≪英語講師AMO流≫英語の文法力アップ!効果的な勉強法!
「英語の文法ってなんかややこしい」、「文法用語がわかりずらい」などなど、英語の文法に関して苦手意識を持っている方というのは多いと思います。
ですが、苦手意識を持ちつつも「英語の文法力を上げたい!」と思っている方も中にはいるでしょう。日本語と全く違うルールを持っているので難しさを感じるかもしれませんが、ちょっと勉強法を工夫することで文法力を上げることは可能です。
今回はライターAMOなりの文法力をアップさせるためのおススメの方法を紹介します!
【方法①】パターンを見つける
個人的な意見ですが、日本語よりも英語の文法の方分かりやすくて簡単だと思います。というのも英語はパターンが決まっていているからです。
パターンをある程度理解してしまえば、文法は怖くありません。一見複雑に見えるものも基本のパターンが組み合わさってできているのです。
パターンを見つけていくことは、文法力を上げるために役立つ勉強法の1つ。ここではその基本的なパターンをいくつか紹介します!
「主語」、「動詞」を最初に置く
これは多くの方がご存知のことかと思いますが、英語は「主語」、「動詞」が最初に来ます。結論が先なんです。
日本語と比べてみましょう。例えば「昨日、動物園に家族と行った。」という内容。
【日本語の場合】
①昨日、動物園に家族と行ったんだ。
②昨日ね、家族と動物園に行ったんだ。
③私さ、昨日家族と動物園に行ったの。
④家族と動物園に行ったの。あ、昨日なんだけど。
まだまだ出来そうですけど、キリがないのでこれくらいにしておきますね。こんな感じで、語尾が違っていたり単語の順番が違っていたりしても通じますよね。おまけに「主語」がない。
きちんとした性格と言われる日本人ですが、言葉は結構大ざっぱというか自由が利きます。
【英語の場合】
①I went to the zoo with my family yesterday.
②Yesterday, I went to the zoo with my family.
“yesterday”を最後にするか最初にするかだけで、あとは順番を変えたり、省略したりってことはできません。そんなことしたら意味がわかりずらい、あるいは伝わらない内容になってしまいます。
そして見てもらうと分かる通り、「主語」である”I”と「動詞」である”went”が最初で、「私は行った」ということを先に伝えてます。
日本語の場合は、最後まで聞かないと「何をしたのか」ということがわかりません。
とにかく、最初に「誰が・何が」、「どうした・どうする」を言う。これが英語のパターンなんです。
「動詞」の対象になるものから加えていく
上の項目で説明した通り、最初に「主語」と「動詞」を置きます。そしてそのあとにどんどん他の情報を追加していきます。そのときのパターンとして「動詞」の対象になるものから、付け足していくのです。
例えば先ほどの例文であれば、「行った」という意味の”went”が「動詞」ですから、その「対象」となる「行き先」である”the zoo”が次に入ります。さらにこの場合は、前置詞の”to”が必要になるので、それも合わせて”to the zoo”となります。
このように「動詞」が「誰」あるいは「何」に向けてのものなのか表す単語から追加していくというのも、1つの英語のパターンになります。
「名詞」がどういうものかハッキリさせる
先ほど出した日本語の例の1つを見てみましょう。
昨日、動物園に家族と行ったんだ。
この中の「家族」と言う名詞に注目です。特に「誰の家族なのか」ということは言ってませんよね。言わなくてもわかるからです。
では、英語の場合はどうでしょうか?
I went to the zoo with my family yesterday.
「家族」を表す英語”family”の前に”my”をつけて「私の」と言っています。日本語の感覚だと、「いちいち言わなくてもわかるでしょ」と思ってしまうのですが、英語ではしっかりと”my”をつけなくてはいけません。
このように「名詞」には、それがどういうものかを表す言葉をつける必要があるんです。どんなものがあるので見てみましょう。
①「誰のもなのか」
これは上の例の”my”のように「誰のものか」ということをハッキリさせるパターンです。”your”(あなたの)、”his”(彼の)、”Ken’s”(ケンの)などの言葉を使います。
This is her bag.
(これは彼女のバッグだよ。)
②「何個なのか」
名詞の前に数をつける場合です。“one”以外の数字の場合をつける場合は名詞を複数形にすることをお忘れなく。
I have two bikes.
(僕は自転車を2台持ってるんだ。)
他に「数ははっきり言えないけど、いくつかある」というニュアンスで”some”や”any”を名詞の前に使うこともできます。
There are some pencils here.
