≪バイリンガルMeg流≫英単語の覚え方!コツを掴んで1日10単語!
みなさん、こんにちは!英トピライターのMegです!
日常生活や学校の勉強を通して、今まで数えきれないほど目にしてきたはずの英単語。しかし「どうしても覚え方のコツが分からない」と悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか?
記憶したつもりでも、いざ使おうとした時に出てこない…
どこかで見たことある英単語なのに意味が分からない…
せっかく覚えたのにすぐ忘れてしまっては、実践で役に立ちませんよね。今回はMeg流の「英単語の覚え方」をご紹介しますので、コツを掴んで実践みてください!
セットで覚える!
まず私が言いたいのが「英単語を1語ずつの意味を暗記しようとしても、長期的に記憶されない」ということ。
単語帳などを作って言葉を単体で暗記する覚え方は、一見無駄がなくて効果的に思えますよね。でもテストなどが終わってしまうと、途端に意味を忘れてしまいます。
例えば”adverse”という英単語を見てみましょう。これには色々意味があり「反対する」、「不都合な」、「逆の」といった訳があります。
しかしこの情報だけをもらって、明日きちんと記憶できているでしょうか?そもそもこの英単語を使って文を作れるでしょうか?なかなか厳しいはずです。
つまり英単語の意味だけをその場で記憶する覚え方では、ほぼ意味がないのです。
文章として覚える
大切なコツはどんな新しい英単語も「文章と一緒に暗記する」という覚え方です。
このコツで重要なのが、文章をなるべく短くてシンプルにすること。長いとやる気がなくなってしまうのと、注目したい英単語に焦点を当てにくくなってしまいます。
そしてきちんとネットで検索をかけて、英単語がどのように使われているか文を見てください。自分で文を作ることも大切ですが、まずはネイティブの使用方法を確認しましょう。
さて先ほどの”adverse”。コツを踏まえた上で文章を見てみると、こんな例が挙げられます。
It can have an adverse effect on your health.
(それは君の健康に逆効果を与える可能性がある。)
「悪影響」、「副作用」といった訳にもなる文章を作って初めて、”adverse”が「反対の」、「逆の」というネガティブな使い方をすることを理解できます。
文章の中に使われている英単語を見ると、意味の印象が強くなりますよね!
イメージと組み合わせる
先ほどの例文を見たら分かる通り、”adverse”は「反対」とか「ネガティブ」といった印象がありました。
英単語の覚え方はそういうざっくりしたイメージから入ってもいいんです。むしろ記憶させる上でかなり効果的な覚え方だと思います。
英単語を見た時に、まず印象がポジティブかネガティブかどうかを考えます。
どちらかのイメージが掴めれば、それだけで意味を推測する手助けになるのです。言葉の意味がハッキリ分からなくても、文章問題では大きなヒントになったりもします。
私はこの覚え方でTOEFLやSATのテストを乗り切っていったといっても過言ではありません。「どんな印象か」だけ分かるだけでも、単語系の選択問題や言い換え、文章の読解系などに十分対応できました。
ということで英単語を暗記する際は、その言葉のイメージを強く考える覚え方を実践しましょう!
妄想力でエピソードを作る
人は関連したエピソードを絡めることで、より深く一定のものを記憶できるような気がします。
私が学生時代、「悪ふざけ」や「いたずら」という意味の”shenanigan”という英単語を初めて聞いた時の話です。この時「『しぇねにがん』って面白い音だな!」と個人的にハマっていました。
私的にはハリー・ポッターの呪文とかに出てきそうだなという音だったので、頭の中で勝手に魔法の杖を使って『しぇねにがん!』と言っている様子を思い浮かべていました。(今考えるとひどい妄想です。)
映画を見ていても分かる通り、魔法を使っていたずらを仕掛けることもよくありますよね?そういう描写も一緒に加わったものですから、”shenanigan”は「悪ふざけ」や「いたずら」と記憶できました。
一見くだらないエピソードですが、こういうストーリーが加わることで、英単語は驚く程長く記憶されます。だったらもう無理矢理でもエピソードを作ってしまえばいいのです。
英単語の意味を知ったら、まず妄想をしてみましょう。その妄想力がエピソード記憶に繋がる覚え方なのです。
言葉の印象を考える!
「言葉のイメージを強く考えよう!」と言ってきましたが、そんなざっくりとしたアドバイスだけでなく、もっと具体的なコツが実はあります。
初めて見た英単語は「あんた誰?」という気持ちになりがちですが、もしかしたら既に知ってる単語の親戚かもしれません。気づいていないだけで、英単語のスペルにはヒントが隠されている可能性があります。
そのヒントは「接頭辞」と「接尾辞」の知識をつければ解読ができます。
接頭辞に注目する
接頭辞は英語で”prefix”と呼ばれています。
早速ですが、その”prefix”という単語を見てみましょう。知らない英語だったかもしれませんが、“pre”がどんな意味を持っているかを理解していれば、言葉のイメージが湧いてくるはずです。
「プレオープン」や「プレセール」なんていう言葉をご存知でしょうか。
正式に営業をスタートさせる前に、テスト的に一部関係者を招待して営業する「プレオープン」。バーゲン時期の前に、株主などの関係者を招待して値引き販売を行う「プレセール」。
この2つにパターンがあることにお気づき頂けましたか?この「プレ」はまさに”pre”のことで「前の」、「以前の」といった意味を持つ接頭辞です。英語だと”before”といった意味で覚えられています。
つまり“prefix”が分からなくても、「何かの前にあるものだ」と理解できるわけです。これだけでも十分な情報だと思いませんか?
