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「勝手に◯◯する」の英語!自動的/無許可/独断を表すフレーズ10選!

 

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「あっ、勝手にやっている!」

自動的になっている物や、無許可で何かをしたり、独断で色々とやったり。こういう時にピッタリなのは「勝手に○○する」という表現ですよね。

でも、英語ではこれをどう言ったらいいのでしょうか?

実は「勝手に○○する」にピッタリな単語はあまりないんです。でも、英語にはそれぞれのシチュエーションに合った表現方法は色々とあります。

今回は「勝手に○○する」の英語フレーズとその使い分け方をたくさん紹介しますね。



自動的の「勝手に○○する」

ドアが自然に閉まる、アプリが自動的にアップデートする、電気がひとりでに消える。こういうような時に使える「勝手に○○する」はどのように表現するのでしょうか?

ここではそれにピッタリな英語のフレーズを色々と紹介しますね。

It stops on its own.

これは勝手に止まります。

自動的な「勝手に○○する」で一番よく使われるのが“on its own”というフレーズです。これは英語で「自分で」という意味になります。

“own”は“my”や“its”などの所有格の後に付けると、英語で「自分でする」や「自分自身の」という意味になるんです。動詞の後に付けて使う時は“on”を動詞の後に置きます。

他の動詞にも使える表現なので、あなたのシチュエーションに合わせて使ってみてくださいね。

A: Don’t you have to watch closely so that it won’t overflow?
(溢れないように見ておかないといけないんじゃないの?)
B: No, it stops on its own when it’s full.
(いいや、これはいっぱいになると勝手に止まるんだ。)

It flushes automatically.

これは自動的に流れます。

“automatically”は英語で「自動的に」という意味の副詞なんです。これは物が「自動的に○○する」のフレーズにピッタリで、ネイティブの方にもよく使われます。

形容詞の“automatic”は日本語でも使われる「自動的な」という意味なんです。生き物ではなく、物にしか使えないので気をつけてくださいね。

A: You don’t have to touch anything. It flushes automatically when you stand up.
(何にも触らなくていいんだよ。これはあなたが立つと自動的に流れるから。)
B: That’s high-tech.
(それは技術が高いね。)

It shuts spontaneously.

これは自然に閉まります。

“spontaneously”は英語で「自然に」や「自発的に」という意味なんです。なので、「自然に○○する」にはこちらがピッタリですよ。

A: I thought I left the door open, but it was closed.
(ドアを開けておいたと思ったのに、閉まっていたんだ。)
B: It shuts spontaneously because of the wind.
(風のせいで自然に閉まるんだよ。)


無許可の「勝手に○○する」

誰にも許可を取らずに何かをする時にも「勝手に○○する」といいますよね。ここではそんな時に使える英語のフレーズをたくさん紹介します。

I enter his room without asking.

私は尋ねずに彼の部屋に入ります。

「許可なしに○○する」で一番よく使われるのが“without asking”になります。この英語表現は動詞の後に付けて使えるんです。

“without”は英語で「△△なしに」という意味になります。そして、“asking”は「尋ねる事」なんです。なので、誰にも聞かずに何かをする時に使えますよ。

A: My sister never knocks on my door when she is coming into my room.
(私の妹は私の部屋に入って来る時に絶対にドアをノックしないんだよ。)
B: My brother doesn’t mind. I always enter his room without asking.
(私のお兄ちゃんは気にしないよ。私はいつも尋ねないで部屋に入るんだ。)

She takes my clothes without my permission.

彼女は私の許可なく私の服をとります。

こちらでも“without”を使って「無許可に○○する」を英語表現しています。

“permission”は英語で「許可」という意味なんですよ。前に“my”や“her”などの所有格をつけて使う事が多いです。なので“without my permission”は「私の許可なしに」という表現になります。

A: My sister is wearing my jacket again. She takes my clothes without my permission.
(私の妹はまた私の上着を着ている。彼女は私の許可なしに私の服を取るんだよ。)
B: I do the same thing to my sister.
(私はそれと同じことを妹にする。)

I use his phone without consent.

