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「責任を取る」は英語で?結果や責めを引き受ける時の表現10選!

 

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「私が責任を取ります。」
これ、ドラマや映画ではよく聞きますよね。

ただ、実際のところリスクはできるだけ負いたくないもの。誰に責任があるか、はっきりさせなければいけないこともあると思います。

今回は、そんな「責任を取る」と言う時の英語フレーズをご紹介します。



基本編

まずは、基本の英語フレーズを見ていきましょう。

I’ll take responsibility for it.

私がその責任を取ります。

「責任」という意味の“responsibility”を使った基本のフレーズです。”take responsibility for~”で、「~の責任を取る」となります

A: You can do what you want. I’ll take responsibility for it.
(君は好きなようにやったらいいよ。私が責任を取るから。)
B: Thank you. I won’t let you down.
(ありがとうございます。ご期待を裏切らないようにします。)

「全責任を取る」と言いたい場合はこちら!
I’ll take full responsibility for it. (私がその全責任を取ります。)

He’ll take the blame.

彼が責任を取ることになるでしょう。

”take the blame”で、「責任を取る」というフレーズになります。“blame”は、「とがめ」、「責任」という意味です。

A: Who’s going to take responsibility for it?
(これは誰が責任を取るんだ?)
B: He’ll take the blame.
(彼が責任を取ることになるでしょう。)

この表現も、”for~”を付け加えて「~の責任を取る」と言うことができます。
He’ll take the blame for it. (彼がその責任を取ることになるでしょう。)

「全ての責任を取る」と言いたい場合はこちら!
He’ll take all the blame. (彼が全ての責任を取ることになるでしょう。)

I’ll accept the consequences of my action.

自分の行動の責任を取ります。

“consequences”は、「結果」という意味の名詞”consequence”の複数形です。直訳すると「自分の行動の結果を受け入れる」となります。

自分の行いが引き起こし得る責任は自分で取るのでぜひやらせてほしい、と覚悟を示すことのできるフレーズです。

A: I think it would be risky for you.
(あなたにとってリスクが高いと思います。)
B: I’ll accept the consequences of my action.
(自分の行動の責任は取ります。)

I’ll take the heat.

私が責任を取ります。

「熱」などの意味でよく知られる“heat”には、「批判」、「非難」という意味があります。”take the heat”は、「非難を受ける」、「責任を取る」という英語の口語表現です。

A: I’ll take the heat.
(私が責任を取ります。)
B: I can’t make you do that.
(君にそんなことはさせられないよ。)

He footed the bill.

彼が責任を取りました。

“foot the bill” は、「費用を支払う」という意味の口語表現です。そこから転じて、「人の行為の責任を負う」という意味でも使われます。

A: He footed the bill.
(彼が責任を取りました。)
B: He didn’t have to do that.
(彼がそんなことする必要なかったのに。)

I’ll carry the can.

私が責任を取ります。

“carry the can”も、「人にかわって責任を負う」という意味を持つも口語表現になります。「他人のしたことに対してかわりに責任を負う」、「尻拭いをする」という場合にぴったりの表現です。

あまり使う機会はないほうがいいですが、ネイティブは使うフレーズですので意味がわかるようにぜひ覚えてくださいね。

A: Could I have another chance?
(もう一度チャンスをいただけますか?)
B: Yes, I trust you. I’ll carry the can.
(うん、任せるよ。責任は私が取るから。)

I have to face the music.

私が責任を取らないといけません。

直訳すると「音楽に直面する」という意味の“face the music”は、「自分の行いの結果を潔く受け止める」、「自分の行動の責任を取る」という意味の英語フレーズです。

自分の生み出した音楽については、良くも悪くもそれを受け入れて音楽を続けなければならないことから転じた表現など、その由来には諸説あるようです。

A: I have to say this, but things are not going as planned.
(言いにくいんだが、予定どおりに進んでいないね。)
B: I know. I have to face the music.
(はい。私が責任を取らないといけません。)


ことわざ編

元々は慣用句やことわざが由来の表現は、英語にもたくさん存在します。次は、ことわざを引用して「責任を取る」という意味を持つ英語フレーズをご紹介します。

He has to pay the piper.

彼が責任を取らないといけません。

“pay the piper”は「費用を負担する」、「自分の行いのつけを払う」という意味のフレーズです。

“piper”は「笛吹き」という意味ですので、直訳すると「笛吹きにお金を払う」となります。”He who pays the piper calls the tune”(笛吹きにお金を払う者に曲を決める権利がある)という英語のことわざから生まれた表現です。

A: He has to pay the piper.
(彼が責任を取らないといけません。)
B: Yeah, it serves him right.
(はい、自業自得ですね。)

The buck stops here.

責任は私が取ります。

”buck”は「雄ジカ」という意味ですが、ポーカーの際に雄ジカの角を柄にしたナイフを親の前に置いたことから,ポーカーの親を示す印という意味になりました。そこから転じて、その場を仕切る「責任」という意味を持つようになったようです。

「責任はここで止まる」=「最終的な責任は私が取る」という意味になります。

このフレーズは、アメリカのかつての大統領トルーマンが使って有名になったフレーズです。原爆投下を決定した大統領の言葉だと思うと複雑ですね。

A: Who takes the responsibility for it?
(この責任は誰が取るんですか?)
B: The buck stops here.
(最終的な責任は私が取ります。)

相手に責任がある、と言いたい場合はこちら!
The buck stops with you. (あなたに最終的な責任があります。)

You’ve made your bed, now you have to lie in it.

あなたが責任を取らないといけません。

「自分でベッドを作ったからには、そこで寝なければならない」が直訳になります。その意味は「自分の行いの責任は自分でとらなければならない」、「自業自得」という意味の英語のことわざです。

A: This is not the way it’s supposed to be.
(こんなはずじゃなかったのに。)
B: You’ve made your bed, now you have to lie in it.
(あなたが責任を取らないといけません。)


おわりに

いかがでしたか?

今回は、「責任を取る」と言う時の英語表現をご紹介しました。

意味を知らないと、どういう意味か全く検討がつかないものも多かったと思います。いずれもネイティブは使うフレーズですので、この機会にぜひ覚えてくださいね。

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