「気にしないで!」は英語でどう伝える?相手を安心させる表現13選!
相手に「気にしないで!」「大丈夫だよ!」と伝えたいときってよくありますよね。その時々の場面に合ったフレーズをスマートに使い分けたいもの!
今回は相手に「気にしないでいいよ」と伝える英語フレーズの数々をご紹介します。
カジュアルに「気にしないで!」
Never mind!
気にしないで!
英語の「気にしないで!」で最もポピュラーな言い回しでしょう。
しばしば混乱する動詞の”mind”は「~を気にする」と訳します。「少しも~しない」の”never”と合わせて使うことで「少しも気にしない」という意味になり、この場合の” never mind”は「(大丈夫だから)気にしないで!」のニュアンスで使われます。
A: Could call Jim about tomorrow’s party?
(明日のパーティーのことでジムに電話してもらえる?)
B: Sorry, but I have to leave in a minute! Can I do that when I’m back?
(ごめん、すぐに出なきゃいけなから帰ってからでいい?)
A: OK, never mind! I’ll call him!
(わかった、気にしないで!僕がかけるよ。)
It’s all right!
大丈夫だよ!
この場合、相手にお願いをした事柄がまだ完了していないとき、もしくは問題がまだ解決されていないときに使われます。相手からの謝罪の意があって「大丈夫だよ!」「いいよ!」と伝えたいときに役立つ英語フレーズです。
A: I’m sorry, I forgot to bring the book that you asked.
(ごめん、言われていた本を持ってくるのを忘れてしまったよ。)
B: It’s all right! You can bring it next time.
(大丈夫だよ!次持ってきてくれたらいいから。)
No worries!
心配ないよ!
文字通り「心配なし!」の意味。部下が何か失敗したときに、心配しなくていいよ、大丈夫だよ!と声をかけてあげたいときに最適な「気にしない!」フレーズです。
逆に、とてもラフな言い方なので、上司など目上の方に使うにはNGです!
A: I’m sorry, I couldn’t finish the task. It was a little complicated.
(申し訳ありません、少し複雑で仕事を終わらせることができませんでした。)
B: No worries. I’ll take care of it.
(心配しないで!あとはやっておくから。)
Don’t worry about it!
(ドンマイ!)大丈夫だよ!
こちらがいわゆる日本語の「ドンマイ!」に最も近い表現となります。
相手が何か失敗をしたとき、あるいは何か落ち込むような出来事があったときにかけてあげたい言葉ですね。
A: Oh no, I think I failed the exam.
(どうしよう、テスト赤点だ…)
B: Don’t worry about it! It’s just a small exam!
(ドンマイ!小さなテストじゃないか!)
It’s nothing!
どうってことないよ!
相手が何か失敗をしてしまったとき、肩をぽんぽんと叩きながら「そんなこと大した問題じゃないから気にしないで!」と励ましてあげたいときに活用できる英語です。
A: I guess I lost your magazine that I borrowed yesterday.
(昨日借りた雑誌を失くしてしまったようだ…)
B: Oh, it’s nothing!
(そんなのどうってことないよ!)
さらに”it’s (that’s) nothing”には、もう一つ使い道があります。自分が何か依頼をされて、「そんなのお安い御用さ!」と快諾する場合の英語表現としてもよく使われます。
気前の良さを表すような表現方法ですね。
A: May I ask you to post this letter today?
(この手紙を今日中に投函してきてくれないかな?)
B: Sure! That’s nothing!
(もちろんだよ!それくらいなんてことないよ!)
Not a problem!
構わないよ!
上記の”It’s nothing”の二つ目に紹介した意味合いに近い英語表現です。直訳すると「問題ではない」ですが、相手から何か頼まれ事をしたときに「構わないよ!」と引き受けるときに使いたい英語フレーズです。
A: Could you drop off the bag at Joe’s on your way home?
(家に帰る途中でジョーの家にこのかばんを置いてきてくれない?)
B: Sure, not a problem at all!
(もちろん、構わないよ!)
Don’t bother.
お構いなく。
“bother”とは「手を煩わせる」、「邪魔をする」などと訳すことができます。わざわざ手を煩わせてまでやる必要のないことですよ、と伝えたいときに使ってみたい英語フレーズです。
A: Should I call you before the meeting?