私は承諾なく彼の携帯を使います。

このフレーズも“without”を使っていますが、先ほどのフレーズとの違いは何なのでしょうか?

“consent”は英語で「承諾」という意味になります。“permission”はどちらかというと、権限を与える事なので上から目線な感じです。でもこちらは、同じ立場で同意するような感じになります。

A: I don’t know why some girls check their boyfriend’s phone.
(なんで女の子たちが自分の彼氏の携帯をチェックするのかがわからない。)
B: I thought that’s normal. I use his phone without consent.
(そんなの普通だと思ってた。私は彼の携帯を承諾なしに使うよ。)


独断の「勝手に○○する」

相談や承認なしで自分の判断だけで行動する事はどのように表現すればいいのでしょうか?ここではこんな時にピッタリなフレーズを紹介しますね。

You can use the kitchen as you please.

勝手に台所を使ってもいいです。

「独断に○○する」ということを言いたい時はこんなフレーズを使うのがいいですよ。

“as you please”は英語の慣用語で「好きなように」という意味になります。動詞の後に付けて使う事ができるんです。

“please”は英語で「満足させる」や「喜ばせる」という意味になります。なので、この英語表現を直訳すると「あなたを満足させるように」という感じになるんです。

A: You can use the kitchen as you please.
(勝手に台所を使ってもいいからね。)
B: Your kitchen is so tidy. I’ll try not to make a mess.
(あなたのキッチンはすごく整理されているね。なるべく汚さないようにするよ。)

He decides things by himself.

彼は一人で物事を決めます。

“by himself”や“by myself”を使っても「独断に○○する」を表現することができます。

でも、実はこのフレーズは英語で「一人で」という意味なんです。なので、「独断に○○する」の表現に合う動詞は限られてきます。

今回の例文では「決める」という意味の“decide”を使っているので「一人で決める」という表現になるんです。つまり「独断で決める」という事になります。

一人でやると「独断でやる」という意味になる動詞に付けて使ってくださいね。

A: That’s unbelievable. Did he even ask you if you were going to be available on those days?
(それは信じられないわね。彼はあなたがそれらの日に暇かどうかあなたに聞いたの?)
B: No. He always decides things by himself.
(いいえ。彼はいつも一人で物事を決めちゃうの。)

I just do it.

私は勝手にそれをします。

独断で何かをする時に“just”を動詞の前に使って表現することもできます。

“just”は副詞で「たった今」、「ただ」、「ちょうど」という意味なんです。でも、「ただ○○する」ことはシチュエーションによっては「独断で○○する」という意味にもなります。

A: Do you have to ask someone for a permission.
(誰かに許可を取らなくてもいいの?)
B: No, I just do it. I don’t think anyone cares.
(うん、勝手にやるんだ。誰も気にしないと思う。)

She does it on her own.

彼女は勝手にそれをします。

一番はじめに紹介した“on its own”を少し変えると「独断で」という感じの意味にもなります。

このフレーズは実は英語で「自分自身で」や「一人で」という意味なんですよ。自分自身でやると「独断で○○する」という表現になる動詞と合わせて使ってくださいね。

このフレーズは主語と“own”の前の所有格を“she”と“her”のように同じ人にして使いましょう。

A: She doesn’t ask anyone. She does it on her own.
(彼女は誰にも尋ねないの。勝手にそれをするんだ。)
B: That’s selfish.
(それは自己中心的だね。)

おわりに

いかがでしたか?
「勝手に○○する」をそのまま表現できる英単語はあまりありません。なので、あなたのシチュエーションに合ったフレーズを使って表現しなくてはなりませんよね。

今回は自動的になってしまった事、無許可で何かをした時、独断でやった時のフレーズを色々と紹介しました。

ぜひそれぞれの違いを分かったうえで上手に使い分けてみてくださいね。

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