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「hop」と「jump」の違いとは?「跳ぶ」を意味する英語の使い分け!

 

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英語の言葉の中に「跳ぶ」を意味する”hop”と”jump”という言葉があります。

どちらも決して難しい言葉ではなく、なじみのあるものですよね。意味も知っているという人も多いでしょう。

ですが、その違いといわれると、ちょっと頭を悩ませてしまうという人もいるかもしれませんね。

今回は、そんな”hop”と”jump”の違いについて、バッチリ解説したいと思います!



「hop」と「jump」の違い

英語の「hop」と「jump」、2つの言葉の違いを細かく見ていく前に、まずはこれらの違いを大まかに確認しておきましょう。

まずは、以下のような違いがあります。「使う足」の違いです。

“hop”   ⇒ 片足で跳ぶ
“jump”両足で跳ぶ

これは多くの人が、なんとなくイメージ出来ていた違いではないかなと思います。

ただし、どんな場合でもこれが当てはまるわけではないんです。

例えば、カエルやウサギが跳ぶ様子を表す時にも、”hop”が使われることがあります。カエルやウサギが跳ぶ時は、決して片足ではありませんよね。

そうなんです。”hop”は必ずしも「片足で跳ぶ」ということではないんです。実は、両足で跳ぶ場合も”hop”を使うケースがあります。

その場合には、”hop”と”jump”が持つ「跳び方のイメージ」で使い分けているのです。

“hop”   ⇒ 素早く跳ねる感じ
“jump”何かを跳び越える感じ

これらのイメージで使っている時には、片足か両足かということは意識していません。素早く跳ねていれば、両足で跳んでいても、”hop”を使います。

逆に、片足でも、何かを跳び越える感じであれば、”jump”を使うんです。

他には、その跳び方が「大きいか小さいか」で使い分けることが出来ます。

“hop”   ⇒ 小さく跳ぶ
“jump” ⇒ 大きく跳ぶ

これは感覚の違いということになりますが、小さく跳ぶ様子は”hop”、そして大きく跳ぶ様子は”jump”で表す傾向があるんです。

「片足か両足か」ということ以外にも、跳び方のイメージや大きさの違いも知っておくと、英語の”hop”や”jump”をもっと細かく使い分けできるようになってきます。

それでは、この2つの言葉の詳しい使い方を見ていきましょう!


「hop」について

片足で跳ぶ

英語の”hop”には「片足で跳ぶ」というニュアンスがあります。

片足でケンケンするイメージですね。

Stand on one leg and hop ten times!
(片足で立って、10回跳んで!)

Can you hop from one to the other?
(片足ずつ交互に跳べる?)

素早く跳ぶ

“hop”は「素早く跳ぶ」というニュアンスも持っています。足でも両足でも、素早く軽く跳ぶようなイメージの時に使うことが出来るんです。

その場で素早く跳ぶ動作はもちろんですが、小刻みに跳びながら進んでいく様子を表すことも出来ます。

擬音語で言うと、「ピョンピョン」という感じですね。

I saw birds hopping around on the ground.
(鳥が地面をピョンピョンしてるのを見た。)

Lisa hopped backward on both feet and fell down.
(リサは両足で後ろに跳ねて、転んだ。)

小さく跳ぶ

「素早く跳ぶ」というイメージにつながるかもしれませんが、「小さく跳ぶ」という様子も、英語の”hop”で表現することが出来ます。

この時も片足か両足かは関係ありません。

こちらも擬音語で言うと、「ピョンピョン」と跳ねている感じですね。

My son is hopping on the sofa.
(息子はソファーの上で跳ねている。)

She hopped off the step.
(彼女は階段からピョンと跳んだ。)


「jump」について

両足で跳ぶ

英語の”jump”には「両足で跳ぶ」という意味があります。

両足で跳ぶことを表現する時に、日本語でも「ジャンプ」という言葉が使われているので分かりやすいですね。

もちろん、英語の”jump”もそのイメージです。両足を地面から離して飛び跳ねる様子を指します。

How high can the volleyball player jump?
(あのバレーボール選手はどのくらい高く跳べるの?)

Children were jumping around the classroom when the teacher came in.
(先生が入ってきたとき、子供たちは教室を跳び回っていた。)

跳び越える

英語の”jump”には、何かを「跳び越える」というニュアンスもあります。

この場合は、特に片足か両足ということは意識していません。目の前にある何かを超えていく感じですね。

「跨ぐという動作を跳びながらする」というイメージをすると分かりやすいかなと思います。

My dog jumped a puddle.
(うちの犬は水たまりを跳び越えた。)

I didn’t understand why he couldn’t jump the ditch.
(何で彼が溝を跳び越えられなかったのか理解できなかった。)

大きく跳ぶ

英語の”jump”には「大きく跳ぶ」というニュアンスもあります。

「跳ね上がる」とか「跳び上がる」ようなイメージの時に使われることが多いです。

トランポリンで大きく跳んだり、ビックリして跳び上がるような時には”jump”を使って表現します。

Stop jumping on the bed!
(ベッドの上で跳ねるのはやめなさい!)

Everyone there jumped when they heard the big noise.
(大きな音がした時、そこにいた人はみんな跳び上がった。)

おわりに

今回は、英語の”hop”と”jump”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

多くの方にとって親しみもあってシンプルな言葉だけに、あまり違いを意識していなかったという方も多いかもしれませんね。

ただ、シンプルな言葉だからこそ違いを意識して使っていく必要もあるのです。

もちろんあまり神経質になる必要はありませんが、「こういう違いがあるんだな」ということはしっかり押さえておくと良いでしょう。

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