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「しつこい」は英語で?執拗/長引く/食事がこたえる時の表現12選!

 

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何度もかかってくる勧誘の電話、長引く風邪、お腹にこたえる食事。日本語では「しつこい!」という言葉を共通して使うことができますよね。

このように日本語では色々な意味を持つ「しつこい」ですが、英語ではどう言えばいいのでしょうか?

今回は、「しつこい」の英語表現をシチュエーション別にご紹介します!



執拗でうっとうしい時

まずは、相手のことを考えず執拗でうっとうしい場合に使える英語フレーズを見ていきましょう!

The salesperson was so pushy.

そのセールスマンは本当にしつこかったです。

“pushy”は「押しの強い」「ずうずうしい」という意味の形容詞です。

「押す」という意味の“push”から派生した口語表現ですのでイメージしやすいかもしれません。自分のことしか考えない押し付けがましい人、押しの強い人を表すのにぴったりの表現です。

A: The salesperson was so pushy.
(そのセールスマンは本当にしつこかったの。)
B: I don’t know how to deal with such salespeople either.
(そんなセールスマン、どうやって対処したらいいか私もわかんない。)

He was so insistent.

彼はかなりしつこかった。

“insistent”には「強要する」「せがむ」といった意味があります。

自分の主張を押し付けて曲げないような場合や、何かを執拗にせがむような場合に使える表現です。

A: He was so insistent.
(彼はかなりしつこかった。)
B: How could you convince him?
(どうやって彼を説得できたの?)

I don’t like persistent people very much.

しつこい人はあまり好きではありません。

“persistent”は「がんこな」「粘る」という意味の形容詞です。

日本語の「がんこ」「粘る」という言葉にも、粘り強いというポジティブなニュアンスと、融通が利かずに面倒くさいというネガティブなニュアンスがありますよね。”persistent”も同様です。

文脈や状況から判断してくださいね。

A: He said there are some aggressive sales techniques that make prospects say “yes”.
(潜在顧客に「買う」と言わせる攻めの営業テクニックがいくつかあるんだって彼が言ってました。)
B: I don’t like persistent people very much.
(しつこい人はあまり好きではありません。)

I was bothered by a pesky mosquito last night.

昨夜はしつこい蚊がいて困った。

“pesky”には「やっかいな」という意味があります。

「うるさくてやっかい」という意味合いもありますので、いつまでもつきまとう蚊やハエなどを表すのにぴったりの表現です。

A: You have dark circles under your eyes.
(目の下にくまができてるよ。)
B: I couldn’t sleep well. I was bothered by a pesky mosquito.
(よく眠れなかったんだ。しつこい蚊がいて困っちゃった。)

I’m fed up with annoying cold calls.

しつこい営業の電話にうんざりしてるんだ。

「困らせる」「いらだたせる」という意味の動詞”annoy”の現在分詞”annoying”を使った表現です。「迷惑な」という形容詞として使えます。

“cold call”は「営業の電話」という意味です。例文では何回もかかってきてうんざりしているシチュエーションを想定して複数形にしています。

”be fed up with~”は、「~にうんざりする」という意味のイディオムです。あわせて覚えてくださいね。

A: I’m fed up with annoying cold calls.
(しつこい営業の電話にうんざりしてるんだ。)
B: If you know the number, I guess you can block them.
(電話番号がわかるなら、着信拒否できると思うよ。)

That’s enough.

しつこい。

「十分な」という意味の“enough”を使った英語フレーズです。

ネガティブなニュアンスで「もう十分」「いい加減にして」と言いたい場合に使えますが、きつい表現なので本当に怒った時や叱る時に使ってくださいね。

A: Say something!
(何か言ったらどうなの!)
B: That’s enough.
(しつこい。)


風邪や汚れがやっかいな時

次は、風邪が長引いたり汚れが落ちなかったりする時の英語表現を見ていきましょう!

This cold won’t go away.

風邪がしつこくて治りません。

“go away”は「立ち去る」「どこかへ行く」という意味のイディオムです。直訳すると「風邪が立ち去ってくれない」となります。

風邪がしつこく長引いて治らない時の英語のお決まりフレーズです。

A: This cold won’t go away.
(風邪がしつこくて治りません。)
B: When have you catch the cold?
(その風邪はいつからですか?)

I have a persistent cough.

咳がしつこい。

”persistent”は「がんこな」「粘る」という意味の形容詞でしたね。咳や痛みなどがしつこくて長引く場合にも”persistent”が使えます。

使い勝手のいい単語ですので覚えてくださいね。

A: I have a persistent cough.
(咳がしつこいんだ。)
B: You’d better go see a doctor.
(医者に診てもらったほうがいいよ。)

This stubborn stain won’t come off.

このしつこいシミが落ちないんです。

“stubborn”は「がんこな」「やっかいな」といった意味のある形容詞です。

”come off”というイディオムには、汚れや塗料などが「落ちる」「取れる」という意味があります。役に立つ英語イディオムですのでぜひ覚えてください。

A: This stubborn stain won’t come off.
(このしつこいシミが落ちないんです。)
B: What is this stain made of?
(これは何のシミですか?)


食べ物がこたえる時

最後に、食べ物がお腹にこたえる時の英語フレーズをご紹介します!

I had a heavy meal late at night.

夜遅くにしつこい食事食べちゃった。

しつこくてお腹にこたえる食事は、「重たい」という意味の“heavy”を使って“a heavy meal”と言ってみましょう。量が多かったり消化が悪かったり、よく言えば腹持ちがよく、悪く言えばこたえる食事を表す時に使えます。

日本語でもそのような食事のことを「重たい」と言うのでイメージしやすいかもしれませんね。

A: I had a heavy meal late at night.
(夜遅くにしつこい食事食べちゃった。)
B: Why don’t you just work out tomorrow?
(明日運動すればいいじゃん。)

This tastes too strong.

味がしつこすぎるね。

味が濃くて強い場合は”strong”を使います。「~すぎる」のニュアンスを出す”too”を強調すると気持ちが伝わっていいですよ。

A: This tastes too strong.
(味がしつこすぎるね。)
B: Yeah, I need more water.
(うん、もっと水がほしい。)

This is too greasy.

これは脂っこすぎるね。

“greasy”は「脂っこい」という意味の形容詞です。脂肪分が多く脂っぽい食べ物を指す時に使ってみてくださいね。

A: This is too greasy.
(これは脂っこすぎるね。)
B: Yeah, I can’t eat like I used to.
(うん、昔のようには食べられないね。)

おわりに

いかがでしたか?

今回は、「しつこい」の英語フレーズをご紹介しました。

シチュエーションによって、よく使う自然な単語やイディオムは違ってきます。いずれもネイティブがよく使うフレーズですので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

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