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penny/dime/bucks/アメリカのお金用語!意外と知らない英語表現!

 

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アメリカのお金と言えば”dollar”(ドル/$)を思い浮かべますよね。でもお金に対する呼び名は、実はそれだけじゃないんです!

今回はアメリカ人が日常会話で使う「お金の英語表現」をお伝えします!



「紙幣」と「硬貨」の違いを伝える表現

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まずアメリカのお金には日本と同様、紙幣と硬貨の2種類があります。日本でお札と言えば、金額の高い1,000円札から始まりますが、アメリカは1ドル札という比較的低い金額からも紙幣が使われるんですよ!

それではまず「紙幣」と「硬貨」の英語表現を見ていきましょう。

「紙幣」は”bill”

紙幣の言い方は色々とありますが、アメリカの日常会話では紙幣のことを”bill”で言い表すことが多いですね。

I found a 20 dollar bill in my pocket!
(ポケットから20ドル札を見つけた!)

アメリカの紙幣は1ドル札、5ドル札、10ドル札、20ドル札、50ドル札、100ドル札の6種類あり、それら全てを”1 dollar bill”、”5 dollar bill”、”10 dollar bill”…といった具合に言い表せるのです!

この紙幣はどの金額も全て同じ大きさの紙でできているので、支払いの際は間違えないようにしましょう!

「紙のお金」を強調するために、“paper money”と言うこともあります。しかし会話の中ではあまり登場しないお金の英語かもしれません。

ちなみに50ドル札100ドル札は非常に額の大きい紙幣と見なされ、あまり日常では使うことのないお金です。現金を持つ場合は、基本的に20ドル札が一番高額な紙幣となるのが一般的。

そのため支払い時に50ドル札や100ドル札を出すと、目の前で偽札チェックをされたり、拒否をするお店もあるんです!アメリカ旅行時は20ドル札を多目に持っていくか、大きな支払いはカードで済ますといいでしょう。

「硬貨」は”coin”

反対に硬貨のことを“coin”と言います。「コイン」という言葉は日本語でも定着しているので、簡単に覚えることができそうですね!金属でできているお金は、全てこの”coin”で表すことができます。

The machine gave me back 10 $1 coins instead of a $10 bill.
(この機械、10ドル札1枚の代わりに1ドルコインを10枚返してきた。)

アメリカでは硬貨も1セント、5セント、10セント、25セント、50セント、100セントの6種類存在します。

ちなみに100セント=1ドルなので、日本で言うところの100円玉のような便利な存在ですが、あまり世の中には流通していません。1ドルで払う時は、基本お札を使うことになります。同じく50セント硬貨もほぼ見かけることはないでしょう。

そしてドル“$”で表記されるのに対して、硬貨でよく使われるセントのシンボルは“¢”ですので、一緒に覚えておきましょう!


「硬貨の種類」を示す表現

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先ほどアメリカの硬貨は6種類あるとお伝えしましたが、実はそれぞれのお金に呼び名があるのをご存知ですか?早速一個ずつ見ていきましょう!

「1セント」は”penny”

一番低い値茶色の硬貨である1セントは、“penny”(ペニー)という別名を持っています。むしろアメリカでは1セントと呼ぶより、断然「ペニー」で表すことの方が多いんです!

アメリカのレジではおつりの出しやすさの関係から、店員が「○セント持ってないですか?」とわざわざ聞いてくることも!

Do you have 2 pennies, sir?
(お客さん、2セント持ってますか?)

他にも、ペニーでさえも貯金をするくらいお金を大事に扱うという考えから、 “save pennies”で「倹約をする」という意味の英語表現もできますよ!

I started saving my pennies.
(お金の節約を始めた。)

「5セント」は”nickel”

5セントの呼び名は“nickel”(ニッケル)シルバー色をしていて、6種類ある硬貨の中で大きくも小さくもない微妙なサイズのコインとなります。慣れていないと25セントと見間違えることも!

I want one dollar in nickels.
(1ドル分をニッケルで欲しい。)

日本人が「5円玉が3枚ある」と言うの同じ感覚で、アメリカ人も“I have 3 nickels.”(ニッケルが3枚ある。)といったお金の数え方をするんですね!確かに“five-cent coin”と呼ぶのは、若干長くて面倒くさいかも?

