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日本人が間違えやすい英語!正しく使い分けしたい表現14選!

 

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英語を勉強していると、どうしても間違えやすい表現というのがあります。日本語にはない概念であったり、言葉のニュアンスのちょっとした違いが原因で間違えてしまうことが多いようです。

今回は「日本人が特に間違えやすい英語表現」をまとめましたので、これらをしっかりおさえて日常英会話に生かせるようにしましょう!弱点やポイントを覚えれば、そのうち「英語の思考回路」も養われていきますよ!



間違えやすいワードペア

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meet と see

“meet”も”see”も、両方「人に会う」という英語になりますが、ニュアンスの違いを知らないと間違えやすいですよ。

meet初対面の人に会う

see前にも会った/話した人に会う

英語の動詞の中でも間違えやすいワードペアですが、「以前会ったことがあるか」がキーになると覚えましょう!

I’m going back to Japan to see my family.
(家族に会うために日本に帰ります。)
※家族は顔見知りですので”see”が適切です。

Nice to meet you. What’s your name?
(初めまして。お名前は?)
※初めて紹介された相手なので、”meet”が適切です。

Nice to see you again.
(また会えて嬉しいです。)
※以前すでに挨拶をしたことがあるので、”see”が適切です。あえて”again”をつけなくても、同じ意味になります。

よく芸能人や政治家がファンや広報の人と交流する機会を英語で”Meet and Greet (M&G)”と言ったりします。日本語で言うところの「握手会」に近いかもしれませんね。この場合も基本的に「初めて会う」わけですから、”meet”が使われています。

間違えやすい英語はこういった関連用語も一緒にして覚えると分かりやすいですよ。

interesting と funny

どちらとも「面白い」という訳で覚えてきたかと思いますが、この2つの英語はかなりニュアンスが違うため間違えやすいです。

interesting ⇒興味深い関心を引く

funny ⇒おかしなユーモアのある愉快な

“interesting”は「知的好奇心をかき立てるような面白さ」で、”funny”は「笑ってしまうような面白さ」という差があるんですね。

He is such a funny guy. He always makes me laugh.
(彼って本当に面白い男だよ。いつも笑わせてくれる。)
※ここではユーモアのある面白さなので”funny”が適切です。

This book is really interesting to me. I like learning about feminism.
(この本は私にとってとても面白い。フェミニズムについて学ぶのが好きなんだ。)
※ここでは本の内容に関心があるという面白さなので”interesting”が適切です。

間違えやすいと思っていたこの英語も、「歯を出して笑っちゃうような面白さ」には”funny”、「なるほどー、ふむふむという面白さ」には”interesting”と覚えておけばバッチリですね!

wish と hope

英語の授業でしっかり習ったはずの”wish”と”hope”の違いですが、ちゃんと覚えているでしょうか?

wish ⇒起こって欲しいけど、絶対叶わないと分かっている時、もしくは恐らく叶わない時

hope ⇒叶うかもしれないけど、本当にそのようになるか分からない時

どちらも「○○だといいな」という訳になりますが、願う対象への望み度合いが違うのですね。

また文法にも違いがあります。間違えやすいので、注意しましょう。

wishの後に続く名詞節 ⇒現在のことは過去形で、過去のことは過去完了形

hopeの後に続く名詞節 ⇒未来のことであっても、基本的に現在形

I wish I could fly.
(空を飛べたらなぁ。)
※人間は飛べないので、”wish”が適切です。

I hope you like it. 
(気に入ってくれるといいな。)
※プレゼントをあげる直前になどに使われるので、”hope”が適切です。

appointment と reservation

予約を取る時、この2つの英語で迷っていませんか?

