≪バイリンガルMeg流≫脱・沈黙!途切れずに英語で会話を続ける方法
みなさん、こんにちは!英トピライターのMegです!
「英会話スクールでの沈黙が怖い…」
「どうしても英語での会話が続かない…」
そんな悩みを持っている人はいませんか?こういうシチュエーションはもどかしいですし、何より気まずいですよね。
しかし、実はある程度コツを知れば、沈黙を作らずに英語で会話を続けることは簡単なんです!今回は「途切れずに英会話を続ける方法」をご紹介します!
これで沈黙はなし!英語での会話を楽にする方法
質問をして相手に喋らせる!
英語での会話は自分の言いたい内容が思うように伝えられず、「えー…」、「あー…」、「…。」の繰り返しになりがち。教科書などで学んでいるのに、実践で英語が出てこないのはよくある話です。
それもそのはず、実際の会話では台本がありません。現実世界ではその場で聞かれたことに関して、瞬間的に自分で反応しなくてはいけないのです。そのため英語での表現方法が思いつかず、結果的に黙り込んでしまうのもよく分かります。
じゃあどうすればいいのか?簡単です、質問に答えなきゃいいのです。自分が「質問をする側」にまわりましょう!とにかくこちらから話題を投げて、ひたすら聞き手に徹するのです。そうすれば会話中、あなたはただ相づちをうったり、リアクションをしているだけでOKになります!
もし自分が質問に答える側であったら、数えきれないほどの英語表現を覚えなくてはいけないかもしれません。しかし定番の相づちはある程度パターンが限られているものです。
つまり英語に自信がない人ほど、聞き手にまわる練習をしたほうが効率がいいということ!
無難な質問を前もっていくつか準備!
これは英語で会話をするシチュエーションによって対策が少々異なりますが、前もってある程度の無難な質問リストを考えておくととっても会話が楽になります!
例えば明らかに日本語がネイティブでない外国人がいたら、基本的になんらかのきっかけや理由があって日本にいるということになりますよね。ということで当たり障りのない質問として、“What bring you to Japan?”(どうして日本に来たの?)といった内容を聞けるわけです。
こういった話は日本に来ている外国人ほぼ全員に使えるような便利な質問。これを聞けば、向こう側がストーリーを語ってくれるでしょう。あなたが「英語で何て答えよう…」と悩む必要は無いのです。
ということで上で紹介した質問のように、自分がいつでも簡単に聞けるようなネタリストを用意しておくといいでしょう。こういった鉄板クエスチョンを前もって英語でどう言うかさえ分かっていれば、実際の会話でも焦ることなく言えてしまうのです。
英語での会話に緊張しがちな人は聞く内容を軽く事前準備しておけば、余裕を持って会話することができますよ!
質問の答えにさらに質問をする!
ただ質問をすればいいものではありません。何考えていなければ、1個質問をして満足してしまい、結局恐怖の沈黙が訪れるのです。そしてもし質問集を用意していても、計画性が無ければただの味気ない一問一答のやり取りで終わります。
大切なのは質問に対して返ってきた答えに対して、さらに質問をかぶせること!「質問→答え」から「その答えに関する質問→答え」という流れを作るのです。後はこのパターンを繰り返すだけ!
つまり具体的に言うとこういう流れになります。
A: So, where are you from?
(それで、あなたってどこ出身なの?)
B: I’m from Spain.
(スペイン出身だよ。)
A: Really? Where in Spain are you from?
(本当に?スペインのどこ出身なの?)
B: Barcelona.
(バルセロナさ。)
A: Wow, I’ve always wanted to visit there! What is it really like over there?
(わお、私ずっとそこ行ってみたかったの!実際はどういうところなの?)
例文では出身地を聞いた後、さらに掘り下げて「スペインの中のどこ?」という質問をしています。そしてバルセロナ出身という詳細を知った後は、「で、そこってどういう場所?」とまた質問をしているのです。
こういう会話の流れを作ってしまえば、あとは聞き手に回るだけ!とにかく少しずつ前の答えに対する内容を関連させて、話を広げていくのです。
日本語での会話でもそうですよね。「あれ?結局なんでこの話してるんだっけ?」と最後は全く関係のない話題になっていることもよくあります。理由は簡単、どの会話もちょっとずつ前の話題から派生して、次の話題に移っているから。
少しずつ内容を絡めながら次の質問をすれば、相手からより多くのトピックを引き出すこととなり、最終的に非常に自然な英会話に発展するのです、
つまり会話を続けられる人は「相手に喋らせる聞き上手」であり、「相手から情報を引き出せる聞き出し上手」というわけ!
