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「手間がかかる」を英語で!面倒なことを表すフレーズ13選!

 

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「これは手間がかかって大変だ。」
「手間がかかるやつだな。」

こんな風に、面倒くさいこと、煩わしいこと、時間がかかることなどについて「手間がかかる」と言いますが、英語でなんて表現するかご存知でしょうか?

今回は、「手間がかかる」という表現を3つのシチュエーションにわけてご紹介します。



時間や労力がかかる事

まずは、手間といっても、具体的に時間や労力がかかる事について言いたいときの英語フレーズの紹介です。

It takes time.

手間がかかる。

英語”take”には「(時間が)かかる」という意味があります。

時間のかかる出来事を表すのに、広く使える一般的なフレーズですよ。

A: What have you been making?
(さっきから何を作ってるの?)
B: Macarons! It takes time to make them, but I’m sure you’ll love them!
(マカロンだよ!手間はかかるけど、きっと気に入るよ!)

すごく時間がかかる、と時間の長さを強調したいときには、こんな風に言えますよ。

It takes a lot of time. (たくさん時間がかかる。)

It’s time-consuming.

手間がかかる。

“time-consuming”は「時間がかかる」という意味の英語です。

どちらかと言うと「時間がかかりすぎる」というネガティブなニュアンスを表したいときに使えますよ。

A: Filing a tax return is time-consuming.
(確定申告ってほんと手間だよね。)
B: Yeah, I hate this time of the year.
(そうだね、この時期は嫌になっちゃうね。)

It requires time and effort.

手間がかかる。

英語”require”は「〜を必要とする」、”effort”は「目標達成のために骨を折ること」「努力すること」を意味します。

単に「手間がかかる」というよりは、ある目的のために時間や労力をかける必要がある、というニュアンスです。

A: This project is not easy. It requires time and effort.
(今回のプロジェクトは簡単にはいかない。手間をかける必要があるよ。)
B: I understand that. I’m ready to devote myself to it.
(よく理解しています。全力で取り組みます。)

It’s a lot of work.

かなり大変な作業だ。

英語”work”は「仕事」だけでなく、「労働」「作業」「労力」といった意味もあります。

たくさんの作業工程が必要、やるべきことが山ほどある、といったニュアンスを表せますよ。

A: Did you make this yourself? Wow, looks professional. It must have taken a lot of time.
(これ自分で作ったの?すごい、プロが作ったみたい。けっこう時間かかったんじゃない?)
B: Thanks. It’s a lot of work, but I really enjoy making it.
(ありがとう。かなり大変な作業だけど、作るのはすごく楽しいよ。)

It’s high-maintenance.

手間がかかる。

ものの状態を維持・管理していくことを日本語でも「メンテナンス」と言いますよね。英語の”high-maintenance”は「メンテナンスに手間がかかる」という意味です。

具体的には、定期的に掃除や検査が必要だったり、頻繁にパーツ交換しないといけない、といったようにメンテナンスに時間や労力またはお金がかかる場面で使えますよ。

A: Wow, this is a beautiful garden!
(わぁ、すごい綺麗なお庭だね!)
B: Thank you. But, it’s high-maintenance.
(ありがとう。でもけっこう手間がかかるんだよね。)


厄介な事

次に、面倒や問題など、できれば避けたい厄介な事について表せる英語フレーズを紹介します。

It’s a hassle.

手間がかかる。

英語”hassle”は「面倒なこと」「煩わしいこと」などを表す言葉で、結婚式の準備や空港での煩わしさなどを表すのによく使われるフレーズです。

例えば、チェックイン手続きの長い列に並んだり、セキュリティーチェックで液体や電子機器をわざわざ取り出したり、時間を気にしながら免税品の買い物をしたり、搭乗ゲートを探したり、また到着後にスーツケースが出てこなかったり…。

そういった慌ただしい空港での様子のように、手間がかかって厄介な出来事について使えますよ。

A: I’m so happy that my sister is getting married, but it’s a hassle to get bridesmaid dresses done for her.
(妹が結婚するのはすごく嬉しいんだけど、ブライズメイドのドレスを準備するのって、すごく手間がかかって大変。)
B: Oh I know. I did that for my friend last year. It was such a hassle.
(わかるよ。去年、私も友達のためにやったから。ほんと手間だよね。)

強調したい時は、こんな風にも言えますよ。

It’s such a hassle. (本当に手間がかかる。)

It’s nothing but trouble.