ちなみに“If I had a nickel for every time ○○,”「○○するたびに5セントもらえてたら、」という表現も。これは「それをするたびニッケルをもらっていたら、今頃お金持ちになっていたはずだ」=「それだけ多くやっている」というアメリカの面白いフレーズなのです!

If I had a nickel for every time I ate ice cream, I would be a millionaire.
(アイスクリームを食べるたびに5セントもらえたら、今頃大富豪になっていたよ。)

「10セント」は”dime”

アメリカの硬貨の中で一番小さいサイズの10セントは、“dime”(ダイム)と呼ばれています。1セントや5セントよりも大きさが小さいので、「お金の価値も低いのかな?」と思わないように注意が必要です!

先ほどの”nickel”と”dime”を合わせて、“nickel and dime”という表現をすることもあります。あまり価値がないとされる硬貨も、塵も積もれば山となりますよね。そういう理由から「少しずつ出費させて苦しめる」「けちる」といった意味になるのです!

Schools nickel and dime their students knowing well that they’re broke.
(学校は生徒がお金がないのを知っているのに、少しずつ出費させて苦しめている。)

他にも“drop a dime”「密告する」「垂れ込む」という使い方も!これは公衆電話にお金を入れる動作から生まれたとされています。

There’s no reason to drop a dime for a penny.
(1セントのために10セントを入れる理由なんてない。)
※=見返りが少ないのに密告する理由なんてない。

またアメリカのスラングで“dime”「美人」「美しい女性」にたとえることがあります。これは女性の見た目を10段階で評価した時に、満点の10を獲得しているところからきています!

Did you just see her? She’s such a dime!
(今の彼女見た?超美人だったよ!)

「25セント」は”quarter”

日常生活でよく目にするアメリカの硬貨の中で、とりわけサイズが大きい25セントは“quarter”(クォーター)と呼ばれています。(実際は50セントと1ドル硬貨の方が大きいですが、ほぼ出回っていません。)

そもそも「4分の1」という意味なので、お金以外の様々な場面で使われる言葉です。硬貨の話で言えば、「100セントの4分の1」で25セントとなるわけですね!

A: The coin-op laundry just ate my quarters
(コインランドリーが俺の25セント硬貨を飲み込んだまま作動しないよ!)
B: That sucks. 
(最悪だな。)
A: I know! Plus, those were my last quarters.
(本当だよ!しかもあれが最後の25セント硬貨だったのに。)

「50セント」は”half dollar”

ほとんど出回っていない50セント硬貨はこれといって変わった呼び名はついていません。しかし”50 cent”と呼ぶ人はほぼいなく、基本“half dollar”と言う人がほとんどでしょう。

実は50セントはアメリカにある硬貨の中で一番大きいサイズなんです!そのため大きさを表す時の比較対象として使われることもしばしば。

These snowflakes are the size of half dollar coins.
(この雪片は50セントコインぐらいの大きさがある。)

I just realized that I’ve been walking around all day with a half dollar sized hole in my pants.
(50セントくらいの穴をパンツに開けたまま一日中歩いてたことに今気づいたよ。)


金額を伝える「ドル」以外の表現

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合計した金額を表す時、”○○ dollars”しか言い方がないと思っていませんか?実はアメリカでは”dollars”以外に、お金の額を表す方法があるんです!

「1ドル」は”1 buck”

実はアメリカでは「ドル」“buck”(バック)で言うことがあります。基本的に口語で使われるスラングで、かなり頻繁に耳にするはずですよ!

「20ドル」であれば”20 dollars”の代わりに”20 bucks”となるわけです。「1ドル」以外の金額は全て複数形ですので、”s”をつけ忘れないようにしましょう!

I’ll give you 10 bucks if you do this for me.
(もしこれを私のためにやってくれたら10ドルあげるよ。)

“buck”が使われるようになった理由は色々あります。アメリカの開拓者の間で物々交換が行われていた時代に、交換の基本単位が雄シカの皮(buckskin/バックスキン)だったことからきているというのが一番有名な説だとか!

「大金」を表す時は“big bucks”という英語もありますよ。

Is this player worth the big bucks?
(この選手に大金の価値はあるのか?)

おわりに

いかがでしたか?
意外に普段注目しない「お金」に関する英語表現ですが、アメリカで生活をするなら絶対に知っておかなければいけない必須用語ばかりでしたね!特にアメリカの硬貨は日本人にとって不慣れな単位なので、少し練習が必要かもしれません。

アメリカへの旅行/引っ越し前には、必ず予習をしておきましょう!

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