コツを掴もう!会話を長続きさせるポイント
いつもより2割増しくらいの感情表現を!
聞き手にまわるために、相手に質問をする側に徹するというのは分かりましたよね。ただなんの抑揚もなく、機械のように質問をするのはNG。本心で聞いているように思えません。
日本語で話す時より、若干大袈裟に感情表現をいれてみましょう!舞台役者のように言葉にしっかり強弱をつけて、トーンを調節するのです。
嘘っぽくやる必要はありませんが「もう少し明るさを出してみよう」と意識するかしないかで、言葉の発声方法は激変するもの。質問をする時は、しっかりと感情を込めて行いましょう。そうすれば「この人私の話に興味を持ってくれている」と思ってもらえるはず!
世の中で何が起こっているか把握しよう!
無難な質問の一つとして、話し手にも聞き手にも直接関係しない話題を盛り込むというやり方があります。たとえば時事問題や世の中でバズっている流行りものなど。
そして会話の中で、このような切り出し方をしてみましょう。
“Hey, did you watch this video? It’s hilarious.”(ねぇ、この動画見た?すごく笑えるよ。)
今はスマホがあるので、どんな話題もその場で調べることができますよね。話題に困ったらこういったトピックをチョイスして、相手の気を引くのもアリです。
そのためには常日頃、世の中で何が話題になっているかに敏感になる必要があります。最新の情報を把握しておきましょう!
ただし政治や宗教がらみの話題は避けてください。話す相手によっては、非常に繊細なトピックとなってしまいます!
話が盛り上がってきたら、深い話をしてみる!
確かに会話を始める上では、無難な質問が大切になります。しかしずっと当たり障りのない話をしていると、いつか話題は尽きるものです。
「相手と話が合いそうだな」
「この話題に関して個人的にこんなエピソードがあるな」
そう思ったら、もっと掘り下げた話をしてみるといいでしょう!表面的な浅い話より、「実はね…」から始まるような深い話をしてくれたほうがずっと面白いはず。相手も「自分に打ち解けてくれたんだ」と認識し、その後の関係を築きやすくなります。
深い話をするのを怖がらず、個人的な経験や意見などを話題にしてみるといいでしょう!
ただし話し始めから深い話を持ってくるのはオススメできません。コース料理と一緒で、最初はアペタイザーとなる無難な質問から入るのがベターです。相手の様子を見ながら、メインは後半に残しておいて!
とにかくリラックス!
英語での会話で思うように喋れないのは、言語スキルだけが原因ではありません。大抵の場合、精神的なものがかなり影響していると言えるでしょう。
「うまく話せるかな…」
「この言い方で伝わるのかな…」
「間違えて話すのが恥ずかしい…」
そういった余計な感情が自分にプレッシャーをかけ、本来は発揮できる力も出せないまま「沈黙」に終わってしまうのかもしれません。
なので大切なのは、とにかく肩の力を抜いてリラックスすること!たかが英会話です。ちょっと間違えたからといって、何も失うものはありません。むしろ「これって何て言うんだろう?」という経験が、さらなる知識を得る機会を与えてくれるのです。
ただ好きで緊張しているわけではないので、「緊張するな!」と言われて簡単直せるものではないのは当然。しかし「リラックスしよう」と意識するかしないかでは、結果に大きな差があります!
まずは緊張しないで、英語で言葉を発してみましょう。あなたの「話したい!」という気持ちが、会話を続ける上で一番大切なのです!
ボディーランゲージを意識!
会話は英語という言語だけでするものではありません。身体をどう使うかも大切なんです。
「この人、ちゃんと話を聞いてくれているな」という印象があれば、人はもっと会話を続けようとしてくれます。相手が明らかに興味がなさそうだったり、物凄く不安そう/イライラしてそうであれば、非常に居心地が悪くなって会話を終了したくなるのも当然。
ボディーランゲージにも気をつけながら、人と会話をしてみましょう!