面倒だ。

“trouble”は日本語でもおなじみ「トラブル」「面倒」という意味ですね。

“nothing but”は「〜にすぎない」という意味で、「それは、面倒以外の何ものでもない」つまり「面倒すぎる」というニュアンス表せます。

A: It’s nothing but trouble! I have to return this T-shirt because they sent me a wrong color.
(ほんと面倒!このTシャツ返品しなきゃ、違う色が送られてきたから。)
B: Oh that’s annoying.
(それは面倒くさいね。)

同じようなニュアンスで、こんな風にも言えますよ。

It’s too much trouble. (かなり面倒だ。)

It’s troublesome.

面倒だ。

英語”troublesome”は「面倒を引き起こす」という意味の形容詞。

このフレーズも、”It’s nothing but trouble.”と同じように、手間がかかって厄介な物事について使えますよ。

A: We’re gonna wear Kimono for tomorrow’s party, right?
(明日のパーティー、着物を着るんだったよね?)
B: Yeah. It’s troublesome, but that’s what our boss requested.
(そうだよ。面倒だけど、上司のお願いだからね。)

It’s a pain in the ass.

厄介だ。

“pain”は「痛み」という意味でおなじみの英語ですが、ここでは「苦労」「苦痛」といった意味です。

「おしり」という意味の”ass”とセットで”a pain in the ass”になると、「手間がかかって本当に厄介!」というニュアンスが表せます。

A: For just one hour meeting, I have to fly all the way to Seattle tomorrow morning. It’s a pain in the ass.
(たった1時間ミーティングするために、明日の朝シアトルまでわざわざ飛行機で行くんだ。ほんと厄介だよ。)
B: Sorry about that.
(大変だな。)


世話の焼ける人

続いて、何かと世話が焼ける人、手のかかる人について表す英語フレーズを紹介します。

She needs a lot of attention.

彼女は手がかかる。

“attention”は「注意」「気配り」という意味の英語です。

ペットや小さい子供、寂しがり屋の彼女など、人からの注意や気配りが必要な人に対して、「世話の焼ける人」「手のかかる人」といったニュアンスで使える英語表現ですよ。

A: How old is your son now?
(息子さんは何才になったの?)
B: He’s only 3 and still needs a lot of attention.
(3才だよ、 まだまだ手のかかる年頃だね。)

She’s high-maintenance.

彼女は何かと手間がかかる。

英語で”high-maintenance”はすでに紹介しましたが、「メンテナンスに手間がかかる」という意味でしたね。

人について使う場合、主に女性のことを表すことが多く「時間やお金がかかる」「わがまま」「自己主張が強い」といったニュアンスがありますよ。

A: My girlfriend is high-maintenance. She wants a gift on every occasion.
(僕の彼女、手間がかかる人なんだ。記念日に必ずプレゼントしないといけなくて。)
B: I feel sorry for you.
(大変だな。)

He’s troublesome.

彼は手間がかかる。

“troublesome”はすでに紹介しましたが、「面倒を引き起こす」という意味でしたね。

物事だけでなく、よく問題を引き起こす人についても「手間のかかる厄介な人」というニュアンスで言い表すことができます。

A: John is troublesome.
(ジョンって、ほんと手間がかかるやつだよ。)
B: What happened?
(何があったの?)
A: He had an argument with one of his clients and this is not his first time.
(取引先の人と口論になったらしい、しかもこれが初めてじゃないんだ。)

He’s a pain in the ass.

何かと世話の焼けるやつだ。

“a pain in the ass”は「手間がかかって本当に面倒くさい」様子を表す英語表現でしたね。

人について使うときには「何かと世話の焼ける人」「何かと面倒を起こす人」というニュアンスで使えますよ。

A: Mike always makes a mess in the bathroom.
(マイクって、いつもトイレを汚すよね。)
B: I know. He’s a pain in the ass.
(その通り。ほんと厄介だわ。)

おわりに

いかがでしたか?

「手間がかかる」といっても、それがどんな手間なのか、によって様々な英語表現ができますね。面倒くさい!という出来事があったら、ぜひ紹介したフレーズを使って会話してみてくださいね!

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