「言いにくいんだけど」を英語で!話しづらい事を切り出す時の表現14選!
誘いを断わらなきゃいけない…。残念な知らせを伝えないといけない…。そんな、ちょっと伝えづらいけど相手に言わなきゃいけない!ってこと案外ありますよね。
日本語では「ちょっと言いにくいんだけど」や「大変申し上げにくいのですが」などの前置き表現をよく使うと思いますが、英語ではどう伝えたらいいのでしょうか?
曖昧な表現が多い日本語と違って、英語では何でもストレートに言えそうな気がするかもしれませんが、言いにくい事はやっぱり、英語でも切り出しづらいものです。
今回は、そんな言いにくい事をやんわりと伝えられる便利な英語表現を紹介します!
残念な知らせを伝える時
まずは、相手をがっかりさせるような言いにくいお知らせを伝えなきゃいけない!という時の英語フレーズの紹介です。
I’m sorry to say, but ○○.
言いにくいんだけど、○○。
“I’m sorry”は、英語で謝る時の基本表現ですね。ここでは「こんな事を言うのは申し訳ないけど」というニュアンスになります。
期待はずれな返事、残念なニュースなどの言いにくい事を伝えなきゃいけない時によく使う定番の英語表現です。
A: I’m sorry to say, but you’re wearing your sweater inside out.
(言いにくいんだけど、君のセーター裏返しだよ。)
B: Oops! Thanks for telling me that.
(しまった!教えてくれてありがとう。)
I hate to say this, but ○○.
言いにくいんだけど、○○
“hate to〜”は「〜したくない」「〜するのが嫌だ」という英語で、このフレーズは「言うのは嫌なんだけど」というニュアンスで使えます。
“I’m sorry to say, but ○○.”と同様に「言いにくいんだけど」と言いたい時に使える定番の英語表現です。
A: Jessy is so cool! I wanna ask him out.
(ジェシーってかっこいいよね!デートに誘いたいなぁ。)
B: I hate to say this, but he’s already seeing someone.
(言いにくいんだけど、彼もう付き合ってる子がいるみたいだよ。)
「〜しなければならない」という意味の英語”have to”を付け加えて、「言いにくい」感じをもっと強調することもできます。
I hate having to say this, but he’s asked me out.(言いにくいんだけど、彼にデートに誘われたの。)
Unfortunately, ○○.
残念ながら、○○。
“unfortunate”は「不幸」という意味の英語です。
言いにくいとはいっても、ただの不運で起きたこと、つまり、誰のせいでもない、自分ではどうしようもない、といったニュアンスで使えます。
A: Do you have this in red?
(この商品って赤はありますか?)
B: Unfortunately, red is sold out.
(残念ながら、赤は売り切れです。)
Regrettably, ○○.
残念ながら、○○。
“regret”は「残念に思う」「気の毒に思う」という意味の英語です。
“unfortunately”と同じようなニュアンスで使いますが、少し堅い表現なので、日常生活よりビジネスの場面の方がしっくりくるでしょう。
A: So I will see you later at the party.
(じゃあ、また後でパーティーの時に会おう。)
B: Regrettably, I can’t join today’s party.
(残念ながら、今日のパーティーには参加できそうにないんです。)
I’m afraid that ○○.
残念だけど、○○。
英語”afraid”には、「残念に思う」「ためらう」という意味があります。
誘いを断ったり、相手をがっかりさせる事を言うときに、「不本意なんだけど」「そうあってはほしくないけど」というニュアンスで使える英語フレーズです。
A: Would you like to join us for BBQ this weekend?
(今週末バーベキューするんだけど、一緒にどうですか?)
B: I’m afraid that I have to say no. I’ve already made plans.
(残念だけど、お断りしなきゃ。もう予定があって。)
I have some bad news.
悪いお知らせがあるんだけど。
こちらは、言いにくい話を切り出す前に「悪いお知らせがある」と言って、相手に心の準備をしてもらうことができる英語表現です。
ちなみに、”news”は常に複数形で使う単語なので注意してください。
A: Do you have a minute? I have some bad news.
(ちょっといい?悪いお知らせがあるんだけど。)
B: Oh…what is it about?
(え…どういったことですか?)
I hate to be the bearer of bad news, but ○○.
悪いお知らせを伝えるのは本当に辛いんだけど、○○。
“hate to〜”は、上にも出てきましたが「〜したくない」「〜するのが嫌だ」という英語でしたね。
そして、”the bearer of bad news”は直訳すると「悪い知らせを運ぶ人」という意味の英語。悪いお知らせを伝えるのは本当に嫌だけど、というニュアンスです。
A: I hate to be the bearer of bad news, but we have to terminate your contract.
(悪いお知らせを伝えるのは本当に辛いんだけど、あなたとの契約を打ち切らなくてはいけなくなりました。)
B: Oh really. May I ask you why?