appointment ⇒時間と場所を決めて、何らかの目的で誰かと会う時

reservation ⇒座席や場所をキープする時

つまりお医者さんに診察してもらう時、取引先と打ち合わせをする時、弁護士に相談する時などは”appointment”が適切です。

またレストラン、飛行機、ホテル、コンサートなどの座席や部屋を確保する時は”reservation”が正しい英語になります。

I have an appointment with my doctor.
(お医者さんの予約を取ってあります。)
※病院の予約は、”appointment”が適切です。

I’d like to make a reservation for 2.
(2人で予約をしたいのですが。)
※レストランの予約は、”reservation”が適切です。

医者と会う時もレストランのテーブルを確保するのも、日本語ではどちらも「予約」なので間違えやすいですね。「誰かに会う」目的であれば”appointment”と覚えましょう!ただし友達と会う時には使わないので、気をつけてください!


間違えやすい英語フレーズ

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寿司食べられる?

日本人にとって特に間違えやすい表現が、「○○できる?」という英語のニュアンスです。

正: Do you eat sushi?(寿司食べれる?)

誤: Can you eat sushi?寿司を食べることは可能?)

“can”は「○○をする能力がある」という意味になり、日常会話で「寿司食べれる?」と聞く場合には少し不自然に聞こえてしまいます。この質問ですと「寿司アレルギーとかはない?」という感覚に捉えられてしまうのです。

英語では「寿司を食べる習慣はありますか?」、「寿司は食べますか?」と聞く方が自然な質問になりますので、覚えておきましょう。

“Do you eat sushi?”と聞けば、日本人が最初に聞こうとしていた答えが返ってくるはずです。

同じ感覚で「日本語を喋れない。」と英語で言う時は、”can’t”を使わないようにしましょう。
He doesn’t speak Japanese.(彼は日本語を話しません。)

話せる・話せないではなく、話す・話さないで表現されます。

4人家族です。

自己紹介で使う「家族構成」の話ですが、間違えやすい英語でもあるので注意しましょう。

正: We are a family of four.(4人家族です。)

誤: We are four family. (私たちは4家族です。)

“We are a family of(人数).”という英語表現は、知らないとパッと出てこないかもしれません。これが一番よく使われる言い回しですので、覚えておきましょう。

他にもこんな言い方がありますよ。
There are four people in my family.(4人家族です。)

住所はどこですか?

住所は場所などので”where”という言葉が出てきますが、これは英語では不適切です。

正: What’s your address?(住所はどこですか?)

誤: Where’s your address?(住所はどこですか?)

「住所」という対象を聞いているので、”what”が正解になります。

“where”を使うならば、以下の言い方にしましょう。
Where do you live?(どこに住んでるの?)

“what”や”where”をはじめとする「5W1H」は、日本語のニュアンスでいくと使い方を間違えやすいので注意しましょう。
What do you think?(あなたはどう思いますか?)

What does it look like?(それはどんな見た目ですか?)

What brings you here?(どうしてここに来たんですか?)

まだ9時だよ。

「まだ」と聞くと”still”を使ってしまいがちですが、これでは英語のニュアンスにズレが出てきます。

正: It’s only nine.(まだ9時だよ。)

誤: It’s still nine.(ずっと9時だよ。)

「もう帰るの?まだ9時だよ。」という時は「ほんの9時」というニュアンスで”only”を使うのが最適です。“still”は何かが継続している状態を表す英語のため、「依然として」や「相変わらず」という訳になります。そのため秒単位で変化していく時間には使われないのです。間違えやすい感覚なので注意しましょう。

年齢も変化していくものなので、”only”が使われます。
She’s only seventeen.(彼女はまだ17歳。)

家に忘れてきちゃった。

“forget”は「思い出せない」、「記憶がない」という意味の「忘れる」ですので、物を置き去りにした時には使われません。

正: I left it at home.(家に置いてきちゃった。)

誤: I forgot it at home.(家で忘れちゃった。)

この場合”leave”は「置き忘れる」、「置きっぱなしにする」という意味の英語になります。

どうしても”forget”を使いたい場合は、こう言いましょう。
I forgot to bring it from home.(家から持ってくるのを忘れちゃった。)

お手洗い借りてもいい?

