「離して」の英語!触られたくない/距離を置いて欲しい時の表11選
掴まれた手をふりほどきたい時、解放して欲しい時、物から距離を置いて欲しい時など、「離して」という言い方をすることがあります。
込める気持ちに違いはありますが、日本語ではどの場面でも「離して」という同じ表現が使えます。では、英語ではどうなのでしょうか?
今回は、そんな「離して」の英語フレーズをシチュエーション別にご紹介します!
触られたくない時
まずは、相手に触らないで欲しい時に使える「離して」の英語フレーズを紹介します!
Let go of me!
離して!
腕などを掴まれて、相手から止められた時に「離してよ」と伝える時に使える表現です。
“let go of 〇〇”で「掴んでいる〇〇を手放す」という意味になります。
「掴んでいる私のことを手放して」というニュアンス、つまり「離して」という気持ちを伝えられるんです。
Let go of me! I don’t want to be here.
(離してよ!ここにいたくないの。)
Get your hand off me!
離して!
こちらも相手の手が自分に触れている時に、その手を離して欲しいと言うことで「離して」の気持ちを伝える英語フレーズです。
“get your hand off 〇〇”には、「〇〇から手をどける」という意味があります。
なので、このフレーズをそのまま訳すと「私から手をどけて」となり、「離して」と伝えることが出来るんです。
I want to go! Get your hand off me!
(行きたいの!離して!)
ちなみに、両手で掴まれている場合は、複数形で”hands”を使いましょう。
Get your hands off me!
解放してほしい時
続いては、あまり自分に構わないで欲しい、縛り付けないで欲しい・・・相手から解放されたい。そんな気持ちを込めた「離して」のフレーズを紹介します!
Let me go!
離して!
その場から自分を離れさせて欲しい、自分が行きたいところに行かせて欲しい、そんな気持ちを込めた「離してよ」の英語フレーズです。
“let me 〇〇”で「私に〇〇させて」という意味で、〇〇に”go”を入れると「行かせてよ」となります。
「行かせてよ」という意味合いが強いので、先に紹介した2つの表現のように、必ずしも腕などを掴まれている必要はありません。
とにかく、その場から離れたい時に使うことが出来ます。
ですが、相手に腕などを掴まれて引き止められた時にも、離して欲しいことを伝える表現として使うことも可能です。
Let me go! I don’t want to talk to you anymore!
(離してよ!もうこれ以上あなたとは話したくないの!)
Leave me alone!
放っておいて!
相手に引き止められた時などに、「私を1人にして」というニュアンスで「放っておいて」と伝えられる英語フレーズです。
“leave”には「そのままの状態にして去る」という意味があります。
なので、”leave me alone”は「私を1人した状態で去る」という意味合いで使うことが出来るんです。
そこから「放っておいて」というニュアンスを含んだ表現としても使われます。
I can’t stand the very sight of you. Leave me alone!
(あなたの顔も見たくないの。放っておいて!)
Stop bugging me!
放っておいて!
相手がただ引き止めてくるだけでなく、色々と口うるさく言ってくることに対しても「放っておいて」という気持ちを伝えられます。
「離して!口うるさく言うのもやめて!」という感じですね。
“bug”には「虫」という意味がありますが、「相手に口うるさく言って邪魔をする」という意味もあるんです。
虫が自分の周りを音を立てて飛んでいると、なんかイライラしますよね。
そんなイメージから、人が自分に対して色々言ってくる様子も表現することが出来ます。
その”bug”を使って”Stop bugging me!”と言うと「私に口うるさく言うのは止めて」となり、「放っておいて」と伝えることが出来るんです。
That goes without saying. Stop bugging me!
(言われなくても分かってるわ。放っておいて!)
同じ「止める」という意味を持つ”quit”を使っても良いですね。
Quit bugging me.
None of your business!
放っておいて!
相手が自分のことに首を突っ込んできて、必要以上に自分のことを引き止めようとしたりする時に使える言い方。
やたらと世話を焼いてくる人やおせっかいな人から離れたい時などにおススメです。
このフレーズを直訳すると「あなたのビジネスではない」となり、つまり「あなたには関係のないこと」という意味で、放っておいて欲しい気持ちを伝えられます。
None of your business! It’s personal.
(放っておいて!これは私の個人的な問題なの。)
Mind your own business!
放っておいて!
こちらも”None of your business!”と同様に、おせっかいな人から離れたい時に使うことが出来る英語フレーズです。
ただし、こちらの表現のニュアンスは「あなたは自分のことだけ気にしていて」という感じになります。
“mind”には「気にする」という意味があり、”your own business”で「あなた自身のこと」を表現しているんです。
要するに、「自分のことだけ気にしてて、こちらのことには構わないで」という気持ちが込められています。
Mind your own business! Why do I have to tell you the whole story?
(放っておいてよ!なんであなたに全部言わなくちゃいけないの?)
物から距離を置く時
最後は、ある物と距離を置いて欲しい場合に使える英語フレーズを紹介したいと思います。
「離して」というより「離れて」という感じの言い方で使えるものです。
Keep 〇〇 further.
〇〇から離れて。
何かを遠ざけるというニュアンスで使える英語フレーズです。
“keep 〇〇 further”という表現には「〇〇を離れた状態に保つ」という意味があります。
Can you keep the microphone further?
(マイクから離れられるかな?)
「少し」というニュアンスを加えたい場合は、”a bit”を付けて以下のように言ってみましょう。
Keep 〇〇 a bit further.(○○から少し離れて。)
Keep your distance from 〇〇.
〇〇から離れて。
こちらのフレーズは、「何かと距離を取る」というニュアンスの「離れて」のフレーズです。
“distance”は「距離」という意味で、”keep your distance from”とすると「〇〇からのあなたの距離を保つ」という意味になります。
つまり、「〇〇から離れて」ということを表せるんですね。
Keep your distance from the car in front of you.
(前の車と距離を空けな。)
Step back from 〇〇.
〇〇から離れて。
こちらも何かから離れて欲しいことを伝えられますが、ニュアンス的には「一歩下がって」という感じになります。
“step back”で「一歩下がる」という意味で、その表現を使ったこのフレーズを使えば「離れて」と伝えることが可能です。
Step back from the wall.
(壁から離れてね。)
Put 〇〇 away from you.
〇〇を離して置いてね。
ある物を相手から離れた位置に置いて欲しい時に、このフレーズを使うことが出来ます。
「置く」を意味する”put”と「〇〇から離れたところ」を意味する”away form”という英語の表現を組み合わせたものです。
「あなたから離れたところに置いてね」と言うことで、「離して置いてね」と伝えられます。
Put the bottle away from you.
(そのビンを離して置いてね。)
おわりに
今回は、「離して」の英語フレーズを紹介しました。いかがでしたか?
「離して」という一言でも、それぞれの場面ごとに英語で様々な表現方法があるんですね。
一気に身につけるのは大変なので、使いやすい表現を見つけて、まずはそれがスムーズに出てくるようになるまで、練習をしてみましょう!