《英会話講師Mizue流》留学のホームステイの違いがわかる体験談!
Hello, everyone! 英会話講師/英トピライターのMizueです!
今日は、留学のホームステイ体験談をいくつかご紹介!これから海外へ留学する方は、「実際のホームステイってどんな感じなんだろう?」、「ホストファミリーと上手くやっていけるだろうか?」等、色々と気になる事があると思います。
事前にリアルな体験談や情報がわかっていると、心構えが出来て気が楽になりますよね!私自身がニューヨークのホームステイ先で体験した事や、留学中に身近で起こったホストファミリーとの出来事について、エピソードをまとめてみました!
記事の目次
【はじめに】ホームステイ先を選ぶ際に知っておきたいこと
都会/郊外によってホームステイの環境は大きく変わる
日本人が抱くホームステイの一般的なイメージは、「広いお庭付の一戸建てに住む、アットホームなファミリーのお家に滞在して、週末はファミリーと楽しく観光」という感じが多いと思います。
留学先でホームステイをする方にぜひ参考にして頂きたいのが、自分が訪れる場所の地域性によって、ホームステイの環境は大きく異なるという事です。
例えばですが、カリフォルニアの郊外や自然の多い地域でのホームステイの場合、私達が一般的に抱くアットホームな家庭での滞在を経験出来る事が多いです。学校がない日はホストファミリーと一緒に、色々な場所へ遊びに連れて行ってもらう事も出来るでしょう。
反対に、私が住んでいたニューヨークのように誰もが忙しい毎日を送る都会では、「ホームステイ=ビジネス」と見なされる事も多く、留学生が支払うホームステイの代金を大切な収入源として生活しているファミリーがほとんどです。
もちろん優しく温かいファミリーも多いですが、みんなフルタイムで土日関係なく仕事をしている事がほとんどで、週末に一緒に出掛けるという機会は少なくなります。
「自分が海外で何を体験したいか」をもとに、ホームステイ先を選ぼう!
ホームステイは大きく「アットホームな郊外でのホームステイ」、「自立マインドを求められる都会のホームステイ」の2パターンにわけられますが、どちらのケースにおいても、自分が留学先で求める環境やファミリーとの相性が一番大切です。
のんびりとリラックスした環境で英語に触れ、外国文化をホストファミリーと楽しみたい方は、郊外でのホームステイが良いですし、ホストファミリーとばかり過ごすのではなく、自由に自分の時間を使いたい方は都会のホームステイが合っているでしょう。
私の場合は留学先がニューヨークでしたが、ホームステイ先はホストマザーとホストシスターの2人だけ。そして彼女達はフルタイム週7日の仕事をしていました。
とっても愛情深く優しいファミリーでしたが、平日や週末、一緒に出掛ける事は少なかったです。でも私は自分のペースで留学中の自由な時間を過ごしたかったので、環境は目的が合っていて有意義に滞在出来ました。
ファミリーとの相性は現地に行くまでわからないので事前に決める事は難しいですが、自分がどんな風に留学先での生活を体験したいかをベースにホームステイ先を選んでみると、大きな失敗がないですよ!
【体験談①】ホストファミリーとの関係
いつも一緒に居れなくても、本当の家族として接してくれた
私が滞在していたホームステイ先では、ホストマザーとホストシスター、そして私を含め常に3~4人の留学生が一緒に住んでいました。
ホストマザーもシスターも、感謝祭やクリスマス以外はほぼ休みなしのスケジュールで仕事をしていたので、普段は毎朝/寝る前に少し顔を合わせたりするくらいで、週末はほとんど別々に過ごすのが普通。
それでも、ホストマザーは毎晩私達1人1人の部屋を訪ねてくれて、”How was your day?” (今日はどんな1日だった?)と様子を聞きに来てくれました。
「忙しくてあまり一緒に居れないけど、本当のお母さんだと思って、ここを本当の家だと思って過ごしてね」と最初に言ってくれた時、とても安心したのを覚えています。
ホストシスターも忙しい人でほとんど一緒に居ませんでしたが、毎晩必ず美味しい手料理を準備してくれていて、彼女の時間の許す範囲で心地よい家の環境を作ってくれたのを覚えています。
自分達の生活のペースも大事にしながら、留学生にも家族として接する素敵なファミリーに恵まれたので、一緒に居る時間は少なくても、いざという時に色々相談出来たりと、とても良いホームステイの経験が出来ました。
滞在先のファミリーによって、良くない経験をする人も居る
とても残念な事ですが、ビジネス感覚でホームステイを行うファミリーの多い都会では、滞在先で寂しい経験をする人も少なくありません。