接尾辞に注目する
今度は反対に英単語の終わりにくる接尾辞(suffix)を見てみましょう。
例えば”idolize”という英単語を見たとします。もし意味が分からなくとも、終わりの”ize”に注目すれば、大切な情報が得られるのです。
“ize”は「○○にする」、「○○化する」という接尾辞です。つまり何かを変化させてしまう動詞を意味するわけです。
“idol”が崇拝の対象である「アイドル」や「神像」であると分かっていたら、”ize”と組み合わせて、動詞の対象をそういった存在にしてしまうという行為を想像できるわけです。
現に「偶像化する」、「崇拝する」という意味ですから、イメージは間違っていません。
接尾辞は英単語のイメージを作ってくれるだけでなく、名詞・形容詞・動詞なのかなどの性質を判断する助けにもなるんです!
接頭辞と接尾辞を勉強するには…
接頭辞も接尾辞もその数は多く存在します。これらも英単語を暗記するのと一緒で、それを単体のみ暗記する覚え方ではあまり記憶に残りません。
大切なのは単語を覚える時に、一緒に接頭辞と接尾辞に注目をしてあげること。そうすれば少しずつ接頭辞と接尾辞の役割や意味を脳に印象づけることができます。
興味のある方はPrefixSuffix.comという素晴らしいサイトがあるので、ここで知識を蓄えてもいいかもしれません。接頭辞と接尾辞のチャートはここから見ることができます!
実践する時のコツ
覚えたい単語の文章帳を作る
学生がよく使うような英単語とその意味だけがシンプルに書かれた単語帳やフラッシュカードを作るのはやめましょう。何度も言いますが、単語だけに注目する覚え方では記憶は長く続きません。
もしそういったものを作るなら、必ず文章帳を作るように心がけてください!あくまでも文章が必要です。
例えば1つの英単語に対して、こういった情報を書き込みましょう!
【単語(性質)<発音記号・発音>】
adverse(形)<ædvə́ːrs アドバース>
【単語の意味】
1. 反対する、敵意を持つ
2. 不利な、不都合な
3. 逆の、反対の
【単語を使った例文と訳】
It can have an adverse effect on your health.
(それは君の健康に逆効果を与える可能性がある。)
1日に覚える単語目標数を明確にする
まずは1日10単語からトライしてみましょう。明確な数字目標があるほうが、目指すべき方向が分かりやすく続けやすいです。出来る人は20でも30でも数字を上げてみましょう!
文章帳を作りたい人は、書く面積が十分にある大きめのフラッシュカードで始めてください。マメな人はコツコツと記録していった軌跡を見るだけでも、達成感に繋がるのでオススメです。
しかし作らないで覚えることも可能です。分からない単語に注目し、文章をネットで検索して意味をしっかりと消化していくのです。
大切なのは単語を文章の中に使って覚える習慣をつけること!その覚え方の実践方法は人それぞれで構いません。
好きな分野から始める
単語と文章をセットに考えて覚える習慣をつけることが大切です。この覚え方を習慣づけるには、ある程度時間がかかります。
そのため興味がある好きな分野に注目して、単語を暗記していくことをオススメします。とっかかりやすいですし、予備知識もあるため分かりやすいはずです。
私は昔からリアリティーショーが好きだったので、お気に入りの番組を見ながら単語を覚えようとしました。個人的に”America’s Next Top Model”などのコンテスト系や”Keeping Up with the Kardashians”などの家族を取り巻く生活系などが好きで、飽きる程見ていた記憶が…。
おかげでファッション用語や女性の褒め方、スラングといった単語を中心に暗記することができました。
とにかく興味のあるものからスタートして、単語暗記の対象にするといいでしょう!継続できることが大切です。
ちなみに…
ちなみに私はフラッシュカードは苦手です。理由は自分の字が汚いからです…笑
そのため学生時代はパソコンのメモ帳機能やEvernoteなどのを使った覚え方を実践していました。
今はこういった記録はつけていませんが、気になる単語があればすぐに色々な文章を見るようにしています。むしろ知らない単語をほっておく方が気持ち悪い感じする程です。
また文章を調べる際、Twitter上で検索をかけてみるのもオススメ!
実際にネイティブの人がどのような単語の使い方をしているのかが最新の情報で分かりますし、ツイートはそもそも軽いものですから日常会話レベルでどう用いられているかを知ることが出来ますよ。
そして覚え方のコツは、必ず発音も一緒に練習すること!音を認識できていないと記憶に残りません。耳と目の両方を使って取り組むのが大切です!
おわりに
手間のかかる覚え方に感じるかもしれませんが、コツを掴めば大したことありません。むしろ続けていれば自然に自分から文章を調べる習慣がつくはずです!
単語を忘れてその都度調べ直すより、一度で理解をしっかり深めた覚え方のほうが効率がいいと思ってください。その場しのぎの知識より、ずっと記憶に残るコツを意識していきましょう!