(打ち合わせの前に連絡した方がいいですか?)
B: Don’t bother. I will be fine.
(お構いなく。大丈夫だよ。)
丁寧に「気にしないで!」
Please don’t worry.
気にしないでください。
目上の方や、知り合い程度の方が自分にお礼をしてくださり、「そんなこと気になさらないでください。」と伝える場合に使う英語です。同様に謝罪を受けた場合にもこのフレーズで「気にしないでくださいね。」と伝えることができます。
他の英語フレーズとの合わせ技も使えますよ!
A: I apologize for not being able to attend the party last night.
(昨夜はパーティーに行けなくて本当にごめんなさい。)
B: Oh, please don’t worry!
(いいえ、本当に気にしないでください!)
A: Thank you so much for giving me a ride home!
(家まで車で送ってくれて本当にありがとう!)
B: Oh, it’s nothing! Please don’t worry!
(全然問題ありませんよ。気にしないでください!)
Please don’t mention it.
大したことじゃありませんよ。
“mention”は「言及する」と訳すことができます。”don’t’ mention it”は「そのことについて言及しないで」と直訳でき、つまりは、大したことじゃないから言わないでいいよ、との意味を持ちます。
お礼を言われたけれど、「そんなの大したことじゃないからお礼に足らないですよ」のニュアンスを含めたいときに使ってみるといいですね。
A: Thanks for the great presentation Kate!
(ケイト、素晴らしいプレゼンをありがとう!)
B: Oh, please don’t mention it! It’s all because of your support!
(大したことありません!あなたのサポートのおかげです!)
Don’t be sorry!
気になさらずに!
このフレーズは相手が謝罪を述べてきたときに、「そんなの気にしないでください!」と伝えるときの英語文句です。
A: I’m so sorry I wasn’t able to make it to dinner.
(昨日のディナーに間に合わなくてごめんなさいね。)
B: Oh, don’t be sorry! I knew you were busy.
(お気になさらず!忙しいのは分かっていましたから。)
ちょっと不快感をこめた「気にしないで!」
Never mind!
もういいよ!【苛立ちレベル「低」】
上記でご紹介した”never mind!”とはまた違ったニュアンスでも使えるこの英語フレーズは、自分が何かを伝えたい時になかなか相手に理解してもらえない、あるいは、なかなか相手が聞き取ってくれない時など、諦めて会話を中断したいときによく使われます。
A: So what’s your opinion on Socratic teaching?
(ソクラテスの教えに対してのあなたの意見は?)
B: Uh…well, let’s see…
(うーん、そうだね、どうだろう、、、)
A: Never mind!
(もういいや!)
Forget it!
もう忘れて!【苛立ちレベル「中」】
こちらの英語フレーズも好意的な意味で「気にしないでいいよ」と使われる場合もありますが、場合によっては面倒臭いから「あー、もういいや!」と半ば投げやりな気持ちで使われることもあります。
相手の話がとんちんかんで聞いていられない、何度も同じことを聞き返される、相手が自分の話を理解してくれていない、などちょっとイライラしてしまったときに使えるフレーズでもあります。
A: So, what was it again?
(えっと、なんだっけ?)
B: Forget it!
(もういいよ!)
Don’t bother me!
放っておいて!【苛立ちレベル「高」】
驚くことに上記で紹介した”don’t bother”(お構いなく!)に”me”を付け加えるだけで、まったく意味の異なる英語フレーズになるのです。
こちらは相手が邪魔だったり、しつこいときに「こちらのことは気にしてくれるな!」、すなわち「邪魔しないで!」「放っておいて!」と苛立ちを隠さず使いたい英語表現。”don’t bother”とは気を付けて使い分けましょう!
A: Hey, where is my blue tie?
(ねぇ、俺の青いネクタイ知らない?)
B: I said don’t bother me! I’m talking about some important stuff on the phone!
(だから邪魔しないで、と言ったでしょう!今電話で大事な話をしているの!)
おわりに
いかがでしたか?こちらでご紹介した訳は実はほんの一部なのです。同じフレーズでもシチュエーションによって幾つもの意味を持ち、使い道があります。
相手への思いやりを忘れずに色々な「気にしないで!」を活用してみてください!