「微妙」は英語で?イマイチ/ちょっと違う時のフレーズ11選!
人から感想を求められてコメントに困る時、ちょっと違うんだよなあと思った時、日本語では「微妙」と言いますよね。
これって英語でなんて言えばよいのでしょうか。
今日は2つのシチュエーションに分けて「微妙」の英語フレーズをご紹介します!
イマイチな時
まずは感想を求められて「何とも言えない」「イマイチ」と伝える時のフレーズから見ていきましょう!
It tastes iffy.
微妙な味だなあ。
こちらは、何とも言えない味でコメントに困った時に使う英語フレーズです。
“iffy”には「不確かな」「疑わしい」といった意味があります。発音は「イフィー」が近いです。
よくわからない味ということは美味しくはないですよね。このフレーズはまさに日本語で言う「微妙な味」を表すことができますよ。
A: How do you like it?
(どんな感じ?)
B: It tastes iffy.
(微妙な味だなあ。)
It’s kind of complicated.
微妙な感じだねえ。
こちらは何とも言えない状況について話す時のフレーズです。
“complicated”は形容詞で「複雑な」「込み入った」という意味があります。
“kind of”は「ちょっと」「なんか」と断定を避け、意見をぼやかすイディオムです。
曖昧な単語を並べて微妙な感想を表すフレーズになります。
A: How’s your new project going on? Is everything OK?
(新しいプロジェクトはどう?うまくいってる?)
B: It’s kind of complicated.
(微妙な感じだねえ。)
Well, yes and no.
うーん、どちらとも言えないね。
主語も動詞もない英語フレーズですが、日常会話ではよく使う表現です。
“yes and no”は肯定と否定の両方なので、「どちらとも言える ≒ どちらとも言えない」という意味になります。
言葉に詰まった時に使う“well”も合わせて言うことによって、何とも言えない感じが伝わります。
注意したいのは、このフレーズはあくまで“Yes”か“No”で答える質問に対して使うという点です。“How is ○○?”のように「どんな感じ?」と意見を求められた時は、別の表現を使うようにしましょう。
A: Do you like the latest movie?
(あの最新の映画好き?)
B: Well, yes and no.
(うーん、どちらとも言えないね。)
He’s okay.
彼はまあまあかな。
“okay”は”OK”とも書き、「わかった」「了解」という意味がありますが、このフレーズでは「可もなく不可もなく」といった意味として使います。
良くも悪くもないなと思った時に使う英語表現です。
良いと思っているのに“He’s okay.”と言ってしまうと「イマイチなのかな。」と思われてしまうので気をつけてください。その時は“He’s great!”等もっとポジティブなフレーズを使うといいですよ。
A: I heard you went for lunch with John. How do you like him?
(ジョンとランチ行ったって聞いたよ。彼どう?)
B: He’s okay.
(彼はまあまあかな。)
It was so-so.
まあまあだったよ。
こちらも良くも悪くもない事を伝えるフレーズです。
“so-so”は「まあまあ」の意味で、ご存じの方も多いかもしれません。
ただ日本語の「まあまあ」と言えば、良いと悪いの中間ぐらいの意味合いですが、英語の“so-so”は限りなく「悪い」に近いんです。
使う時はネガティブな意味合いだということを覚えておいてくださいね。
A: How was the new restaurant? Is it worth a try?
(新しいレストランはどうだった?行く価値ある?)
B: It was so-so. There was nothing special in particular.
(まあまあだったよ。特筆すべき事はないかな。)
I’m not sure.
なんともいえないね。
“sure”は「確かで」「確信して」という意味の単語です。
“I’m not sure.”で「よくわからない。」という意味の英語フレーズになります。
自信がない時、確証がない時に使ってみてくださいね。
A: Do you think you will pass the exam?
(試験は合格できそう?)
B: I’m not sure.
(なんともいえないね。)
That was a delicate judgment.
微妙な判定だったな。
こちらはテレビ等でスポーツ観戦している時に使える英語フレーズです。
“delicate”は「繊細な」「微妙な」という意味の形容詞なので、“That was a delicate judgment.”と言うとはっきり白とは言えないグレーな判定を表します。
A: Oh, no! I can’t see why he lost!
(えっ!なんで彼の負けなの!)
B: That was a delicate judgment.
(微妙な判定だったな。)
少し違う時
続いて「少し違う。」という意味合いで「微妙」と言いたい時のフレーズをご紹介します。
It’s slightly different.
微妙に違うんだ。
“slightly”は「わずかに」「少し」という意味の形容詞です。
「わずかだけど違う。」と言いたい時に使います。
A: I can’t see which part changed this time.
(今回どこが変わったのかわかんないよ。)
B: It’s slightly different. Look here.
(微妙に違うんだ。ここ見て。)
Not exactly.
そうではないんだ。
“exactly”が「正確に」「厳密に」という意味の形容詞なので、“Not exactly.”で「正確に言うと違う。」という意味になります。
一見同じだけど微妙に違うといったシチュエーションで使ってみてください。
A: Did he quit the job to get a better one?
(彼はキャリアアップのために仕事辞めたの?)
B: Not exactly. He didn’t get along with his boss.
(そうではないんだ。上司と合わなかったみたいで。)
That’s not what I really meant.
そう言いたかったんじゃないよ。
こちらは弁解したい時に使う英語フレーズです。
“what I mean”は直訳すると「私が意味すること」になります。「本当に」を意味する“really”を加えることで「私の本音」というニュアンスになるんです。
“That’s not what I really meant.”で「私が言いたかったことと微妙に違う。」という意味になります。
悪気はなかったことを伝える表現ですよ。
A: Do you mean it was my fault?
(私のせいだって言うのね?)
B: That’s not what I really meant.
(そう言いたかったんじゃないよ。)
There’s a subtle difference between these two colors.
この2色は微妙に違うよね。
“subtle”は「微妙な」「区別がつけにくい」という意味のある形容詞です。
見分けがつきにくい物を見比べる時などに使います。
A: There’s a subtle difference between these two colors.
(この2色は微妙に違うよね。)
B: You think so? They look the same to me.
(ほんと?私には同じに見えるな。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「微妙」の英語フレーズをご紹介しました。
言葉を濁して言いたい時等に使える便利な言葉ですよね。ぜひご紹介したフレーズを覚えて細かなニュアンスを伝えてみてください!