「役に立つ」の英語表現!usefulだけじゃない便利なフレーズ10選!
英語で、「○○は役に立つ」と言いたいとき、”useful”以外の表現の仕方を知っていますか?形容詞以外の言い方だけでなく、動詞を使ったフレーズなど、言い方がたくさんあります。
また、単なる「役に立つ」という意味に加え、今回は「役にかなう」=「目的にかなう」=「十分である」という意味の英語フレーズも紹介します。
「役に立つ」:形容詞編
まずは、基本の単語からマスターしていきましょう。ここでは、ほとんどの状況で言い換え可能な4つの単語を紹介します。
例文では、形容詞の異なる使い方にも注目して見てみてくださいね!
It is useful.
役に立つよ。
まずは、基本の”useful”から。
“use”(使う)が由来となっている単語です。「モノ」に対して「役に立つ」と言いたいときに使うと自然ですね。
A: Where did the rice bag go? I found it pretty useful to do sit-ups with it on my feet.
(あのお米の袋どこ行ったの?足に載せて腹筋するのに便利だと思ったんだけど。)
B: What? I put it away. It was too big.
(はい?片づけたわよ。大きすぎるから。)
It is helpful.
助かるよ。
“help”(助ける)から派生した単語です。
「モノ」や「人」を主語にして、「役に立つ」=「助かる」という意味にもなりますし、「人の行動」が自分にとって「手助けとなる」というときにも使えます。
<Case1:「人」が主語>
A: I wish I could help you more. I am sorry that I couldn’t do much.
(もっと助けてあげられればいいんだけど。大したことができなくてごめんなさい。)
B: You’re fine. You’ve been very helpful since you came to stay with us. I appreciate it.
(とんでもない。あなたがうちに来て以来、あなたにずっと助けられているわ。とても感謝しているのよ。)
※「Youがずっとhelpfulである」という『状況が継続しているさま』を表現するため、現在完了形を用いています。
<Case2:「人の行動」が主語>
A: Should I do laundry when you are out?
(外出中に洗濯しておこうか?)
B: Thanks. That would be helpful.
(ありがとう。助かるよ。)
It is handy.
便利だね。
“hand”(手)から派生した英単語。ですから、手を用いる状況で使うと間違いありません!
A: Have you ever used the new application for texting?
(新しいメールアプリ使ってみた?)
B: Yeah, it was quite handy. I liked it.
(うん、結構使えるね。気に入ったよ。)
It is convenient.
便利だね。
ご存知の通り、「コンビニエンスストア」の「コンビニエンス」とは、英語の”convenience”(便利)から来ています。「便利だ」という意味で使いたいときは、”convenient”と形が変わります。
「モノ」を主語にとるのが自然です。
A: I have a bad headache. I’m leaving school early today.
(ひどい頭痛がするんだ。今日は早退するよ。)
B: I heard that countless times! It is such a convenient excuse to skip the class, isn’t it?
(それ、数え切れないほど聞いたよ!授業をさぼる便利な言い訳じゃないのか?)
「役に立つ」:動詞編
次は、「役に立つ」を動詞で表現できる英語のフレーズを1つ紹介します!とても簡単な動詞なので、忘れにくいですし、使えること間違いなしです。
It helps.
役に立つよ。
「助ける」という意味でよく知られる”help”という単語。動詞のみで使うと、「助けになる」、つまり、「役に立つ」という意味になります。まさに、英語のお役立ち表現ですね!
また、例文のように、自分が相手のために何かをしたのちに言う”Hope it helps.”(役に立てるといいんだけど)という表現は、決まり文句として頻繁に用いられます。
A: Thank you so much, Susan for sharing your math notebook with me.
(数学のノートを貸してくれて、どうもありがとう、スーザン。)
B: No problem. I hope it helps.
(なんでもないわよ。役に立つといいんだけど。)
「十分だ」という状況の「役に立つ」:形容詞編
次は、「役に立つ」という英語表現の中でも、「目的にかなう」という状況で使えるフレーズを紹介します。他にも取れる選択はあるかもしれないが、選んだ手段が目的を達成するのに十分であるというときに使えます。
まずは、形容詞を用いる英語の言い回しから覚えていきましょう!
It will be fine.
いいと思います。
“I’m fine.”のフレーズでよく知られている”fine”。単語そのものの意味は「大丈夫」「かまわない」という意味です。「十分だろう」と伝えたいときは、未来形を用いるのがベスト。
「今の状況だと最善の策」というニュアンスで言いたいときに使ってみましょう!
A: What do you think about this tablecloth? You’ve been looking for a cheap, pretty one.
(このテーブルクロスどう思う?安くて可愛いやつ探してたよな。)
B: That will be fine. Let’s go for it.
(いいわね。それにしましょう。)
It will be good.
いいと思います。
この単語も、知らない人は(ほとんど)いませんよね?基本の”good”を用いた未来形の表現です。
英語では一つの単語がバリエーションに富んだ意味を持つことが多くありますが、”good”も「良い」という意味から派生して、さまざまな使い方ができるのです!
A: Should I put up this light at this corner?
(角にこのライトを取り付ければいいかな?)
B: It will be good. Thanks.
(いいと思う。ありがとう。)
It is effective.
それは効果的だね。
“effect”(効果)が由来になっている英単語です。行動や策略などが「役に立つ」、つまり、それらが「十分である」、「効果を発揮する」というシチュエーションでこの英語表現を使うと自然です。
A: In order to attract more people to our charity event, how about making a promotion movie?
(チャリティーイベントにもっと人を集めるために、プロモーションビデオを作るのはどう?)
B: Sounds tough. But that is going to be effective.
(大変そうだけど、きっと効果テキメンだよ。)
「十分だ」という状況の「役に立つ」:動詞編
前章の形容詞編に続き、「目的にかなう」という状況で使える、動詞を使った言い回しを紹介します。以下の2つのフレーズは、未来形のかたちで覚えてくださいね!
It will do.
それで十分です。
英語の授業で、疑問文のときは文頭に置くと習った”do”。
「する」という意味は広く知られていますが、頻繁に使われるこの表現では、「果たす」という意味になります。
A: How much wheat do you need?
(どのくらいの小麦が必要なの?)
B: 500 grams will do.
(500グラムあれば十分です)
It will work.
うまくいくでしょう。
「働く」という意味の英単語”work”。「働く」という意味以外によく使われるのが今回の英語表現。この場合は「機能する」「うまくいく」という意味で覚えるとわかりやすいですよ!
A: What about using “handy” here instead of “useful?” You used the same word in the previous paragraph.
(”useful”の代わりに”handy”を使うのはどう?前の段落でも同じのを使っていたし。)
B: It’ll work.
(それでいいですね)
おわりに
「役に立つ」という英語表現でも、状況によって言い換えができたり、適切な言葉があったりします。
状況によって英語を使い分けることで、あなたも自然な英会話を楽しんでください!