これは私と同じ語学学校に通っていたクラスメイトから聞いた話ですが、ファミリーから信頼されず家の合鍵をもらえなかったり、ホストマザーやファーザーが、自分たちの子供に作る食事は豪華なのに、留学生に作る食事は質素だったなどのエピソードがありました。
慣れない環境でこのような経験があると、ホームシックに陥ってしまい留学を楽しめなくなってしまいますよね。語学学校が仲介したホストファミリーであれば、相談する事で滞在先を変えてもらう事が出来ます。
本来であればゆっくり出来るはずのお家で、嫌な思いをするより、少しでも相性の良いファミリーの元で生活出来る方が絶対にいいです!ストレスがたまりそうな状況になったら、周りに相談してより良い環境を探しましょう。
【体験談②】ホームステイ先の周辺治安
滞在する地域によって、治安に差がある
一般的に、外国人留学生を迎えいれるホストファミリーは、比較的治安の良い地域に住んでいます。
生活水準の高いエリアでは特に心配する事はないと思いますが、色々な国籍の移民が多い国でホームステイする場合、住む地域によって治安に差がある事を覚えておきましょう。
私がニューヨークで最初にホームステイをしていた地域は、正直あまり治安がよくありませんでした。私が居たのは、ホストファミリーも含めて、フレンドリーで温かい人が近所には多かったのですが、低所得住居が多いエリアだったので、通りが一本違えば犯罪が起こりやすいといった地域。
昼間でも派手な格好で外出したり、夜に外出する事はほとんど避けていたのを覚えています。
また、生活水準が高く犯罪の少ないエリアでも、法律で銃の所持が許されている地域もありますね。日本と違って、治安の差には細かく違いがあると認識をしておくことが大切です。
滞在先の治安について、事前の下調べが役に立った
私は留学前に、事前にわかっていたホームステイ先の地域の周辺と、ニューヨークの治安についてよくリサーチをしました。事前に調べる事で、普段の過ごし方や適切な服装、身を守る為に気を付けなければいけない事を把握できていたので、現地について急に驚く事が少なく、自然と環境になじむ事が出来たんです。
海外に行く際、その国の文化や宗教を理解する事はもちろんですが、治安について下調べをする事はとても大切な事。
ニューヨークの語学学校で周りからよく聞いていたのが、「想像より治安の悪い所にホームステイする事になって驚いてしまい、ホームシックにすぐかかってしまった、早く自分の国に帰りたい。」という感想。
留学前の事前準備として、ホームステイ先の周辺エリアについてよく調べておく事をオススメします。特に、移民が多い地域でホームステイする方は、ホストファミリーが暮らす近所のコミュニティをチェックしておきましょう。
【体験談③】ホームステイ先で決められていたルール
家の至る所に貼ってあった、”Speak in English please”と書かれた紙
私がステイしていた家では、常に私以外にも外国人留学生が数名住んでいました。
時期によって滞在する学生が入れ替わり、日本人が多い事もあれば、韓国やベルギー、トルコなど色々な国の学生が一緒に住んで居たので、家では”Speak in English” (英語で話して下さい)と書かれた紙があちこちに貼ってありました。
これは留学で気を付けなければいけない事の1つですが、例えば日本人と外国人が混ざったグループで話をしている時に、日本人同士が母国語で会話をすると、日本語がわからない他の国の人達は、これを大変不快に感じます。
私のホストマザーはこの事にとても厳しく、「周りが不快な気持ちになったり、置いてきぼりにならないよう、お互い尊重し合いたいの。皆で居る時は、必ず英語で話してね。」と繰り返し私達に言っていました。
日本人が数名滞在する期間が続く事もあったので、皆が快適に生活出来るよう、特に注意してほしかったのでしょう。
近くに日本人が居るのに英語でしか話せないと、特にフラストレーションがたまりそうですが、このお家のルールのおかげで英語スキルがupしたのでとても感謝しています。
おわりに
ホームステイの体験談、いかがだったでしょうか?
私が個人的に体験した事が中心だったので、全ての人にあてはまる内容ではないかもしれませんが、実際のエピソードとして参考にして頂ければ幸いです。
外国の家族の雰囲気や習慣をリアルに体験できるのが、ホームステイのいい所です!英語の勉強はもちろんですが、それだけでなく現地の異文化理解を楽しめたらとっても良い経験になりますよね。
皆さんの留学とホームステイが、かけがえのない素敵な思い出になりますように!