「厳しい」の英語!性格/スケジュール/状況に使える表現13選!
相手の性格や言葉遣い、自分が置かれている状況やスケジュールが「厳しい」と感じることってありますよね。
そんな状況を、英語ではどう表現すれば良いでしょうか?
今回は、対象別に使える「厳しい」をたっぷりご紹介します!
相手が「厳しい」時
まずは、上司、先生や親など「あの人厳しいよね」と言いたい時の英語フレーズを紹介していきます。
〇〇 is strict.
〇〇は厳しい。
“strict”は英語で「厳しい」という意味の代表的な単語です。性格がキツイという意味ではなく、ルールや時間をきっちり守るなど、真っ当な厳しさを持つ人物を形容する一言になります。
A: She’s strict. She’s famous for that.
(彼女厳しんだよ。そのことで有名なんだ。)
B: Really? I wish I’d known that earlier! I’ve already signed up for her class.
(マジで?もっと早くに知りたかったよ!もう授業登録しちゃった。)
〇〇 is very tough on others.
〇〇は他人にすごく厳しい。
“tough”は、日本語でも使う「タフ」で間違いないのですが、人並み以上の「強さ」「丈夫さ」を兼ね備えているというのが本来の意味です。
その強さが他人に向けられるのはなんだか怖いですよね。そんな様子を表しているのがこちらのフレーズです。
他人に厳しかったり、強くあたりがちな人を表す英語表現になります。
A: Watch out, he is very tough on others.
(気をつけて、彼他人にはすごくキビシイから。)
B: I can’t tell from his look!
(見た目じゃ分からないよ!)
〇〇 is demanding.
〇〇は要求が多くてきつい。
“demand”は「要求する」という意味の英語です。”〇〇 is demanding”というように形容詞で使うと、「要求が多い人」という意味になります。
過度な要求をしてくるという意味の厳しさを表す英語表現です。
A: My boss is demanding at times. He forces me to do overtime even when I’m done with my work and I have nothing to do.
(上司がたまに要求が多くてきついんだ。仕事も終わってやることもないのに、残業を強要させられる。)
B: Have you talked about this to anyone?
(誰かに相談した?)
〇〇 has a harsh tone.
〇〇は言い方が厳しい。
“harsh”は、「状態が厳しい」という意味の英語ですが、対象が人の態度や言葉遣いの場合は「キツい」や「とげとげしい」という意味で使われます。
こちらのフレーズでは、”tone”(口調)がキツいということを伝えているんですよ。
A: Did you hear that? She has a harsh tone.
(今の聞いた?彼女言い方キツいね〜。)
B: And she looked furious.
(それにすごく激怒した様子だったね。)
〇〇’s tone is a bit too strong.
〇〇の言い方はややキツすぎる。
“tone”は「トーン」という言葉通り、「口調」という意味の英語です。誰かの言い方が、”a bit too strong”(やや強すぎる)と感じた時は、こちらのフレーズを使ってみてください。
A: Don’t you think his tone is a bit too strong?
(彼の言い方はキツすぎると思わない?)
B: He’s really immature. He needs to grow up.
(彼は幼稚なんだよ。もっと年相応に振舞ってほしいね。)
That was harsh.
今の言い方はキツかったよ。
このフレーズで使われている “harsh”は、口調が「キツい」とか「とげとげしい」という意味ですね。
偶然耳に入ってきた誰かの言葉遣いに対して使うことも出来ますが、キツい言い方をした張本人に面と向かって使う英語表現でもあります。
感覚としては「今の言い方は無いんじゃない?」というニュアンスですね。
A: That was harsh.
(今の言い方はキツかったよ。)
B: I’m sorry, but I didn’t mean to hurt you.
(ごめん、でも傷つけるつもりじゃなかったんだ。)
自分にとって「厳しい」時
続いて、納期に間に合わせるのが難しかったり、スケジュール的に難しい時の英語フレーズを紹介していきます。
I have a tight schedule.
スケジュールが厳しい。
“tight”は「(服などが)きつい」「窮屈」などを表す他、日程がぎっしり詰まっている様子も表す英語です。
スケジュールの厳しさ理由に、何かを断らなきゃいけない時ってありますよね。”tight schedule”は「日程がぎゅうぎゅう詰め」という意味の定番表現なので、これを機に覚えてみてください!