(ここに何本か鉛筆があるよ。)
もし「たくさん」など、数字は明確にしないけど「これくらいの量」ということを言いたい場合は、”many”や”a lot of”をつける場合もありますね。
I saw a lot of people there.
(そこでたくさんの人たちを見た。)
ただし、複数形の場合は、必ずしも「数を表す単語」などをつける必要はありません。複数形にすることによって、「1つじゃない」ということがハッキリするからです。
They’re erasers.
(それらは消しゴムです。)
③「限定できるのか」
これは”the”か”a/an”をつけるパターンですね。話し手も聞き手も「それ!」とハッキリわかる名詞には”the”をつけます。
Can you close the door?
(ドアを閉めてくれる?)
特に限定せず、話し手と聞き手の間でそれが共有できていなければ”a/an”を使います。
He wants to have a dog.
(彼は犬を飼いたがってる。)
ここまで3つのパターンを紹介しましたが、他にも決まったパターンというのが英語の文法にはあります。それらを見つけて、自分なりにまとめてみることで、文法力のアップにもつなげることができるんです。
【方法②】例文を活用する
どんな参考書にも問題集にも、例文というのが書いてありますね。それを「へ~」っと、ただサラッと読むだけではなく、文法力アップのために例文を上手く活用する勉強法を紹介します!
それぞれの形に慣れる
自分でいろんなパターンを見つけたり、参考書などでいくつかの文法の形を学んだら、次はそれを自分の中になじませていきましょう。
例文を繰り返し口に出して言ったり、何度も何度もノートに書いてみたりすることで、その形に慣れてクセになり、気づくと自然なものになってきます。
時間もかかりますし、地道な勉強法ではありますが、「その形じゃないと違和感がある、なんだか気持ち悪い」という感覚になるまで練習することで、英語の文法をしっかりと身につけられるますよ。
言葉を入れ替えてみる
ある程度、知識がついてきて様々な形が身についてきたな、と感じた方への勉強法です。例文の中の言葉を入れ替えて、どんどん自分で応用していきましょう。
「主語」を変えてもいいですし、「時制」を変えてみてもいいですし、自分ができそうなところから始めてみましょう。
「主語」を変えることで、「動詞」を変えなきゃいけない場合もありますから、そういった「動詞」の変化をスムーズに行う練習にもなります。
「時制」を変えるのであれば、「動詞」の形を変化させなくてはいけませんよね。「現在形」から「過去形」にすることで、「過去形」をきちんと覚えているかの確認もできます。
1つの文から、いくつもの文を作ることができ、それだけ自分で表現できる範囲も増えていくので、きっと楽しくなってくるはずです。実際の自分や周りの人の状況などに合わせて、言葉を変え文を作ってみても面白いですよ。
【方法③】英文を読む
英文を読むことで、自分が学んだ文法の形がどのように使われているのかを学ぶことができます。文法力アップのために、どんどん英文を読む勉強法をご紹介!
海外の人の英語ブログを読む
ブログなのでちょっとくだけていたり、スラングなんかが混ざってることもありますが、ネイティブの方々が使うものなのでリアルで自然な表現を知ることができます。
自分が学んだ文法の形がどんな風に使われているのかを、自然な表現の中で発見できるので、教科書の例文で学ぶよりも何倍も楽しく感じられるはず。
もし余裕があれば、それぞれの文法の形ごとにピックアップしてまとめてみてもいいですね。
ニュースの記事を読む
英語のニュース記事を読んでみるのもおススメです。
ブログのようにくだけた表現はなく、しっかりとした文章なので固く感じるかもしれませんが、こちらも自分が学んだ文法の形がどんな風に使われているのかを知るにはピッタリなものです。
しかも文法だけでなく世の中のことも学べるので一石二鳥!おまけにボキャブラリーを広げるのにも役立つので一石三鳥と言ってもいいかもしれませんね。
たくさんのニュースサイトがありますが、私がおススメするのは以下のサイトです。
【Time For Kids】
http://www.timeforkids.com/
【The Japan Times】
http://www.japantimes.co.jp/
おわりに
今回は英語の文法力をアップさせるための効果的な勉強法を紹介しました!いかがでしたか?
「これは自分に合いそうだな」と感じた勉強法があれば、ぜひ試してみて下さいね。今、苦手意識を持っている方がそれを払しょくするのは、なかなか難しいことかもしれません。
ですが、少しずつパターンに慣れて、繰り返し練習して自分の中になじませることで、必ず身につけることができます!無理のない範囲で出来る勉強法から、始めてみましょう!