「血液型」は英語で?A型/B型/O型/AB型の言い方と英会話での注意点!
日本では自己紹介の一つとして血液型について話すことは一般的ですよね。血液型をベースとした性格のタイプも広く知られていますし、時には占いまで血液型で区分されることも!
そんな「血液型」は英語でなんて言うのでしょうか?今回は「血液型の英語表現」と「英会話で注意したい文化の差」についてお話したいと思います!
【基本】「血液型」は英語で何て言う?
まず始めに「血液型」を英語で何て表現するかを学びましょう!
「血液型」は”blood type”
「血」は”blood”、そして「型」は”type”で表現するため、「血液型」は”blood type”と英語で言います。非常にシンプルですね!
また「型」を”group”とし、”blood group”と呼ぶことも。ただし日常会話では“blood type”の方がややメジャーですので、こちらを覚えておくといいでしょう。
「A型」は”blood type A”
日本人なら全員ご存知の通り、ABO式血液型では「A型」、「B型」、「O型」、「AB型」の4種類存在しますよね。それらを英語で表現すると、シンプルに以下の通りになります!
A型⇒ blood type A
B型⇒ blood type B
O型⇒ blood type O
AB型⇒ blood type AB
日本語とは逆で、”A”、”B”、”O”、”AB”が一番最後にくるので注意しましょう。
【応用】「血液型」に関する英語表現を覚えよう!
日本人がよく使う「血液型」に関する表現を英語にしてみました!
My blood type is B.
私はB型です。
自分の血液型を人に伝える時は、この英語フレーズを使いましょう!自分のタイプに合わせて、最後のアルファベットを変えるだけなので、とても簡単ですね。
My blood type is A.(私はA型です。)
My blood type is B.(私はB型です。)
My blood type is O.(私はO型です。)
My blood type is AB.(私はAB型です。)
ちなみに英語圏ではABO式に加えて、Rh式を意識した分け方をすることもあります。Rh式はざっくり説明すると、血液を陽性と陰性の2つに分けて考える方法です。
そのため英語圏の人は以下のような表現をすることもあります!
My blood type is O positive.(私はO型の陽性です。)
My blood type is AB negative.(私はAB型の陰性です。)
陽性や陰性を「+」、「ー」と表記して、それぞれ”positive”や”negative”と読むことも。
My blood type is B+.(私はB型の陽性です。)
What’s your blood type?
あなたの血液型は何ですか?
相手の血液型を聞く時は、この英語表現を使いましょう!
“blood group”でもいいですね。
What’s your blood group?(あなたの血液型は何ですか?)
It is said that people who have blood type A consider things carefully.
A型の人は慎重であると言われています。
血液型の性格診断はある意味根拠のないものです。そのため「A型の人は慎重だ」と断言するより、「A型の人は慎重であると言われている」と表現しておいた方が安全ですよね。
そのため、”It is said that ○○.”(○○であると言われている。)というフレーズを使って、それぞれの特徴を説明することをオススメします!
他にも一般的にはこんな性格が挙げられますね。
People who have blood type A are said to be fastidious.(A型の人はこだわりが強いと言われています。)
People who are type B like to go their own way.
B型の人はマイペースです。
血液型の性格診断を信じていている人は、このように断言してしまってもいいかもしれません。もちろん”It is said that ○○.”(○○であると言われている。)を使った方が、表現としては適切だと思います。
またお互いが血液型の話をしているのが明確であれば、”people who are type ○”や”people who are ○”でも通じることができます。
そして「マイペース」は立派な和製英語!周りに流されず、自分の好きなように生きている人は”like to go one’s own way”(自分の好きな道に行くのが好き)と表現するのがいいでしょう。
他にもこんな言い方ができますね!
People who have blood type B do what they want to do without considering rules and customs.(B型の人は規則や慣習を考慮せずにしたいことをする。)
People who have blood type B are happy-go-lucky.(B型の人は楽天的だ。)
People with blood type O tend not to care about small things.
O型の人はおおらかである傾向があります。
「○型の人」を表す他の言い方として、”people with blood type ○”という表現があります。”people who have blood type ○”と合わせて覚えておきましょう。
また性格診断の断言を避けるために、「○○の傾向がある」という言い方もできますよね。その場合は”tend to ○○”(○○をする傾向がある)、もしくは”tend not to ○○”(○○をしない傾向がある)と表現してください!
そして「おおらか」な人は、細かいことを気にしない人でもあります。そのため”They don’t care about small things.”という英語がピッタリですね!
他にもこんな特徴が言われています。
People with blood type O tend to be ambitious.(O型の人は野心的な傾向がある。)
People with blood type AB can have a split personality.
AB型の人は多重性格である場合があります。
“can ○○”を使えば「○○である可能性がある」という表現をすることができ、「全員がそういうわけではないけど、そういう人がいる場合もある」といったニュアンスを出すことができるのです。
断言を避けるためにちょうどいいフレーズですね!
