≪バイリンガルMeg流≫簡単!自分の意見を英語で言う効果的な表現方法!
みなさん、こんにちは!英トピライターのMegです!
英トピで記事を執筆する傍ら、英会話講師としても活動をしている私。今までたくさんの生徒様とお話をしてきましたが、多くの方に共通して言えることがあるのです!
それは「なかなか英語で自分の意見を言えない」ということ。
“What do you think about this?”(これについてどう思う?)や“What’s your opinion on this?”(これについてのあなたの意見は?)と聞くと、決まってみなさん困った顔をされます。「えー、なんだろう、特に何も…」と思わず日本語でつぶやく方も。
確かに慣れていないと、英語で意見を求められてとっさに反応ってできないものですよね。ただ表現方法に関してある程度の形式やパターンをおさえていれば、結構簡単に意見として返せるものなんですよ!
今回は私がオススメする「英語で自分の意見を伝える効果的な表現方法とポイント」についてお話します!
記事の目次
【①考えを述べる】「自分は○○だと思う」等
自分の考えを伝える時は「私は○○だと思う」という形を使えばOK!その伝え方には様々な方法があり、それぞれニュアンスに違いがあるんです。
I think it is true.
それは本当だと思います。
「○○だと思う」と言う時の定番ですね。自分の考えや意見を伝える時にピッタリです。
<考える>I think + 主語 + 動詞.
このように”I think”以下に完全な文章をいれることで、どんな意見も言えることができます!
I believe it is true.
それは本当だと思います。
“believe”は「信じる」という意味の英語。ある意味自分の信条として意見を語る時に使える表現ですね。
<信じている>I believe + 主語 + 動詞.
強くそう思っている時は”strongly”と合わせてもいいでしょう!
I strongly believe we should stop it.(私たちがそれをやめるべきだと強く思います。)
I guess it is true.
それは本当だと思います。
“guess”は「思う」という訳になるものの、厳密には「推測する」という意味になります。つまり事実を全て把握せずに「そうだろうな」と想像する時に使える英語なのです。
<推測する>I guess + 主語 + 動詞.
時によってはカジュアルに意見を述べる時に使われることも!”I think”ばかりを多用している人は、シチュエーションに合わせて”I guess”を使ってみてもいいですね。
I suppose it is true.
それは本当だと思います。
“suppose”は「推定する」を意味する英語なので、確信をしていない時に使われる表現となります。
<推定する>I suppose + 主語 + 動詞.
断言を避けたい時に便利ですね!
【②否定的な考えを述べる】「自分は○○だと思わない」等
「私は○○だと思う」という肯定文があれば、逆の「私は○○だと思わない」という否定文もありますよね。自分がそうは思っていないことを伝えることで、意見を相手に言うことができます!
I don’t think it is right.
それが正しいとは思いません。
「○○だと思わない」と言いたい時は、”think”(考える)の動詞を否定しましょう。そして”think”以下の完全な文章は肯定文のままにしておきます。
I don’t think + 肯定文.
考えとして何かを否定する時は、この「I don’t think + 肯定文」が一般的ですので、覚えておきましょう!
I think it’s not right.
それは正しくないと思います。
否定的な考えをする時は、「○○じゃないと思う」という言い方をすることもできますよね。この場合”think”以下の文章が否定文となります。
I think + 否定文.
もちろん「I think + 否定文」は文法的に間違っていませんが、英語の日常会話としては「I don’t think + 肯定文」の形がややメジャーになります。
【③前置き表現を使う】「自分の意見としては○○です」等
自分の意見を伝える時に是非覚えておきたいのが、便利な前置き表現の存在です。これらを文章の前に使えば、簡単に考えていることを伝えることができてしまいますよ!
In my opinion, ○○.
私の意見では、○○です。
“opinion”は「意見」を表す英語。この単語を使う便利な前置きが”In my opinion”となります。
In my opinion, girls who smoke are unattractive.
(私の意見では、タバコを吸う女の子は魅力的じゃない。)
“My opinion is that”という始まりでもいいですね!
My opinion is that we all should stop smoking.(私の意見としては私たちみんながタバコをやめるべきです。)
In my experience, ○○.
私の経験上、○○です。
自分で経験した話をもとに意見を展開する時は、この英語表現を使ってみましょう!
In my experience, men with big feet have small hands.
(私の経験上、足の大きな男性は手が小さいです。)
あくまの自分の体験がソースなので、無責任に色々発言することもできますよね。
From what I’ve learned, ○○.
私の得た知識では、○○です。
今まで習ってきた知識や情報をベースにして物事を語る時は、この前置き表現がピッタリ!
From what I’ve learned, moisturizing your skin is essential to stay young.
(私の得た知識では、肌を保湿するのは若さを保つために不可欠です。)
Personally, I think ○○.
個人的に、私は○○だと思います。
他の人がどう考えているかは置いておいて、自分自身はどう思っているかを伝えたい時は、この英語表現を使ってください!「自分は」を強調することができますよ。
Personally, I think this is going to be the most special party ever.
(個人的に私はこのパーティーは今まで一番特別なものになると思います。)
語順を変えてもOK!
I personally think this is going to be the most special party ever.(私は個人的にこのパーティーは今まで一番特別なものになると思います。
【④同意する】「そう思います」等
相手の意見に賛同することで、自分自身がどう思っているかを伝えることもできますよね。誰かの考えに同意したい時に使える英語表現をご紹介します!
「賛成する」というフレーズをもっと詳しく見たい時はコチラの記事もご覧ください!
知っていると便利!「賛成する」を伝える英語フレーズ10選!
You’re absolutely right on that.
