「冗談だよ」を英語で!ふざけている時に使うフレーズ15選!
「冗談、冗談!本気にしないで。」
笑わせるために冗談を言った時、からかった事を言った時、ふざけた事を言った時。こんな時は「冗談だよ!」って続けて言っとかないとダメですよね。
英語でも伝え方はたくさんあります。なので、それぞれどんなシチュエーションで使えばいいのかを知っておく必要がありますよね。
今回は英語でどのように「冗談だよ」と表現するのかをその状況ごとに紹介しますね。
面白い「冗談だよ」
笑わせるために面白い事を言った後、「冗談だよ!」って言えればその場がもっと盛り上がりますよね。
英語でもそのようなシチュエーションにピッタリな表現は色々とあるんですよ。
I’m joking.
冗談だよ。
英語で冗談だって事を伝えたい時に一番よく使われるものの一つが“joking”という単語です。これは“joke”という動詞の現在進行形で「冗談を言っている」という意味なんですよ。
笑わすつもりで言ったしゃれなのに相手が笑わなかった時や、笑わすつもりじゃなかったのに相手が笑ってしまった時の照れ隠しで使ったりします。
A: What? Do you really want to be a prime minister?
(えっ?本当に総理大臣になりたいの?)
B: No, I’m joking! But I am interested in politics.
(違うよ、冗談だよ!でも政治には興味があるよ。)
他にもこんな英語表現が。
He’s joking.(彼は冗談を言っているんです。)
Just joking.
ほんの冗談だよ。
この英語フレーズは“I’m just joking.”を短縮した言い方なんですが、ネイティブの方によく使われる「冗談だよ」です。
ここで“just”は「ただ」や「ほんの」という意味の副詞で使っています。他にも「ちょうど」、「○○したばかり」、「正しい」などの意味でも知られています。
先ほど紹介した英語フレーズと同じ使い方ができますが、こちらの方がくだけた言い方なので友達や家族に使うのがベストです。
A: How was your trip to Paris?
(パリへの旅行はどうだった?)
B: I met a really nice French guy and we got engaged. … Just joking.
(すごくすてきなフランス人の男性に出会って婚約したの。・・・冗談だよ。)
Only joking.
ただの冗談だよ。
この英語フレーズも“I’m only joking.”を短縮したものなんです。意味と使い方は先ほど紹介した英語表現と変わりませんが、こちらの方が少しまれです。
ここでは“only”は“just”と同じような意味になり、「ただ」という感じで使っています。この単語には他にも「唯一の」や「わずか」という意味があるんです。
A: You used all your money on gambling? How dare you!
(ギャンブルにお金を全部使っちゃったの?なんてことを!)
B: Only joking. Did you really think I would do that?
(ただの冗談だよ。本当に私がそんなことをすると思ったの?)
It’s a joke.
これはジョークだよ。
“joke”は前に“a”などを付けたり、複数形にしたりすることで「冗談」や「ジョーク」という意味の名詞にもなります。
冗談を言ったのに相手が鈍くて笑ってくれなかった時に使ってみてくださいね。
A: What? I don’t know what you mean.
(えっ何?どういう意味だか分からないよ。)
B: It’s a joke. You meant to laugh.
(これはジョークだよ。笑わないとダメじゃん。)
I’m just fooling.
ただの冗談だよ。
“fooling”は“fool”の現在進行形で英語で「冗談を言う」という意味のスラングなんです。
“fool”には名詞だと他にも「ばか者」や「笑い者」という英語の意味もあります。
A: You are funny. Do you really believe in magics?
(あなたはおかしいね。本当に魔法を信じているの?)
B: I’m just fooling. I’m not that childish.
(ただの冗談だよ。私はそんなに子供っぽくないし。)
からかった「冗談だよ」
友達をいたずらでからかったりした時は、相手が怒っちゃわないように「冗談だよ」って言っておかないとダメですよね。
ここではそんな時に使っておきたい英語の「冗談だよ」をたくさん紹介しますね。
I’m kidding.
冗談だよ。
“kidding”と“joking”は両方ともよく使われる「冗談だよ」という意味の単語なんです。ネイティブの方もあまり違いを気にしないで好きな方を使う方がけっこういると思います。
“kidding”はどちらかというと冗談を言った後ではなく、人をからかった後に使うのに合っているんです。“kidding”は“kid”の現在進行形になります。
“kid”には英語の名詞で「子供」という意味もありますが、動詞だと「からかう」という意味になるんですよ。
A: What were you talking about? Asking him out for a date? I’m kidding.
(何を話していたの?彼をデートに誘っていたのかな?冗談だよ。)
B: Stop it. We’re not like that, just friends.
(やめてよ。そういうんじゃないから、ただの友達。)
Just kidding.
ほんの冗談だよ。
こちらも“Just joking.”に似ていますが、使い方は先ほどの英語フレーズと一緒です。
くだけた言い方なので友達や家族に使ってくださいね。ちなみに“Only joking.”は聞くことが少々ありますが、“Only kidding.”はあまり聞かないのでこちらでは紹介しません。
A: I’ve got a new hairstyle. What do you think?
(新しいヘアスタイルにしたんだ。どう?)
B: It makes you look like a monk. Just kidding. You look cool.
(お坊さんみたいに見える。冗談だよ。かっこいい。)
I’m just teasing you.
私はただあなたをからかっているだけだよ。
誰かをからかう時は、相手が本気にしないように冗談だって言っておく必要がありますよね。この英語フレーズもそんな時に使えます。
“teasing”は“tease”の現在進行形で「からかう」、「悩ます」や「いじめる」という意味なんですよ。
A: Wilson, I saw you walking with a pretty girl yesterday. You already made a girlfriend?
