「残念です」を英語で!相手を気遣って思いやるフレーズ9選!
「それは残念です。」
相手から悲しげな表情で残念な報告を受けた時、きっとこうやって返すことが多いですよね。
でもこの一言を英語で言えず、困ってしまった方も多いのではないでしょうか?日本語でもそうですが、残念な報告を受けた際は言葉のチョイスに気をつけたいもの。
今回は、状況に応じて使える相手を気遣った「残念」の気持ちが伝わるフレーズを紹介します。
相手の悲しみが軽度な時に使える「残念です」
決して良い報告ではないけれど、相手もそこまで悲しんでいない。そんな場合の「残念です」を英語にしたフレーズを紹介します!
That’s too bad.
それは残念だね。
このフレーズには “bad”という単語が入っていますが、決して相手の出来事に「悪い」という評価を付けているのではないので安心してください。
軽度な悲しみであれば、どんな状況でも使える英語表現です。
A: My husband can’t come to the party on Sunday. He is on a business trip.
(主人は日曜日のパーティーに来られないの。出張に行っていて。)
B: Oh, that’s too bad. It’s going to be held at his favorite restaurant.
(あら、それは残念。彼の一番好きなレストランで開催されるのに。)
That’s bad news.
それは残念だね。/それは困ったね。
前のフレーズ同様 “bad”という単語が入っていますが、意味合いとしては「悪い」より「あまり良くない」の方がふさわしいです。つまり「あまり良いニュースではないね」と捉えていただくことができます。
何か困った出来事が起こった時によく使う英語表現です。
A: Oh no. My cell phone is out of battery.
(どうしよう。携帯の充電がなくなっちゃった。)
B: That’s bad news. Let’s see if someone has a charger.
(それは困ったね。充電器を持っている人がいるか探してみよう。)
That’s unfortunate.
それは残念だね。/それは期待外れだね。
期待していたことが外れた時によく使う英語表現です。実はこのフレーズ、海外ドラマや映画の中ではオチのようなシーンでよく使われています!
A: These weight-loss supplements never worked for me.
(体重が減るというこれらのサプリメントは私には全く効果ないわ。)
B: Well, that’s unfortunate. Maybe you should try some exercise instead.
(うむ、それは期待外れだね。代わりに運動をしてみた方がいいかもしれないよ。)
相手が落胆している時に使える「残念です」
仕事で失敗した、試験が不合格だった、恋人に振られてしまった等、相手が落ち込んでいる時こそ、気を遣った言葉をかけてあげたいですよね。
ここでは相手に失礼のない「残念です」のフレーズを紹介します。
I’m sorry.
お気の毒に。
「ごめんなさい」という意味として一般的に使われているフレーズではありますが、誰かに悲しく残念な出来事があった際にも言える英語表現です。相手を気遣っていることがよくわかる表現でもあるので、覚えておくと便利です。
また、副詞を加えることで「残念」な気持ちを強調することもできます。
A: I didn’t pass my promotion test.
(昇格試験通らなかったよ。)
B: I’m very sorry. I hope it’ll go well next time.
(それは本当に気の毒です。次はうまくいくと願っています。)
I’m sorry to hear that.
それはお気の毒に。
前述したフレーズに “to hear that”を加えただけで、意味合いはほぼ同じ、使われ方も同じです。
直訳すると「それを聞いて残念に思います」となり、「それを聞いて」の部分が前述したフレーズでは省略されていると考えていいでしょう。
A: Ken and I broke up last month. We were both too busy with our job.
(ケンとは先月別れてしまったの。お互いに仕事が忙しすぎて。)
B: Really? I’m sorry to hear that. I didn’t realize at all.
(本当に?それは気の毒に。全く気づかなかったよ。)
I don’t know what to say.
かける言葉も見つからない。
相手からの知らせがあまりに衝撃的で、なんと言えばいいかわからないほどショックを受けた時に使う英語表現です。
本来は衝撃を受けるほど嬉しい知らせを受けた時にも使えますが、今回は「残念」に思う出来事が起こった場合を想定して例文を紹介します。
A: My brother got fired from his job recently, so he is looking for a new one.
(弟が最近クビになってしまったから、新しい仕事を探しているんだ。)
B: Oh, I don’t know what to say. I hope he finds it soon.
(それは、かける言葉も見つかりません。早く見つかるといいですね。)
相手の身内に不幸があった時に使える「残念です」
突然受けた訃報の知らせに、英語がわからないために何も言ってあげられなくて後悔した。そんな体験をしない為にも、これから紹介するフレーズは頭に入れておきましょう。
I’m sorry for your loss.
お悔やみ申し上げます。
相手にとって大切な方が亡くなった事を残念に思う気持ちを表しているフレーズです。
前の項目でも紹介した “I’m sorry”に “for your loss”が加わった形になっています。この “loss”は亡くなった方を意味します。
A: I heard about your grandmother. I’m so sorry for your loss.
(お婆さんの事聞きました。この度は本当にお悔やみ申し上げます。)
B: Thank you. I’m sure she is resting in peace.
(ありがとうございます。今は穏やかに眠っていると思います。)
I’m sorry to hear about ◯◯’s passing.
◯◯が亡くなったことを残念に思います。
前述したフレーズと意味合いはほぼ一緒ですが、ここでは誰が亡くなったかを明確にしてフレーズに盛り込んでいます。
また “passing”はこの英語表現の中では「死」や「亡くなった事」を意味しています。
A: I don’t know if you have heard, but recently my cousin passed away.
(もう聞いているかもしれませんが、最近従兄弟が亡くなりました。)
B: I didn’t know that. I’m sorry to hear about your cousin’s passing.
(それは知りませんでした。あなたの従兄弟が亡くなられたことを残念に思います。)
Please accept my deepest sympathy.
お悔やみ申し上げます。
この英語表現の中の “sympathy”は「哀悼」を意味します。
他にも “condolence”という同じ意味を持つ単語でもこのフレーズはよく使われています。
A: It must be very difficult for you. Please accept my deepest sympathy.
(さぞお辛いでしょう。お悔やみ申し上げます。)
B: Thank you for your kindness.
(お心遣いありがとうございます。)
おわりに
ここで紹介したいくつかのフレーズを覚えておくことで、悲しんでいる相手を気遣うことができますし、何よりあなたの思いやりも伝わるはずです。
「何も言ってあげられなかった。」
そんなことにならないよう、あなたが残念に思っている気持ちを状況に応じて英語で伝えましょう。