日本語では「借りる」という表現をするので、英語でも直訳して間違えやすいですね。

正: Can I use the bathroom?(お手洗い使ってもいい?)

誤: Can I borrow the bathroom?(お手洗い借りてもいい?)

“borrow”は「貸し借り」の意味で使われるので、「一旦借りて、返す」という動作が強調されます。トイレはさっと使うもので所有物としての移動も伴わないので、この場合は”use”を使いましょう。

昨日何時に寝たの?

「寝る」=”sleep”と記憶していると、とても間違えやすい英語表現ですね。

正: What time did you go to bed last night?(昨日何時に寝たの?)

誤: What time did you sleep last night?(昨日何時に眠っていたの?)

英語の「寝る」は細かい使い分けが必要です。「眠る」ことを”sleep”と言い、ずっと寝ている状態を指します。

反対に“go to bed”は「床に就く」ことを指し、「今から寝るぞ」という動作を意味します。「何時に寝たの?」という質問は、「何時に床についたの?」ということになるので”go to sleep”を使うのが適切です。

“sleep”の英語を使う場合は、このような質問になるでしょう。
How long did you sleep last night?(どれくらい昨日は寝たの?)


間違えやすい返答

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Q.「欲しくないよね?」 A.「うん、いらない。」

否定疑問文への返答は、日本語の感覚でいくと間違えやすいので気をつけましょう。

【正】
You don’t want it, do you?

(欲しくないよね?)
No. I don’t want it.
(うん。欲しくないです。)

ここでの”No”は、「いらない」という否定にかかってきます。日本語訳では「うん。」となり肯定に見えますので、気をつけましょう。

【誤】
You don’t want it, do you?

(欲しくないよね?)
Yes. I don’t want it.
(うん。欲しくないです。)
What, so you want it?
(え、じゃあ欲しいの?)

日本語訳だけを見ると会話が成立しているようですが、英語では困惑を招くやり取りになっています。

日本語的には「いらないよね。」という相手の発言に同意する意味で”Yes”と言っていますが、英語では通用しないので気をつけましょう。

確認のために、その他の例をお見せします。
Q. Don’t you like cats? (ネコ好きじゃないよね?)

A. Yes, I do.(ううん、好きだよ。)
    No, I don’t.(うん、好きじゃないね。)

Q.「お会いできて嬉しいです。」 A.「こちらこそ」

“Nice to meet you.”への返答は意外に間違えやすいですよ。

【正】
Nice to meet you.

(お会いできて嬉しいです。)
You too.
(こちらこそ。)

この”You too.”は”Nice to meet you too.”の最後の2語を抜き出したものです。

【誤】
Nice to meet you.

(お会いできて嬉しいです。)
Me too.
(私も私に会えて嬉しです。)
…?
(…?)

「私も。」と同意する時は、つい”Me too.”と言いがちですが、内容に合わせて答えるようにしましょう。

Q.「パーティーどうだった?」 A.「良かったよ!」

みなさんは”good”をいい意味の英語だと思っていませんか?

【正】
How was the party?

(パーティーどうだった?)
It was great!
(良かったよ!)

「よかった!」と褒める時は”great”や”amazing”など、日本語訳では「素晴らしい」という英語表現を選ぶようにしましょう。

【誤】
How was the party?

(パーティーどうだった?)
It was good!
(まぁまぁだったよ!)

“good”は日本人が思っているほど良い意味の英語ではありません。「まぁまぁ」、「悪くはない」程度のニュアンスなので、決して褒めているわけではありません。感想を述べる時は注意しましょう。

おわりに

いかがでしたか?
普段日本語の感覚に慣れていると、英語は間違えやすいポイントがたくさんあります。

こういった「日本人だから間違えやすい箇所」を直していくことで、自然と英語的な思考を学べますので、めげずに頑張っていきましょう!

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