それに関しては間違いなく正しいですね。
“You’re right.”は「あなたは正しいです」という形で、相手に同意を示す時に使われます。そこに強調の”absolutely”(絶対に)を足すことで、強く賛同することができるのですね。
また最後に”on that”をつけると、「あなた自身の見解は全て正しいのではなく、そこの1点に関しては正しい」という感覚で使うことができるので、1つの意見だけに賛成したい時に便利ですよ!
I totally agree with what you just said.
今言ったことに関して、完全に同意です。
“I agree with ○○.”で「○○に同意します」という意味になります。そこに強調の”totally”(完全に)を加えて、物凄く賛同していることを伝えているフレーズです。
相手がもっともらしいことを言ってくれた直後に使いましょう!
賛同する対象を直接”you”にしてしまってもOK!
I totally agree with you.(完全に同意します。)
That sounds good to me.
私には良いように思えます。
相手が何かアイデアを提案してきたら、この英語表現で返してあげましょう。”to me”をつけることで、「自分はこう思う」という意見を伝えることになります!
こんな表現も!
That’s a good idea.(それはいいアイデアですね。)
I feel the same way.
私も同じように思う。
相手の意見に対して同調したい時にピッタリなのがこの英語フレーズ。同じように感じることがあれば、”the same way”(同じように)を使ってみてください!
【⑤反対する】「そうは思いません」等
相手の意見に同意できない時は、黙っていないで自分の考えを伝えましょう!全面に反対して言い争う姿勢を出すのではなく、あくまでも意見として同意ができない部分がある時に使える英語表現をご紹介します。
I don’t agree with that part.
その部分には同意できません。
相手の意見全てを否定するのではなく、あくまでも一部分だけ否定して自分の考えを主張したい時は、この英語表現を使ってみましょう!非常に安全で使いやすいフレーズです。
“I don’t agree with that part.”と否定した後、”Personally, I think ○○.”という形で、自分の見解を述べてみましょう!
I have a different opinion on that.
それに関して私は違った意見を持っています。
真っ向から相手を否定して「違う!」と決めつけるのではなく、「私は別の意見を持っている」と伝えるのは、非常に大人な対応ですよね。
冷静に相手と議論をしたい時に使いたい英語表現です!
I see it a little differently.
私は少し違った見方をしています。
ある物事に対して、相手とは少し違う見解を持っていた場合は、この英語フレーズがオススメ。”see”(見る)という動詞を使って、その対象をどのように理解しているかを表現できますよ!
意見を言えるようになるためのポイント!
意見を述べる時に使える便利なフレーズを覚えたら、次は早速実践です!ここでは自分の考えを伝える前に、私が大切だと思っているポイントをご紹介します。
これらをしっかりと認識した上で、自分の意見を言うようにしましょう!
「当たり前」と思っていることでも言う
自分の中では常識となっている考え方が、他の人の中でも常識であるとは限りません。特に育った国が違えば、何を当たり前とするかの価値観は相当変わってくるはず。
「こんなことわざわざ言うまででもないか」と思わず、どんなことでもいいので自分の考えを伝えてみましょう!英語圏では空気を読んだり、察したりする必要はないのです。
あなたが当たり前だと思っていることの中に、意外にも素晴らしい考えが眠っていることもあります。「分かり切っている」、「あえて言う必要がない」、「常識だ」という思考は捨て、思っていることをしっかりと言葉にしてみましょう!
積極的な態度を見せる
日本人の考えでは、意見を言うと「生意気だ」、「失礼だ」と思われる気がしますよね。しかし英語圏の人からすると、自分の意見が全くなく、ただ座って待っているだけの人間に魅力を見いだせません。
大切なのは自分の考えを伝えることで「聞いていますよ」、「関心がありますよ」という姿勢をアピールすること。何か言いたいことがあるということは、その事柄にしっかり向き合っているという意味にもなります。
そのため会議などで「何か言いたいことある?」と聞かれたら、黙っているより発言をした方がベター。より真剣に仕事をしている印象が出てきますよ!
とにかく意見を求められたら、どんな内容でもいいので積極的な姿勢を見せるために発言をしましょう!
焦らずコツコツと意見を伝える練習をする
「もともと自分の考えを伝えるのは苦手な性格なんだよね…」と諦めないでください!意見を言うことに関して、性格はあまり関係がないと私は思っています。
日本の教育では、授業中に自分の考えをみんなの前で言うという機会はほとんどありませんよね。先生が教壇に立ち、一方的に教えてもらうスタイルが主流です。それに討論をするシチュエーションも滅多にないのではないでしょうか。
しかし英語圏では小さい頃から学校で意見を言うように教育されます。授業中も生徒が発言する場面が多いですし、ディベート形式の授業も年中行われています。
私自身アメリカの高校にいた時は、嫌でも意見を言わなければいけない状態でした。授業中に何回発言したかが評価対象の一部でしたし、文系・理系科目問わずディベート形式で授業を進める日がたくさんありました。
もともと緊張しやすい性格なのですが、何回も人前で発言をしていると不思議と抵抗なく意見が言えるようになったんです。要は意見を言うことに慣れているかどうか、練習をしているかどうかが重要なポイントとなります。
私たち日本人は小さい頃そういった練習をしてこなかっただけなので、大人になった今それを意識して訓練すればいいのです。ある程度回数を積めば、必ず誰でも考えを言えるようになりますよ!
おわりに
さて今回は英語で自分の考えを伝えるための表現方法とポイントをご紹介しました!
自分の考えを持ち、それを整理してきちんと言える人を「立派な大人」として見ているので、それができていないだけで「仕事ができない人」、「無責任な人」という悲しいレッテルを貼られてしまうかも!
英語圏において発言をすることは、私たち日本人が思っている以上に大切なことなんですね。「自分は性格的にそんなことはできない」と思わずに、大人だったら当たり前にできなければいけないこととして意見を言えるようにしましょう!