・腕を組まない
⇒構え方が怒っているように見えます
・ちょうどいいアイコンタクトをキープ
⇒じーっと見つめ続けるのでなく、適度に目を合わせましょう
目が合いすぎる/合わなすぎるのも怖いものです
・たまに前かがみになる
⇒前にのめり込むような姿勢は「興味があるよ」のサイン
会話の途中にタイミングよく入れてみましょう
・適度にうなずく
⇒声を出さなくとも、うなずいていれば「聞いているよ」と合図になります
激しくやる&やりすぎには気をつけましょう
・身体全体を相手のほうに向ける
⇒向いている方向を話し手に合わせることで、「集中しているよ」を態度で示せます
細かそうに見えて、実はとっても重要な要素なんですよ!
気をつけて!会話を途切れさせるNGパターン
「頑張っているつもりなのに、どうしても会話が長続きしない…」
そんな悩みを抱えている人は、もしかしたらこんなNG行動をしてしまっているかも!?
これから紹介する失敗パターンに注意をして、実際の英会話に生かしていきましょう!
Yes/No クエスチョンを聞いてしまう…
「はい」か「いいえ」で答えることができる質問はNG!そこで会話がすぐ終わってしまいます。
例えば“I heard that you studied abroad in Korea, is that right?”(あなたって韓国に留学したって聞いたけど、合ってる?)といった質問。コレに対しては“Yes”、もしくは“No”で答えることができてしまいますよね。コミュニケーションスキルがある人でなければ、この後会話を膨らますことは難しいです。
なるべくこういったYes / No クエスチョンはやめて、話が長くなりやすいものを聞きましょう。基本的に「5W1H」から始まるものは、回答も長くなりやすいのでオススメ!特に”why”と”how”は鉄板です。
What(何)
Why (なんで)
When(いつ)
Where(どこ)
Which(どれ)
How(どうやって)
相手からの質問に、一言だけで答えてしまう…
聞き手にまわるとはいえ、相手が全くあなたに質問をしないなんてことはありませんよね。たまには向こうから話をふってくるかもしれません。
そんな時に“Yes”(はい)や“Maybe”(多分ね)などの一言だけで済ましてしまうと…。会話は一気にそこで終わってしまいます。1つの単語で返すのは絶対にNG!
難しい返答をする必要はありません。ただ必ず新たな情報をいれてあげるのです。
A: Do you like tennis?
(テニスは好き?)
B: Yes, I like it a lot! I play tennis every weekend.
(はい、とっても!毎週末プレーします。)
例えばこの例文だと、”Yes”の後にどれくらい好きかを言っています。加えてテニスをする頻度まで教えていますよね。こういった新しい情報を加えることで、相手が反応できる要素が多くなり、会話が続きやすいのです。
怖くて聞き返せず、だんまり…
人間ですから、相手の言っていることを聞き取れない時もあります。ましてやネイティブ同士で会話をしていても、もう一回聞かなきゃいけないシチュエーションだってよくあります。
とにかく分からなかったり意味が理解できなかったら、怖がらずに聞き返しましょう!聞き直すのは悪いことではありません。むしろ黙ってしまうほうが重罪でしょう。
友達間だったらカジュアルに…
“What’s that again?”(今の何だった?)
“What did you just say?”(今何て言った?)
あまり親しくなければ丁寧に…
Excuse me, could you say that again?(すみません、もう一回言って頂けますか?)
I’m sorry, I didn’t quite catch what you just said.(ごめんなさい、今言ってくれたことが聞き取れませんでした。)
こういったフレーズを使えばOK!ただでさえ英語を学んでいる身なのですから、聞き返すことは当たり前ですよ!
おわりに
どうでしたか?
普段ここまで深く会話を長続きさせる方法なんて考えたことがなかったかもしれません。出来る人は自然にこういったポイントを実践するものですが、そうでない人はしっかりと意識をするしかないのです。
知っているか知らないかで、結果に大きな変化をもたらします。楽しい会話が続けられれば、英会話の学習意欲も上がりますよね。あなたの持っている英語力をさらに高めるために、まずは今回ご紹介したコツを実践してみてください!