「なんでもない」は英語で?別に気にしないで欲しい時の表現11選!
会話の中で「なんでもない」って言うことありませんか?
何か言いかけて「ごめん、やっぱりいいや」という時。
声をかけてたけど「もう大丈夫になった」という時。
相手に気を遣わせないように「気にしないで」という時。
こんなシーンではパッと一言で片付けたいものですが、ピッタリの英語表現を知らないと、とっさに言葉が出てこないもの。
ということで今回は、そんなシーンで役立つ「なんでもない」の英語表現についてお話します!
定番の「なんでもない」
まずは様々な場面で使える基本の「なんでもない」表現を見ていきましょう!
Never mind.
なんでもない。
“mind”は「気にする」という意味なので、”never”をつけて否定の命令文にしています。つまり「気にするな」、「心配するな」といったニュアンスになるんですね。
自分がポロッと言ったことに対して相手が聞き返してきた時、特に大事なことではなかったら、この英語表現を使って返してみましょう!
A: Oh boy, I want to just go to bed now.
(はぁ、もう寝ちゃいたいわ。)
B: You want to do what?
(何がしたいって?)
A: Never mind. Let’s just get it over with.
(なんでもないよ。早く片付けちゃいましょ。)
ネットスラングでは “nvm”と略されることもあります!
It’s nothing.
なんでもない。
名詞として使われているこの”nothing”は、「どうってことないこと」、「無価値なもの」というニュアンスになっています。
何かを言いかけてやっぱり止める時や、大したことがないのに「どうしたの?」と聞かれた時の受け答えとして便利ですね!
A: What’s wrong?
(どうしたの?)
B: Oh no, it’s nothing. I was a bit surprised.
(ああいや、なんでもないよ。ちょっと驚いただけ。)
シンプルに一語で “Nothing.”(なんでもないよ。)と言うこともあります。
また過去にあった話で答える時は、be動詞部分を活用させましょう。
It was nothing.(なんでもなかった。)
Nothing important.
大事なことじゃないよ。
先ほど紹介した “nothing”を使った別の言い方をご紹介!”nothing”の後ろに形容詞を持ってくることで、「<形容詞>じゃない」という意味になります。
「なんでもない」というシチュエーションでは、”important”(大切な)といった形容詞と一緒に使うといいかもしれませんね!
A: Sorry, what were you saying?
(ごめん、何て言ってたの?)
B: Nothing important, really. You can just ignore it.
(別に、なんでもないよ。無視していいから。)
他にもこんな英語表現が作れます。
Nothing serious.(大事なことじゃないよ。)
また”nothing”を使わずとも、シンプルな構文で同じような内容を伝えることができますね。
It’s not important.(大事なことじゃないよ。)
It’s unimportant.(大事なことじゃないよ。)
Forget it.
忘れて。
「忘れる」という意味の “forget”を命令形で使ったのがコチラ。「あ、なんでもないや、忘れて」という感じで、カジュアルに日常会話で登場してきます。
軽く普通に言えば問題ないのですが、明らかに怒っている口調で言うと「もういい!」なんていうニュアンスになるので、サラッと言うように心がけましょう!
A: So, what did you want me to do?
(で、僕に何をして欲しかったんだっけ?)
B: Oh, that. Forget it.
(ああ、それね。もうなんでもないから。)
It doesn’t matter.
なんでもないや。
“matter”は「重要である」や「大きな違いがある」という意味の英語。肯定文で”It matters.”だと、「重要だ」や「関係がある」なんていうニュアンスになります。
ここでは否定文で使っているので、「大したことない」に近い意味になるんですね!自分がついさっき言った発言などを取り下げる時によく使われます。
Why don’t you try this? Oh wait, no, it doesn’t matter.
(これ試してみたら?あ、待って、いや、なんでもないや。)
気を遣って欲しくない時の「なんでもない」
相手に変な気を遣わせたくない時に言う「なんでもない」をご紹介!
