「提案」を英語で!ビジネス場面で考え&アイデアを伝える表現14選!
海外とビジネスでやり取りをする際は、自分の考えやアイデアを率直に伝えるのが大切!ただ外国人を目の前にすると、急に英語での提案に自信がなくってしまうことも…。
でも大丈夫!ビジネスで提案をする前に、ある程度お決まりの英語フレーズを知っておけば、本番でも落ち着いて伝えることができます。
今回は「ビジネスシーンで提案をする時の英語フレーズ」をご紹介します!
①周囲の注意を引く
提案をする前には、何らかの合図を出すのが一番!一言声をかけてから提案ができるように、相手の注意を引く英語フレーズを見ていきましょう。
Excuse me.
すみません。
相手の注意を引く時の定番フレーズがコレ。何を言うにも、話を中断するならまずこの一言があると自然ですね!短い上に、間違いのない一言になります。
May I interrupt?
ちょっとよろしいですか?
“interrupt”は「中断する」や「邪魔する」という意味の英語。「邪魔していいですか?」と言うことで、一旦話の流れを止めることが可能です。
そして”May I ○○?”は許可を求める丁寧な表現なので、失礼にはなりませんよ!
Excuse me, may I interrupt?
(すみません、ちょっとよろしいですか?)
Can I just say something here?
ちょっと一言いいですか?
「何か言いたいことがある」と伝えたい時は、この英語フレーズがオススメ。軽い感じで、あまり長い話にならないようなニュアンスがあるので、気軽に使えますね!
“here”は「ここ」という場所を表すわけではなく、「このトピックに関して」という感覚で使われているのがポイント!
もちろん、より丁寧な印象にしたいなら、”May I just say something here?“と言ってもOKです。
他にもこんな英語表現がありますよ!
Can I just mention something here?(ちょっと一言いいですか?)
Can I come in here?(ちょっといいですか?)
Can I add something here?(ちょっと一言付け加えていいですか?)
I’m sorry to interrupt, but can I just say something here?
中断して申し訳ないのですが、ちょっと一言いいですか?
先ほど紹介した “May I interrupt?” と “Can I just say something here?” の要素を組み合わせたのがコチラ!「邪魔してすみません」というオープニングに、「一言伝えたい」という意思を合わせることで、提案前にピッタリの英語表現になるんです!
ビジネスシーンだとしても、手短に “Sorry” で問題ありません。
Sorry to interrupt, but can I just mention something here?(中断して申し訳ないのですが、ちょっと一言いいですか?)
Do you mind if I come in here?
ちょっとよろしいですか?
“come in”には「口を挟む」という意味もあるんです。そして”Do you mind if ○○?”はお願いをする時の定番ビジネスフレーズで、「○○をしたら気にしますか?」と丁寧に伺いを立てる時に使われます!
他にはこんな英語フレーズも!
Do you mind if I jump in here?(ちょっとよろしいですか?)
②提案をする意思を伝える
周りの注目を集めたら、提案をしたい内容があることを伝えましょう!
Here’s an idea.
こういう案があるんです。
直訳をすると「ここにアイデアがあります」となるこの英語。何か考えがアイデアがある時は、この一言を伝えてから提案をするとかっこいい!
日常会話でもよく出てくる英語フレーズです。
How about this for an idea?
この案はいかがでしょうか?
「アイデアとして、これはどうですか?」という意味で使われ、自分の考えを述べる前の前置きとして役に立つ一言になります。
ちなみに “idea” というのは、ちょっとした考えや提案を表す英語なので、堅苦しい感じがしないのが特徴。そういう意味でも、意見を言う前に「あくまでもアイデアだ」というニュアンスを出せるので、オススメです!
I’ve got a suggestion.
提案があります。
“I’ve got ○○.”は「現在完了形のこと?」と思いがちですが、これは自分の持物を伝える “I have ○○.” と同じ意味で使われる言い方なんです!日常会話ではかなり登場します。
つまり「提案を持っている=ある」と言いたい時は、”I’ve got a suggestion.”と言えばいいわけなんですね!”I’ve got ○○.”は比較的カジュアルなシーンで使われることが多いですが、ビジネスシーンでももちろん問題なく使われるので安心してください。
I’d like to make a suggestion.
