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カタカナ英語の発音に注意!日本人が間違いやすい単語15選!

 

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以前この記事で日本人にとって英語の発音は難しいというお話をしました。ご存知の通り日本語の母音は「あ」「い」「う」「え」「お」の5種類ですが、英語はそれ以上に多くの母音があると言われています。つまり日本語より音のバリエーションが豊かな英語を、カタカナだけで表そうとしても限界があるのですね。

しかし音の読みをカタカナでふってきた私たちは、英語を喋っている時もついついカタカナのように言ってしまいがち。ということで今回は、その中でもカタカナ英語として定着し過ぎて「間違っていることにすら気づけない」単語を紹介したいと思います!知らないと損ですよ!



日本人が苦手な発音編

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marathon

意味:マラソン
よく聞く間違い:マラソン
正しい発音記号:mǽrəθɑ̀n
英語ガイド:maruh-thon
カタカナガイド:メラソォン

日本人が苦手な”th”の音を出す方法を説明します!まず口を軽く開けて舌先を歯の間に軽く挟みましょう。その状態をキープし、空気を「すー」っと外に抜かせてください。唾液の音が気になるかもしれませんが、それくらい軽く口が開いていれば正しい形になっているはずです。無声の音なので「すー」と喋るというより、空気が出るだけの音になります。そしてその無声音の後に「オン」をつける感覚で言ってみましょう!

また最初の「マ」の音は、「マ」ではなく「メ」に近い音です。

squirrel

意味:リス
よく聞く間違い:スクイーレル
正しい発音記号: skwə́ːrl
英語ガイド:skwuruh l
カタカナガイド:スクゥォロォ(ル)

コレは”r”と”l”が隣接しているので、かなり難しいはずです。しかし欧米には日本でいうハトくらいリスを街中で見るので、意外にリスの話が日常会話に出てくることもあります。“l”は舌を前歯の後ろにつけ、”r”は舌をどこにも触れさせないので注意してください!

bag

意味:バッグ/鞄
よく聞く間違い:バッグ
正しい発音記号:bǽg
英語ガイド:bag
カタカナガイド:バァ(グ)

日本語の小さい「っ」というのは、促音と呼ばれる詰まる音です。カタカナの「バッグ」にも促音が使われていますね。実はこの促音は英語には存在しないのです。小さい「っ」がない言語に対して、日本人は英単語の音を表す時にたくさん「っ」を利用してしまっています。確かに発音記号を見れば分かる通り、促音に相当する音はないですよね。

つまり正しい音を出すには、「バァ」と母音を残したまま、喉を締めずに”g”で締めくくるのです。”g”は子音のみですので”gu”とは言わないようにし、「バァ」+「グ」と言えばネイティブに近い音になりますよ!

▼他にも練習したい単語▼
stop [stɑ́p]
magic [mǽdʒik]
cat [kǽt]

ちなみに日本語には「促音」+「濁音」という音結合ななかったため、つい「バッグ⇒バック」と言ってしまったりするらしいですよ!確かに「ベッド⇒ベット」や「ビッグ⇒ビック」と言ってしまいがちのうような…。


日本語として定着し過ぎた発音編

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theme

意味:テーマ/主題
よく聞く間違い:テーマ
正しい発音記号:θíːm
英語ガイド:theem
カタカナガイド:(空気を抜くスーの無音)イー(ム)

カタカナとは実際の音が全く異なりますので注意しましょう!”th”は空気を抜くだけの音で、その後に「イー」がやってくる感覚です。

anti

意味:アンチ/反対者/反対の
よく聞く間違い:アンチ
正しい発音記号:ǽntai
英語ガイド:an-tahy
カタカナガイド:エンタイ

よくファンの反対で「アンチ」と言ったりしますが、一部例外はあるものの基本的に発音は「エンタイ」といいます。日本語の「ア」と「エ」の間くらいの音を意識しましょう。

virus

意味:ウイルス
よく聞く間違い:ウイルス
正しい発音記号:váiərəs
英語ガイド:vahy-ruh s
カタカナガイド:ヴァィラァス

「ウイルス」の言葉が日本語で定着しすぎて、初めて綴りを見た時にビックリしませんでしたか?それほどギャップがあるので、注意したいですね。

“v”の音を出すためには、まず上の前歯を下唇にそっとのせましょう。この状態のまま「ぶー」と音を出すと”V”になります。この時、下唇を軽く前に引っ張るような感覚でやるのがポイントです。また下唇が少し振動しているはずなので、指で触って確かめてみてください。