Not at all.
全然気にしてないよ。
こちらの英語表現は状況によって日本語訳が変わるかもしれませんね。基本的には「全く〜でない」、「少しも〜でない」という感覚になります。
例えば強い感謝の言葉に対して「大したことないんですよ」、「どういたしまして」という意味合いで使うこともあります。また「全然、気にしてないですよ」というように、強く何かを否定したい時にも使われるのです。
どちらもベースの気持ちは一緒。相手に過度に気を遣わせたくないので、「なんでもないよ」と声をかけているんですね!
A: Thank you so much for your help yesterday.
(昨日は手伝ってくれて本当にありがとう。)
B: Not at all. It was the least I could do.
(あんなのなんでもないよ。私ができた最低限のことだから。)
Nothing to worry about.
心配することじゃないよ。
先ほど紹介した “nothing”を応用させた英語フレーズですね。”worry about”が「心配する」という意味なので、「気にすることじゃない」、「何の心配もいらない」という気持ちを込めて「なんでもない」と言っています。
A: Are you okay? It seemed like a big accident.
(大丈夫なの?大事故のように見えたから。)
B: Nothing to worry about. I just scratched my knee.
(なんでもないよ。膝を擦りむいただけ。)
こんな英語表現でもできます!
There’s nothing to worry about.(心配することは何もない。)
Don’t worry.(心配しないで。)
No worries.(心配しないで。)
It’s alright now.
もう大丈夫だから。
相手に何か心配をかけた時、安心させる意味で非常に便利な英語表現です。「もう大丈夫だから」の後に、「だから気にしないで」の気持ちが入ってる感覚になります!
A: Did you need me?
(呼びましたか?)
B: I did, but it’s alright now.
(ええ、でももう大丈夫だから。)
Don’t mention it.
気にしないで。
相手に何か感謝された時、謙虚に「お礼なんていいの」という気持ちを伝えるのが、この英語フレーズです!”mention”は「言及する」、「(その話に)触れる」という意味で、ここでは「お礼を言う」という意味で使われています。
A: I can’t thank you enough.
(いくらお礼を言っても足りないな。)
B: Don’t mention it. I really didn’t do anything.
(そんないいのよ。特に何もしてないんだから。)
自分でも分からなくなってきた時の「なんでもない」
話を始めたのは自分だけど、「だんだんよく分からなくなってきた…」や「何を言おうとしてたか忘れちゃった…」なんて時も、「なんでもないよ!」で片付けたいですよね。
最後にそんなシチュエーションで使える英語表現を紹介します。
I forgot what I was trying to say.
何を言おうとしてたか忘れちゃった。
さっきまでは言いたいことがあったのに、何かをきっかけに一瞬で忘れてしまう、なんてことありますよね。そんな時はこの英語フレーズを使って、正直に言ってしまうと面白いかも!
Let me just say this…umm, wait, I forgot what I was trying to say.
(これだけ言わせて…えーっと、あれ、何言おうとしてたか忘れちゃった。)
質問をする内容を忘れた場合は、”ask”に変えればOK。
I forgot what I was trying to ask.(何を聞こうとしてたか忘れちゃった。)
I don’t even know what I’m talking about.
自分でも何の話をしてるか分からないや。
話していく中で、だんだん自分でこんがらがっていくことってありますよね。難しい話をしている時や、そもそも適当に話を進めている時など、結局自分自身で分からなくなった時は、この英語表現を!
A: I’m so confused. What are you trying to say?
(すごい困惑してるんだけど。何が言いたいわけ?)
B: I don’t even know what I’m talking about.
(自分でも何の話をしてるか分からないや。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は「なんでもない」の英語表現についてお話しました。
色んな場面で使える基本のものから、ニュアンスに合わせて使い分けたいものまで色々ありましたね!どれも短いフレーズなので、きっと覚えられるはずです!
さっそく友達との会話で使ってみてください!