(うーん、どっちかといえば好きだけど、飼いたいとは思わないな。)

If I have to say, ◯◯.

どちらかというと◯◯だ。

直訳すると「もし言わなければいけないなら」となります。

こちらも、相手からの質問に対して「あえて答えるのであれば」というニュアンスで使える英語表現です。

A: Which one do you think would suit me better?
(どっちの方が似合うと思う?)
B: Hmm, it’s very hard. But if I have to say, it would be this one.
(うーん、すごく難しいよ。でもどっちかっていうと、こっちかな。)

おわりに

いかがでしたか?

シチュエーションによって、様々な言い方ができますね。どっちでもいい、わからない、と答えるよりは、今回紹介したフレーズを使って「どっちかというとこっち!」と少しでも自分の気持ちを伝えられると、会話がもっと弾みますよ!

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