「ラストスパート」を英語で!もうひと踏ん張りする時の表現6選!
もう少しでゴール出来る、あと一息頑張れば終わる、そんな時に「ラストスパート」という表現。
みなさんだったら、英語でどのように言いますか?
“last spurt”という英語はあるにはあるのですが、実はこの言葉を日常会話で聞くことは、ほとんどありません。
では、日本人が使う「ラストスパートをかける」といった言い方は、英語ではどのような言い方をすればいいのでしょうか?
今回は、もうひと踏ん張りする時に使える「ラストスパート」の英語フレーズを紹介したいと思います!
何かを終わらせる
まずは、物事を終わらせるために、最後のひと踏ん張りをする時に使える「ラストスパート」の英語フレーズを紹介します!
I’m wrapping 〇〇 up.
ラストスパートをかけてるんだ。
ある物事が仕上げの段階に入っていて、あとはまとめて終わらせるだけ。そんな時に使える英語フレーズです。
“wrap up”という表現には「仕上げる」とか「まとめあげる」という意味があり、ラストスパートをかけて何かを終わらせようとしている時にも使うことが出来ます。
「ラストスパートをかけている」というのは、「終わらせようとしている最中」ですから、現在進行形にして”I’m wrapping up”と表現するといいですね。
〇〇の部分に仕上げようとしているものを表す言葉を入れて使いましょう。
A: Aren’t you going home yet?
(まだ帰らないの?)
B: I have to finish this document today. I’m wrapping it up.
(今日この書類を終わらせないといけなくて、ラストスパートをかけてるよ。)
I’m making a final push.
ラストスパートをかけてるんだ。
あと一息、残りわずかで、何かが終わる!そんな時には、こんな英語フレーズもおススメです。
“make a final push”には「最後の一押しをする」といった意味があります。
このフレーズを直訳すると「私は最後の一押しをしている」となり、「ラストスパートをかけている」ということを伝えることが出来るんです。
この表現も、最初の表現と同様に進行形を使っています。
A: I’m making a final push now.
(今ラストスパートをかけてるんだ。)
B: Really? I thought you would take longer time.
(本当に?もっと時間かかるかと思ってたよ。)
I’m making one last effort.
ラストスパートをかけてるんだよ。
何かを終わらせるために、最後のひと踏ん張りをしていることを伝えられる表現です。
“one last effort”には「最後の努力」という意味があり、”make one last effort”とすると、目的達成のために最後の力を振り絞る様子を表せます。
この表現も、「今最後のひと踏ん張りをしていること」を表すために、進行形を使うといいですね。
A: You’re almost done!
(もうすぐ終わりそうだね!)
B: Yeah. I’m making one last effort now.
(うん。今ラストスパートをかけてるんだ。)
I’m in the home stretch.
ラストスパートをかけてるんだ。
こちらも、ある物事が最終段階に入っていることを伝えられるフレーズで、「ラストスパートをかける」というニュアンスで使えます。
“home stretch”は、元々陸上や競馬などのレースで見られる、「ゴール前の最後の直線コース」を指す言葉です。
その直線コースで、選手や馬がラストスパートをかけて追い上げるところから、日常生活の中で最後の追い込みをかける時にも使われるようになりました。
このフレーズの場合は、「ラストスパートをかける場所にいる」という状態を表すニュアンスです。
なので、先に紹介した3つのフレーズのように動詞の進行形を使って表現する必要はありません。
A: Are you still studying for the test?
(まだテスト勉強してるの?)
B: Yeah. I’m in the home stretch.
(うん。ラストスパートをかけているんだ。)
ちなみに、”in”の代わりに”on”を使うこともありますが、意味は一緒です。
I’m on the home stretch.
何かを覚える
ある事を覚えなくちゃいけない期限が迫ってきていて、必死にそれを覚えようと最後の追い込みをしている。
そんな時に使える「ラストスパート」の英語フレーズを紹介していきたいと思います!
I’m cramming hard.
必死に詰め込んでるんだよ。
覚えなくちゃいけないことがあるのに、もう時間がない!そんな時は、必死に色々なことを詰め込みますよね。
そんな時に使えるのが、この英語フレーズです。
“cram”には「詰め込む」という意味がありますが、そこには「知識などを頭に入れる」というニュアンスも含まれています。
そこに「必死に」とか「一生懸命」という意味を表現出来る”hard”を加えることで、何かを頑張って覚えようとしている様子を伝えられるんです。
なので、最後の追い込みで必死に何かを覚えているという時にも使えます。
A: Why are reading your textbook?
(なんで教科書読んでるの?)
B: I’m cramming hard for tomorrow’s English test.
(明日の英語のテストのために、必死に詰め込んでるんだ。)
I’m pulling an all-nighter.
徹夜をしているんだ。
テスト前などに、最後の追い込みで徹夜をするという人も多いかと思います。
その「徹夜をする」を意味する表現が使われている英語フレーズで、ラストスパートをかけていることを伝えるのもおススメです。
“all-nighter”には「一晩中やっているもの」という意味があります。
動詞の”pull”には色々な意味がありますが、このフレーズでは「やってのける」という意味で使われており、”pull an all-nighter”で「一晩中やっているものをやってのける」という直訳です。
つまり、「徹夜する」というニュアンスで使うことが出来ます。
A: It’s high time you went to bed.
(もうとっくに寝る時間でしょ。)
B: I’m pulling an all-nighter to complete this report.
(このレポートを完成させるために徹夜してるんだよ。)
おわりに
今回は、もうひと踏ん張りの時に使える「ラストスパート」の英語フレーズを紹介しました。いかがでしたか?
様々な言い方で「ラストスパート」を表現することが出来るんですね。
全て一気に覚えようとすると大変ですから、自分で使いやすいフレーズから順に少しずつ身につけて使えるようにしていきましょう!