(ウィルソン、昨日きれいな子と歩いているのを見たよ。もう彼女を作ったの?)
B: What? Where? I don’t know anything about that!
(えっ?どこで?そんなの知らないよ!)
A: You are so cute. I’m just teasing you.
(あんたってかわいいね。ただからかっているだけだよ。)
Gotcha!
引っかかった!
この単語は辞書で調べても出てこないかもしれません。こちらは“I got you.”が短縮された“Got you.”をさらにくだけた言い方にしたスラングです。
自分が仕掛けたことで友達が騙されて「ひっかかった~!」とネタばらしする時に使えます。“got”は“get”の過去形で「とる」、「もらう」、「到着する」、「やっつける」など色々な意味があるんです。
A: You’ve been relocated to Vietnam? But I can’t speak Vietnamese!
(ベトナムに転勤になったの?でも私ベトナム語しゃべれないよ!)
B: Gotcha! Hahaha. Sorry, I just wanted to see your reaction.
(引っかかった!あはは。ごめん、君のリアクションが見たかっただけなんだ。)
この英語フレーズは短縮しないで“I got you.”と言って使う事もできます。他にも「捕まえた」などの意味もあるんですよ。
I’m just messing.
ちょっかいを出しているだけだよ。
“messing”は“mess”の現在進行形で「ふざけている」や「ちょっかいを出している」という意味のスラングなんです。“mess”は名詞だと「散らかった物」や「混乱な状態」という意味になります。
この英語フレーズも誰かをからかっている時に、相手が怒ってしまう前に言うのがいいですよ。
A: Why do you keep pulling my hair? It’s so annoying!
(なんで私の髪を何回も引っ張るの?うっとうしいんだけど!)
B: I’m just messing. It’s funny to see you getting angry.
(ちょっかいを出しているだけだよ。あなたが怒っているのが面白いんだ。)
他にもこんな英語表現が。
I’m just messing with you.(あなたにちょっかいを出しているだけです。)
I’m only messing.(ちょっかいを出しているだけです。)
I’m just poking fun at you.
あなたをからかっているだけだよ。
“poking fun”は「からかっている」という意味の慣用語なんです。このフレーズは“I’m just teasing you.”と似ていて同じ使い方ができます。
“poking”は“poke”の現在進行形で「つっつく」や「突く」という意味なんです。そして“fun”は英語で「ふざけ」や「面白い事」という意味になります。
A: Don’t get so angry. I’m just poking fun at you.
(そんなに怒らないでよ。からかっているだけだよ。)
B: This is so not funny. You ruined my day.
(全然面白くない。あなたのせいで今日が台無しよ。)
I’m just pulling your leg.
私はあなたをからかっているだけだよ。
こちらも先ほど紹介した英語フレーズと同じような意味の慣用語なんです。
“pulling your leg”は直訳だと「あなたの足を引っ張っている」という意味になります。
A: Do I look nice in this dress? I got it on sale.
(このドレス私に合っている?セールで買ったんだ。)
B: No, it looks cheap on you. I’m just pulling your leg.
(いいや、あなたが着ると安っぽく見えちゃう。からかっているだけだよ。)
ふざけた「冗談だよ」
ふざけて冗談を言った時やふざけている時にも「冗談だよ」って言ったりしますよね。そんな時にピッタリな英語表現もあるんですよ。
I’m only being silly.
私はふざけているだけだよ。
“silly”は「ばかげた」や「ひょうきんな」という意味の形容詞なんです。なので、この英語フレーズはばかげた事をして怒られた時の言い訳に使う事ができます。
“being”は“be”の現在進行形で「○○している」という表現ができます。“silly”と合わせることで「ふざけている」という意味になるんです。
A: What are you doing?
(何をしているの?)
B: I’m only being silly. You are too serious.
(ふざけているだけだよ。あなたはまじめすぎ。)
I’m just playing.
私はふざけているだけだよ。
“playing”は普段「遊んでいる」やスポーツをしているという意味で使われます。でも、他にも「冗談を言う」という意味があるんです。
冗談で言ったつもりが、本気にされちゃった時に使ってみてください。
A: Do you really want to stay over at my place? I don’t think I have enough room.
(本当にうちに泊まりたいの?あんまりスペースがないと思うけど。)
B: I’m just playing.
(ふざけて言っただけだよ。)
Don’t take it seriously.
本気にしないで。
でたらめで言った事を相手が本気にしてしまったらこの英語フレーズを言ってくださいね。
“seriously”は「まじめ」や「本気」という形容詞の“serious”の副詞なんです。だから、ここでは「本気に」という意味になります。
“take it”は「これをとる」という意味で、全部直訳すると「これを本気にとらないで」というような感じになります。
この英語フレーズはネイティブの方がよく使う表現なんです。他にも、悪口を言われてしまった人に「気にしないで」のような慰めで使う事もあります。
A: Are you really going to get a plastic surgery?
(本当に整形しようとしているの?)
B: Don’t take it seriously.
(本気にしないでよ。)
おわりに
いかがでしたか?
面白い事を言った時、からかった事を言った時、ふざけた事を言った時に使える「冗談だよ」を色々と紹介しました。
すべての英語フレーズが同じような意味で、ネイティブの方も自分流の使い方をしている人が多いと思います。
でも、実は少しずつ違いがあってシチュエーションによって使い分ける事もできるんです。ぜひあなたの状況に合った「冗談だよ」を選んで上手く使い分けてくださいね。