▼他にも練習したい単語▼
vitamin [váitəmin]

chaos

意味:カオス/混沌/大混乱
よく聞く間違い:カオス
正しい発音記号:kéiɑs
英語ガイド:key-os
カタカナガイド:ケイアス

最近日本語として定着してきた”chaos”ですが、英語では「ケイアス」となります。また形容詞型の”chaotic”(混沌とした)は「ケアティック」(keiɑ́tik)ですよ!

alcohol

意味:アルコール/酒
よく聞く間違い:アルコール
正しい発音記号:ǽlkəhɔ̀(ː)l
英語ガイド:al-kuh-hawl
カタカナガイド:アルカホゥ

お酒を飲める年齢になったら、頻繁に使うこの言葉。日本語とかなり音が違いますので、ご注意です。

career

意味:職業/職歴/経歴
よく聞く間違い:キャリア
正しい発音記号:kəríər
英語ガイド:kuhreer
カタカナガイド:カリィア

「キャリア」というカタカナが浸透したため、つい「キャ」と言いがちですが、どちらかというと「カ」の音に近いです。

coffee

意味:コーヒー
よく聞く間違い:コーヒー
正しい発音記号:kɔ́ːfi
英語ガイド:kaw-fee
カタカナガイド:カゥフィ

日本人が海外のカフェでコーヒーを注文するとなかなか通じないことがよくあります。それは「コーヒー」というように”koh hee”と言っているからですね。最後の音は”f”の存在を忘れずに「フィ」と言うようにしましょう。そして「フィー」と伸ばしすぎる必要はありません。音を「カゥフィ」と考えれば、「カフェ」と関連があるのが伺えますよね。


スペルに騙される発音編

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clothes

意味:衣類/服
よく聞く間違い:クローズィーズ
正しい発音記号:klóu(ð)z
英語ガイド:klohz
カタカナガイド:クロォズ

綴りを見て、つい「クローズィーズ」と言いたくなる気持ちも分かります。「布」、「生地」を意味する”cloth”の複数形が「衣服」の”clothes”となります。布をつぎあわせて服になるのですから、納得ですね。”es”が語尾につきますが、ここは「クロォズ」と覚えておきましょう。

choir

意味:聖歌隊/合唱団
よく聞く間違い:コアー/チョアー
正しい発音記号:kwáiər
英語ガイド:kwahyuh r
カタカナガイド:クワイァ

高校留学などに行くと、授業で”choir”という合唱のクラスを取ることがあるかもしれません。他にもクラブや趣味などで合唱団に参加する人は、是非この正しい音を知っておきたいですね。”choir”と書いて「クワイァ」と読ませるので、ネイティブの間でも”quire”にスペルを変えるべきだとジョークを言う人もいるくらいです!ただ”chorus”(合唱曲/コーラス)との関連を考えると、意味がつながりますね。

colonel

意味:軍隊の大佐
よく聞く間違い:コロネル
正しい発音記号:kə́ːrnl
英語ガイド:kur-nl
カタカナガイド:カァーノル

映画などで耳にしたことがあるかもしれませんが、大佐のことを日本語で「カーネル」と言います。最後の”nel”は「ノル」に近い音ですよ。”colo”がどうやったら「カァー」になるか不思議で仕方ないと感じているネイティブは多くいます。

pseudonym

意味:偽名/仮名
よく聞く間違い:プードニム
正しい発音記号:sjúːdənim
英語ガイド:sood-n-im
カタカナガイド:スードゥニム

そもそもどうやって読んでいいか分からないと困惑した人も多いはず。”ps”から始まる単語は意外にも多く存在し、単純に”s”としての音になることがほとんどです。”p”を無視すれば、読み方も納得ですね。“p”スタートで子音が続く単語は、”p”が無音になることが多くありますので、覚えておきましょう!

▼他にも練習したい単語▼
psychology
pneuma

xenophobia

意味:外国人嫌い/外来者恐怖症
よく聞く間違い:クセノフォービア
正しい発音記号:zènəfóubiə
英語ガイド:zen-uhfoh-bee-uh
カタカナガイド:ゼノフォビア

単語の頭にくる”x”は”z”と発音されることが多くあります。“zenophobia”と考えてしまえば、非常に分かりやすいですね。ちなみに”phobia”は「恐怖症」を表し、”acrophobia”(高所恐怖症)、”claustrophobia”(閉所恐怖症)などと応用されます。

おわりに

いかがでしたか?
ちゃんと話しているつもりなのに、どうしても相手に伝わらないと悲しくなりますよね。どれだけ文法や語彙を知っていても、音を再現できないと意思疎通が取れないのです。カタカナはとても便利ですが、時に学習の妨げともなります。しっかりと違いを区別して、正しい発音ができるように頑張りましょう!

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