A: I have a tight schedule this week.
(今週はスケジュールがきついんだ。)
B: Do you want to postpone our dinner then?
(そしたらご飯はリスケにしようか?)
I’m on a tight deadline.
納期が厳しいんだ。
“deadline”は「納期」または「締め切り」という意味の英語です。”tight”(窮屈な)と合わせて、「納期がギリギリ」とか「納期がキツい」と言っています。
A: I have an extra ticket to tonight’s game. Are you interested?
(今夜の試合のチケットが一枚余ってるんだ。興味ある?)
B: I do, but I can’t make it. I’m on a tight deadline.
(ある、でも無理だ。納期が厳しくて。)
ちなみに、「納期に間に合わせる必要がある」は、動詞を “meet”(満たす)に変えて、こう表現することができますよ!
I have to meet a tight deadline. (納期に間に合わせなきゃいけない。)
Money is tight.
金銭的に厳しい。
金欠で苦しいことを表すシンプルな口語表現です。
“tight”は英語で「きつい」「窮屈」という意味ですね。また、結び目が「かたく結ばれた」という意味があります。
財布の紐が固く結ばなきゃいけないほど、金銭的に苦しい様子と考えると覚えやすいかもしれまん!
A: Let’s go Christmas shopping!
(クリスマスの買い出しに行こう!)
B: Can we do that maybe next month? Money is tight these days.
(それ来月とかにしない?ここ最近金銭的にきつくてさ。)
I’m in a difficult situation.
今厳しい状況なんだ。
“difficult situation”は英語で「難しい状況」という意味です。詳細は省きたいけど、今はとにかく置かれている状況が苦しいと伝えたい時の一言。
A: I’m in in a difficult situation. I’ll tell you when the time comes.
(今ちょっと厳しい状況なんだ。時期がきたらちゃんと説明するよ。)
B: Let me know if there’s anything I can do.
(何かできる事があれば言ってね。)
I’m going through a rough time.
今はつらい時期なんだ。
“rough”には英語で「(素材などが)粗い」の他、「乱暴な」とか「荒れた」という意味があります。
このフレーズでは、環境や自分の気持ちが荒れてしまっている辛い状況であることを “rough time”と表現しているんです。
余談ですが、「ラフな格好」などで使われる「ラフ」は和製英語ですので注意してくださいね!
A: I’m going through a rough time lately.
(最近、色々とつらいんだ。)
B: Do you want to talk about it?
(話してみない?)
Things are going downhill.
いろいろと下り坂だ。
“downhill”は英語で「下り坂」という意味。日本語でも、物事がうまくいかないことを「下り坂」と表現しますよね。物事が思った通りにいかず、状況が下降傾向にあることを説明しています。
フレーズにある “Things”は、決まった何かを指している訳ではなく、「色んなこと」「あらゆること」というニュアンスで使われているんです。
A: I can feel that things are going downhill. I feel so anxious.
(色々と下り坂に向かってると何となく感じるよ。すごく不安。)
B: Think positive! I’ll buy you coffee, sounds good?
(前向きに考えて!とりあえずコーヒーおごるよ、どう?)
It’s a tough call.
厳しい選択だ。
こちらのフレーズでは、難しい決断や選択であることを “tough call”と表現しています。
スポーツ試合で、審判がアウトやファールをジャッジする事を「コール」ということをご存知ですか?このように、”call”には「判断する」という意味もあるんです。
また、”tough”は「難しい」という意味ですね。これらを合わせて「難しい選択/決断だ」ということを伝えています。
A: Which dress should I wear to the wedding reception tomorrow?
(明日の披露宴に、どっちのドレスを着るべきかな?)
B: It’s a tough call. Both look good on you.
(難しい選択だね。どちらも似合ってるよ。)
おわりに
いかがでしたか?
「厳しい」って何となく使っている言葉ですが、実は使い道がたくさんあるんですね!今回ご紹介したフレーズの中で、しっくりくるものがあったら、ぜひ今日からでも使ってみてください。