「トイレに行きたい」英語でなんて言う?状況別フレーズ10選!
「トイレに行きたい」「トイレはどこですか?」これらの表現を、あなたは英語で何と伝えますか?
海外留学やワーキングホリデーに行くなら絶対に押さえておきたいフレーズ。「そんなの簡単だよ!”I want to go to the toilet.”でしょ?」なんて思ったそこのあなた。要注意です。
“toilet”という単語は、国によっては全く使われなかったり、便器という意味で取られてしまったりすることもあります。また、お友達になら問題ありませんが、大事なビジネスのパートナーに、「トイレに行きたいです」なんて宣言するのは、たとえ日本語であっても少し恥ずかしいですよね?
そこで今回は、日常会話で使用される「トイレ」を意味する3つの単語と、状況に合わせた「トイレに行きたい」フレーズ7つをご紹介します!
国別「トイレ」の呼び方
実は、ある国でしか”toilet”という単語は普段の生活で使われていません。さらに、国によって「トイレ」を意味するときの単語が異なります。そこで、まずは英語圏の国でどんな単語が好まれるのか、check it out!
アメリカ・オーストラリアでは 「bathroom」
“bathroom”と聞くと、シャワールームを連想しがちです。しかし、アメリカやオーストラリアで、「トイレに行きたい」と伝えるときに最も使われる言葉は”bathroom”なのです。
本当に使用されているのか疑問に思われる場合は、外国人に、トイレを指差しながら”What do you call it in your country?”(あなたの国ではあれ<トイレ>を何と呼ぶの?)」と聞いてみるのもありです。英語をもっと学ぼうとする姿勢は、海外の人にとっても喜ばれますよ!
I want to go to the bathroom.
(トイレに行きたいです。)
カナダでは 「washroom」
アメリカのお隣、カナダではトイレのことを”washroom”と言います。こちらも、「洗う部屋?」と連想しがちですが、カナダ出身の人が本当に使用しているのを聞いてびっくりしますよ!
I would like to go to the washroom.
(トイレに行きたいです。)
イギリスでは 「toilet」
日本人が使うであろう英語”I want to go to the toilet.”は、はるか遠くのイギリスでは難なく受け入れられちゃうんです!
しかし、日本に滞在するアメリカ人やカナダ人にとっては、少し不自然な印象を与えるそう。ですから、そういった方たちには”toilet”という単語を避けるのが相手に対する思いやりかもしれませんね。
Do you want to go to the toilet?
(トイレに行きたいの?)
「restroom」は?
日本で時折見かける”restroom”。アメリカやカナダでは婉曲的に”restroom”と使うこともあるそうです。
これは「公共の場にあるトイレ」を指す言葉なので、個人宅のお手洗いを意味したい時には不自然になります。
一方、イギリスでは”restroom”という単語を使うことはないようですが、こちらが”I want to go to the restroom.”(お手洗いに行きたいです。)と言った場合には、理解してくれます。
「トイレに行きたい」の基本表現
国ごとに異なる単語をマスターしたところで、次はトイレにまつわる英語のフレーズを覚えていきましょう!
「トイレに行きたいです」では、少し子供っぽい印象を与えてしまう状況もありますよね。状況や相手によって適切な英語表現を使ってみると、相手から返ってくる反応も感じのよいものになります。
ここでご紹介する5つのフレーズを使うときは、あなたが滞在する国や、話す相手の出身国に合わせて”bathroom”を適切な単語へと変えてみましょう!
I want to go to the bathroom.
トイレに行きたいです。
便意があること/あったことを伝えるためのベーシックなフレーズ。
A: Are you okay? You look a bit restless.
(大丈夫ですか?少しそわそわしているように見えますが)
B: Actually, I want to go to the bathroom.
(実は、お手洗いに行きたいんです。)
I am going to go to the bathroom.
トイレに行ってくるよ。
トイレに行くことを知らせるときに使える英語表現です。
A: Are you guys ready to scream? I heard that this movie is super scary.