AB型には他にこんな特徴も。
People with blood type AB can be unique and creative.(AB型の人はユニークで独創的な場合がある。)
Type A personality is compatible with type B personality.
A型の性格はB型の性格と相性がいいです。
相性がいいことを表したいなら、”compatible with”という英語を使いましょう!
こんな言い方もあります。
Type B personality is not compatible with the AB’s.(B型の性格はAB型のそれと相性が合いません。)
Type O personality is compatible with everybody.(O型の性格は全員と相性がいいです。)
I don’t believe in blood type personality test.
私は血液型の性格診断を信じていません。
血を使って性格診断をすることに根拠を見いだせない人は、この英語フレーズを使って自分の考えを伝えましょう。記事の後半でこの話について詳細を書きますが、英語圏の多くの人は血液型性格診断を信じていません。
あなたも欧米と同じ感覚を持っていることを主張したいなら、是非覚えておきたい表現ですね。
I don’t know what my blood type is.
私は自分の血液型が何かを知りません。
日本人のほとんどは自分の血液型を知っていますが、実は英語圏の人は基本的に自分の血液型を把握していないのです。
もしあなたも自分の血液型を知らなければ、この英語フレーズを使いましょう!
【注意】「血液型」の質問は英語で聞いちゃダメ?!
英語表現を色々覚えたところで、気をつけたいポイントをご紹介!実際の英会話で使う前に注意したい部分を把握しておきましょう。
日本人は”What is your blood type?”と聞いてくることで有名!?
日本では血液型での性格診断が有名なので、自己紹介の1つとして「私はB型です」という発言が一般的。そして相手の血液型を聞くことも、なんら不思議なことではありません。
その感覚と常識を外国人に対してそのまま適用しているので、日本人はしょっちゅう”What’s your blood type?”と英語で聞いてしまうわけです。
ただしこの質問は英語圏の人からしたら異様なもの。なぜなら血の話が日常会話で出てくることが一切ないですし、それによって性格が変わるという考えもないからです。
なのに何の脈略もなく”What’s your blood type?”と聞くのは、とにかく不思議で気味が悪いとのこと。ということで一部の外国人の間では、「日本人は血液型を知りたがる」ということで有名になっているんですよ!
英語圏の人は自分の血液型を知らない人が多い!
ということで、英語圏の人は日本人のように血液型に関心がありません。そのため多くの人は自分の血液型を知らないのです!日本人からしたらビックリですよね。
ちなみに筆者はアメリカで生まれたので、長いこと自分の血液型を知らないで生きていました。15歳で病院にかかった時に「ついでに検査してもらおう」というその場のノリで、初めて自分の血液型を知ることになったのです。
日本では生まれてすぐに調べるものですが、海外では必ずしもそういうわけではないのですね!
血液型の比率は地域によって違う!
日本では割とバランスよくA型、B型、O型、AB型が分かれていますよね。確かに人数で言えば、A型>O型>B型>AB型の関係になっていますが、何かが極端に多かったり少なかったりという状況ではありません。
そのため性格診断に4つしか区分のない血液型を使っても、それぞれの違いを十分に楽しむことができるのかもしれません。
しかしこの比率は日本でのみ適応されるもので、世界的に見るとそのバランスは大きく変わっていきます。
例えばイギリスでは国民のほとんどがA型かO型なんだそう。そのため極端にB型とAB型が少ないので、きっと性格診断をしても面白みがないでしょうね。大体の人が「几帳面」か「おおらか」という説明はあまりにもバカバカしい!流行るわけがないのです。
血で人を判断するのは差別的?!
そもそも持って生まれたものである血のせいで、「マイペース」だとか「二重人格」などと社会的に決めつけられるのはいかがなものでしょうか?
好きでその血液型になったわけではないのに、「あなたはこうあるべき」と言わんばかりのカテゴライズをされるのは、人にとって非常に不愉快なものになります。
これはある意味、人種によって人を区分するのと同じ感覚。例えば「日本人だから脚が短いし、真面目で融通が利かない」なんて言われたら、気分が悪いですよね。
ということで血液型性格診断をあまり人に押し付けると、世界的には「差別的な人」と思われかねないので注意が必要なんです!
結論:外国人に血液型は聞かない方がいい
今までのポイントをまとめると、以下の理由で”What’s your blood type?”と聞かない方がいいということに!
①日本人は血液型にこだわる人種としてジョークにされてる
②海外の人は自分の血液型を知らない人が多い
③日本のように4つの血液型がバランスよく存在していない
④血で人を判断するのは差別的になる
日本の文化を熟知している外国人であれば、こういった話題を持ち出すのはいいと思います。しかし全く日本に縁のない外国人相手に”What’s your blood type?”と聞くのは、あまりにハードルが高いのでオススメできません。
おわりに
いかがでしたか?
今回は血液型の英語表現だけでなく、海外ではこの性格診断等がどのように受け止められているかも紹介しました。
確かによくよく考えると、血に関して詳しく知っている方が不気味ですよね…。日本独特の文化であることを理解し、相手の感覚を配慮して血液型の話をするようにしましょう!