提案したいことがあります。
ストレートに「提案したい」という気持ちを表現するならコチラ!”I’d like to” は “I would like to”(させて頂きたい) の短縮形で、”I want to”(したい)よりもビジネスシーン向けの言い方になります。
また”make a suggestion”は「案を出す」という意味の英語なので、提案時に覚えておきたいフレーズです!
“propose”でも同じような意味合いになります!
I’d like to propose something.(提案したいことがあります。)
③提案する
それでは最後に提案をする時の英語表現をご紹介!ビジネスシーンで失礼にならない、安全で使いやすいフレーズを学んでいきましょう!
How about ○○?
○○はどうでしょう?
ふわっと提案をする時に一番使いやすいのが、この英語フレーズ。「〇〇はどうですか?」と質問することで、自分の考えを言いつつ、相手の反応を伺うことができます!
ちなみにこのフレーズにはいくつか使い方があるので、それぞれを見ていきましょう。
① How about <動詞+ing>?
この場合は<動詞+ing>の形にするスタイルなので、何らかのアクションに対しての提案になります。
How about changing the package?
(パッケージを変えるのはどうでしょう?)
② How about <主語>+<動詞>?
通常の完全な文章を、そのままシンプルに “How about” の後ろに足したのがコチラ。「誰が何をするのか」を明確にできます!
How about we all brainstorm safer ways?
(私たちみんなでより安全な方法を考えるのはどうでしょう?)
③ How about <名詞>?
ものを対象にして提案をする時は、名詞を使いましょう!
How about Shibuya? We can approach to many young people there.
(渋谷はどうでしょう?大勢の若者にアプローチできますよ。)
ちなみに”What about ○○?”でもOKですよ!
What about opening a branch in Osaka?(大阪に支店を出すのはどうでしょう?)
It’s just an idea, but ○○.
アイデアに過ぎないんですが、○○。
日本のビジネスシーンでも最近よく聞かれるのが、「ジャストアイデアなんですが…」という言い方。「思いつきなんですが」という意味で使っているのですが、これは立派な和声英語!
恐らく”just an idea”の冠詞が抜け落ちて、「ジャストアイデア」となってしまったのかもしれません。自然な英語フレーズにするなら、ここで紹介したように “It’s just an idea.” という言い方になるので、注意しましょう!
気軽に自分の考えを伝えたい時にオススメの前置きフレーズです。
It’s just an idea, but how about targeting women in their 30’s?
(アイデアに過ぎないのですが、30代の女性をターゲットにするのはどうでしょう?)
Perhaps we should ○○.
恐らく○○をすべきなんじゃないでしょうか。
“We should ○○.”(○○すべきだ。)は、言い方次第キツい印象になってしまうことも。しかし”perhaps”(恐らく)を頭につけると、途端に柔らかなトーンで提案ができるようになるんです!
「自分が正しい」という姿勢が薄れるので、”perhaps”はオススメ!
Perhaps we should just go back to the original.
(恐らく原型に戻るべきなんじゃないでしょうか。)
例文のように”just”をつけると、より軽い感じになります。高圧的な印象になりたくない時は、これらのワードを駆使するのが賢いやり方!
One possibility would be to ○○.
一つの可能性としては、○○。
“possibility”は「可能性」を表す英語で、実際に起こり得るものを指して使われます。そのため提案をする際に、「一つの可能性としてあるのが…」という形で話をスタートする時にピッタリなんです!
考えを押し付けず、賢さをアピールできる便利フレーズになります。
Well, one possibility would be to use the previous data.
(そうですね、一つの可能性としては前回のデータを使うことですかね。)
What if we ○○?
○○してみたらどうなるんでしょう?
“What if ○○”は「もし○○だったらどうなるか?」という意味で使われるので、「この選択をしたら、結果はどうなるのか」という思考を使う時にピッタリの表現になります。
自分の考えを言う時のバリエーションの一つとして押さえておくと、言い回しが広がっていいですよ!
It’s just an idea, but what if we hold a showcase in Dubai?
(アイデアに過ぎないんですが、ドバイで展示をしてみたらどうなるんでしょう?)
おわりに
いかがでしたか?
今回はビジネスシーンで使える「提案の英語フレーズ」をご紹介しました!
人前で自分の意見を述べるのはドキドキしますが、ずっと黙っていては仕事になりませんよね。「生意気かも…」と思わず、アイデアはしっかり周りに伝えましょう!
ただし嫌な印象にならないためには、言い方にコツがいります。今回ご紹介したフレーズを使って、賢く考えを伝えてみてくださいね!