(叫ぶ準備はいいか?この映画めっちゃ怖いらしいぜ)
B: Okay, before it gets started, I’m going to go to the bathroom.
(分かったわ、始まる前にトイレに行ってくる。)
May I use the bathroom?
トイレを借りてもよろしいですか。
他人のお宅にお邪魔して、トイレに行きたいときに使える英語フレーズです。「許可(~してもいい)」と表す”may”で尋ねましょう。
しかし、注意してほしいのが”borrow”ではなく”use”を使う点。”borrow”は、物理的なものの移動が伴うときに用いられる単語です。トイレは、設置してある場所から動くことはありませんよね。
日本語では「借りる」と表現しますが、英語だと「使う」という意味の”use”を用いるのが正解です。
A: May I use the bathroom?
(トイレをお借りしてよろしいですか?)
B: Sure, it is on the left side of the hallway to the entrance.
(もちろんだよ。玄関に続く廊下の左側にあるよ。)
May I go to the bathroom?
トイレに行ってもいいですか?
授業中や打合せ中など、席を立つために他人から許可を得なければならない場合に使えます。
A: In what year was the construction of the Statue of Liberty finished, Mark?
(マーク、自由の女神が完成したのはいつ?)
B: In 1886. Excuse me, professor, may I go to the bathroom?
(1886年です。すみません、先生、トイレに行ってもいいですか?)
I have to pee!
おしっこしたい!
仲の良い友達などに対して使えるフレーズです。日本語から推測されるように、子どももよく使います。”pee”とは名詞で「小便」という意味ですが、動詞で「小便をする」という意味にもなります。
A: I have to pee, mommy!
(ママ、おしっこしたい!)
B: What? You went just 10 minutes ago. There will be no public bathroom ahead for a while!
(なんですって?10分前に行ったばかりじゃない!この先しばらくトイレはないわよ!)
「トイレに行きたい」の婉曲表現
日本語で話していても、「トイレに行きたいです」と伝えることは少ないですよね。英語でも、遠回しにトイレに行きたいことを伝える表現や、日本語の「お手洗い」に相当する単語があります。
Excuse me for a moment.
ちょっと失礼します。
「トイレ」という単語を避けたい場合に便利な英語のフレーズです。また、人とのお話中に電話を取る際などにも使えます!
A: I think you did really well in that situation.
(君はあの状況でよくやったと思うよ)
B: Thank you very much, Mr. Miller. …Would you excuse me for a moment?
(ありがとうございます、ミラーさん。・・・すみません、少し席を立ってもよいでしょうか?)
Where is a lavatory?
お手洗いはどちらでしょうか。
ホテルでのパーティや高級なレストランなどのフォーマルな場では、フランクな表現を避けて”lavatory”という単語を使いましょう。状況に合わせた英語表現を使うことができたら、会話の相手にも信頼してもらえますよね!
A: How can I help you, sir?
(いかがいたしましたか、お客様)
B: Excuse me, where is a lavatory?
(すみません、お手洗いはどちらでしょうか)
おわりに
「トイレに行きたい」にまつわる英語のフレーズは、誰にでも使う機会があるはずです。
例えば、カナダに行って”I want to go to a bathroom.”と言ったからといって理解されないわけでもありませんし、変な顔をされるわけでもありません。しかし、トイレを示す単語のバリエーションを知っておくと、実際に使用されるのを聞いたときにも「”washroom”って何だろう!?」と慌てふためくことはなくなります。
また、あなたは、国内のどこかに旅行へ行った際に、現地の人と同じ方言や訛りを学んだり、使ったりすることで、得意な気になったことはありませんか?
それは、英語でも同じはず。「トイレ」というちっぽけな言葉でも、国によって単語を使い分けてみましょう。そうすると、自分も異なる文化を持つ人たちと同じ目線に立てた気がして、嬉しい気分が味わえるはずです。
最後に、「トイレに行きたい」というシンプルな主張でも、相手やシチュエーションに合った言い換えをして、自然な英会話を楽しんでください。それだけで、英語がデキる人だと一目置かれること間違いなしです!