(そうなんですか。理由を聞いてもいいですか?)
It’s really hard to say this, but ○○.
こんなこと本当に言いにくいんだけど、○○。
“hard to say”は、「言うのが難しい」という意味で、日本語の「言いにくい」にぴったり合う英語表現です。
“really”を付けることで、本当に言いにくい!という感じを出せますよ。
A: It’s really hard to say this, but I think things are not going well between us.
(こんなこと本当に言いにくいんだけど、僕達あんまり上手くいってないと思うんだ。)
B: Are you breaking up with me?
(私と別れようとしてるの?)
I hate to bring this up, but ○○.
こんなこと言いたくはないんだけど、○○。
“bring up”は「話を持ち出す」、”hate to〜”は「〜したくない」「〜するのが嫌だ」という英語でしたね。
直訳すると、こんなこと本当は話題にはしたくはないけど、という意味で、言いにくい話をする際に使える英語表現です。
A: I hate to bring this up, but you’re emitting an unpleasant odor.
(こんなこと言いたくはないんですが、あなたちょっと臭いますよ。)
B: I apologize for that…
(申し訳ありません…。)
There’s no easy way to say this, but ○○.
言いにくいんだけど、○○。
“there’s no easy way”は、英語で「簡単な方法はない」という意味です。
「簡単には言う事なんてできないほど、言いにくい」というニュアンスで使ってください。
A: There’s no easy way to say this, but your project has been disapproved. I know you were working so hard for it. I’m sorry.
(言いにくいんだけど、君の企画は承認されなかったんだ。すごく頑張ってたのは知ってるんだけど、申し訳ない。)
B: Oh that’s too bad…
(それは本当に残念…。)
相手に誤解されたくない時
ちょっと言いにくいけど、相手に伝えたい事がある時、相手に意見したい時、ストレートに意見を言ってしまうと、批判しているように思われかねません。
そんな、誤解されたくない時に使える「言いにくいんだけど」の英語フレーズを紹介します。
I don’t mean to hurt you, but ○○.
傷つけるつもりはないんだけど、○○。
“mean”は「意図する」、”hurt”は「傷つける」という意味があります。
言いにくい事を伝える際、「傷つけるつもりじゃないよ」と相手の気持ちを配慮するための英語フレーズです。
A: I don’t mean to hurt you, but are you putting on some weight?
(傷つけるつもりはないんだけど、ちょっと太った?)
B: Yeah, you’re right. I have so much appetite these days. I don’t know why.
(うん、そうなの。最近、すごく食欲があって。なんでかわかんないんだけど。)
I don’t mean to offend you, but ○○.
気を悪くさせるつもりはないんだけど、○○。
“offend”は、英語で「不快にさせる」「怒らせる」という意味。
相手を怒らせてしまいそうで言いにくいな、と思ったらぜひこの表現を。「怒らないでほしい」「悪気があるわけじゃない」というニュアンスです。
A: Please enjoy the meal.
(さあ、召し上がって。)
B: I don’t mean to offend you, but I don’t like shellfish.
(気を悪くさせるつもりはないんだけど、貝類は好きじゃないんだ。)
“offend”を名詞にした英語”offense”を使えば、同じニュアンスですが、もう少し気軽な感じが出せます。
No offense, but Japanese food is not my cup of tea.(気を悪くさせるつもりはないんだけど、日本食は好きじゃないんだ。)
Don’t get me wrong, but ○○.
誤解してほしくないんだけど、○○。
“get 〜 wrong”には、英語で「〜のことを誤解する」という意味があります。
「私はこう思ってるけど、批判しているわけではないから、誤解しないで」というニュアンスです。
A: Don’t get me wrong, but I guess you should stop seeing her. She doesn’t seem to care about you.
(誤解してほしくはないんだけど、あの子と付き合うのはやめた方がいいと思う。君のこと大切にしてるように見えないよ。)
B: Thanks for your concern. But, I like her.
(心配してくれてありがとう。でも好きなんだ。)
Maybe this is not my business, but ○○.
余計なお世話かもしれないけど、○○。
“business”は、ここでは「ビジネス」ではなく「個人的な事」という意味。
言いにくいプライベートな事や、付き合いの浅い相手に込み入った話をする際など、「私には関係ないかもしれないけど、ちょっと言わせてほしい」という場面で使える英語表現ですよ。
A: Maybe this is not my business, but aren’t you drinking a bit too much?
(余計なお世話かもしれないけど、ちょっと飲み過ぎじゃない?)
B: Don’t worry about me! I feel like drinking tonight.
(心配ご無用!今夜は飲みたい気分なの。)
おわりに
いかがでしたか?
言いにくい事を伝えなきゃいけない時には、ぜひこれらの表現を使って、丁寧に伝えてみてください。英語でも、相手の気持ちを配慮しながら、言いたい事が伝えられますように!