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「習慣」の英語の違い!例文つきで分かりやすくスッキリ解説!

 

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日本語の「習慣」という言葉は非常に便利で様々な場面で使うことが出来ます。

では、それを英語で表現するとどのような言い方ができるでしょうか?

実は、英語で「習慣」を表す言葉にはいくつか種類があり、それぞれにハッキリとした違いが存在するんです。

今回は、「習慣」を表す英語の違いについて例文付きで解説しちゃいます!



「習慣」を意味する英語の違い

始めに、英語で「習慣」と言う時に使う言葉の違いを簡単にチェックしておきましょう。

今回取り上げるのは、”habit”、”custom”、”routine”の3種類です。

これからの言葉の持つ「習慣」には以下のような意味合いの違いがあります。

“habit”    ⇒ 無意識に身についた個人の習慣やクセを指す
“custom”文化として広まっている社会の習慣を指す
“routine”日常的に決まりきった一連の習慣を指す

“habit”をある人の個人的な習慣を言うのに対して、”custom”は一般的な習慣を言う時に使われます。

“routine”は特に個人や全体と言うことを意識はせず、1つの流れとして決まっている習慣を言う時に使われる言葉です。

では、これら3つの違いをより深く理解するために、詳しい使い方と例文を見ていきましょう!


「habit」について

個人の習慣やクセを指す

英語の”habit”が表す「習慣」は、個人の行動について言う時に使われます。

しかも、本人が意識的にそれをしようとして身につけたというわけではありません。

無意識に自然とそういうことを行うようになっていったというニュアンスです。

では、例文を見ていきましょう。

Playing video games for long hours is my son’s bad habit.
(長い時間ゲームをやるのは息子の悪い習慣です。)

この場合、「よし!長い時間ゲームをするぞ!」という気持ちだったわけではなく、段々とそういう風になって身についてしまった感じですね。

上の例文のように”bad habit”とすると「悪い習慣」と表現できます。

逆に「良い習慣」は”good habit”で表現します。

Getting up early is my son’s good habit.
(早起きをするのは息子の良い習慣です。)

これも気が付いたらそういう風にするようになっていたということを”habit”で表現しているんですね。

「自然とそうなって身についている」というニュアンスがあるので、「クセ」とか「習性」という訳し方もできますね。

その場合はどのように使うのか、以下の例文を見てみましょう。

She has a habit of touching her hair while talking.
(彼女には話してる時に髪の毛を触るというクセがある。)

これも「話す時に髪を触ろう」と思って身についたわけではありません。

無意識にそうするようになり、クセになってしまったと考えるのが自然ですよね。

だから、英語の”habit”を使って表現することが出来るんです。


「custom」について

一般的に行われる習慣を指す

英語の”custom”が表す「習慣」は、世間的に当たり前に行われることを指します。

文化として根付いているという感じですね。もちろんそうしない人もいますが、一般的には多くの人が同じ行動をとるということです。

では、こちらも例文を見てみましょう。

It is a Japanese custom that women gives to men on Valentine’s Day.
(日本の習慣では、バレンタインに女性から男性に贈り物をします。)

「バレンタインに女性から男性に贈る」というのが、社会的に当たり前になっていますよね。

この例文のように、一般的に行われていることについて、”custom”で表現することが出来ます。

バレンタインに限らず、様々な行事や祝日などに関して使われることが多いですね。

もう1つ、例文を見てみましょう。

Japanese people have a custom to eat mochi during New Year’s holidays.
(日本人にはお正月休みの間に餅を食べる習慣があります。)

こちらも、「餅を食べる」ことが、多くの人にがお正月休みに行う文化として広まっていることを表現しています。

一般的なことですから、やはり”custom”を使うのが自然です。

国全体に限らず、その土地ごとに広まっている習慣についても”custom”を使うことが出来ますよ。

その場所では一般的で当たり前になってることであればOKです。

Holding the festival at this time is the custom of this area.
(この時期に祭りを行うことはこの地域の習慣です。)

「routine」について

決まった習慣や流れを指す

英語の”routine”が意味する「習慣」は、日常的に決まって行われる動作などを指します。

ほぼ機械的に「これをやったら次はこれ」とか「この時間にはこれをする」という感じで動いていくイメージです。

日本語でも「ルーティン」という言葉で、なじみがある方が多いかと思います。

アスリートの人達が試合前や試合中に行う決まった行動を指すものとして一気に広まりましたよね。

では、例文を見てみましょう。

Most athletes have their own routines.
(ほとんどのアスリートが自分たちのルーティンを持ってる。)

もちろん、アスリートに限らず、日常の中での決まった流れや行動などを言う時には”routine”を使うことが出来ますよ。

仕事の作業に関しても使われることが多いですね。

Checking emails is a part of my routine at work.
(メールをチェックするのは仕事でのルーティンの1つです。)

この場合は、「メールをチェックする」というのが仕事の中での決まった流れの中にあるということを言っています。

おわりに

今回は、英語で「習慣」を意味する言葉の違いについて紹介しました。いかがでしたか?

例文で紹介した場面は、日本語だと全て「習慣」と言う言葉で済んでしまいますが、英語だとそういうわけにはいかないのです。

どんな習慣なのか?ということで、細かく言葉を使い分けていく必要があるのですね。

色々な状況を想像しながら、どの言葉を使ったらいいのか考えて練習してみましょう!

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