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afraid/worry/concernの違いって?「心配する」を意味する英語の使い分け!

 

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英語で「心配する」を意味する単語として、よく挙げられるのが”afraid”、”worry”、”concern”の3種類かと思います。

似たようなニュアンスを持つこれらの単語ですが、実は意味には違いがあり、状況に合わせて使い分けが必要です。

今回は、”afraid”、”worry”、”concern”の違いについて紹介したいと思います!



「afraid」「worry」「concern」の違い

まずは、それぞれの言葉について見ていく前に、今回のテーマである3つの言葉の違いについて大まかに紹介します。

それぞれの「心配する」には、以下のようなニュアンスの違いがあります。

“afraid”    ⇒ 恐怖、嫌悪
“worry”    ⇒ 心配、不安
“concern”懸念、関心

そして、その気持ちが向けられている対象にも違いがあるんです。

“afraid”    ⇒ 個人的なこと
“worry”    ⇒ 個人的なこと
“concern”周りのこと

“afraid”や”worry”は、特に個人的な問題に対しての気持ちを表します。

“concern”は、周りの人たちや事柄について、つまり自分だけでなく他の人にも関わりがあるようなことについて心配する気持ちを伝えることが出来るんです。

そして、”concern”は、ビジネスで好まれて使わることが多い言葉です。

ちなみに、”worry”と”concern”だけで見ると、以下のような違いもあります。その事柄がいつ起きているかで、使い分けることが出来るんです。

“worry”    ⇒ これから起こること
“concern”今起こっていること、もう起こったこと

さらに、これら3つの言葉は、それぞれの品詞も異なっています。

“afraid”    ⇒ 形容詞
“worry”    ⇒ 動詞
“concern”動詞

“worry”と”concern”は、英語の「動詞」なんですね。

ですが、”worried”や”concerned”の「形容詞」で使われることも多いです。この形でなじみのある人が多いかもしれませんね。そして、これらを「動詞」で使うか「形容詞」で使うかでも意味合いが違ってきます。

それでは、それぞれの言葉の詳しい使い方を確認していきましょう!


「afraid」について

「恐怖」や「嫌悪」を表現する

英語の”afraid”には、「怖い」とか「嫌だ」という意味合いが込められています。

ある事柄について「心配する」というよりは、「そのこと自体が怖い」とか「そのこと自体が嫌だ」という気持ちを表現する言葉です。

My brother is afraid of thunders.
(私の弟は雷を怖がる。)

この例文では、「雷」というものが「怖い、嫌い」という気持ちを表現しています。「雷が鳴るんじゃないかな」と心配してるわけではありません。

I’m afraid of being scolded by my boss.
(上司に叱られるのは嫌だな)

この場合、「上司に怒られる」ということに恐怖心を持っていて「嫌だな」と思っているんですね。

これも実際に怒られるかどうかの心配というわけではなく、単にそういうことをされるのが嫌だという気持ちを言っているだけです。

He’s afraid of staying home alone at night.
(彼は夜一人でいるのを怖いと感じる。)

こちらも、「一人でいること」を心配しているのではなく、そのこと自体が「怖いもの」としてその人の中にあるということです。


「worry」について

「心配」や「不安」を表現する

心配する気持ち、不安な気持ちを表現する時に、英語では”worry”を使うことができます。

この”worry”には、”afraid”のように恐怖心は含まれていません。

心配や不安で、モヤモヤしたりイライラしたりする気持ちを伝えられます。その心配や不安の対象となるのは、主に個人的な問題で、これから起こることについてです。

まず、“worry”という「動詞」のままの形で使うと、日常的に何かを心配しているというニュアンスになります。

ある一定の時期ではなく、生活の中で常に心にあるような感じです。

He worries about whether his daughter growing up properly.
(彼は娘がきちんと育っていくか心配している。)

一時的な心配や不安については、“worried”で表現します。

I’m worried about being scolded by my boss.
(上司に叱られないか心配だな。)

この例文は、先ほど”afraid”の項目で紹介した例文を”I’m worried about”に変えたものです。

“afraid”を使うと、本当に叱られるかどうかは別にして、とにかく「そのことが嫌だ」という気持ちを表現していました。

ですが、”I’m worried”にすると、「叱れるかな、どうしよう・・・」という心配で不安な気持ちを伝えるニュアンスになります。

そして、日常的な心配ではなく、ある出来事があり、それについて叱られないかどうか一時的に心配している感じです。

Rebecca is worried about her driving test.
(レベッカは免許試験のことで不安です。)

この例文で、レベッカはこれから受ける免許の試験のことを不安に感じています。

こちらも、試験を受けるまでの一定の期間の不安なので、「形容詞」の”worried”で表現するのが自然です。

ちなみに、以下のように”worry ○○”の形で使うと、「人を悩ませる」とか「人を不安にさせる」というニュアンスになります。

○○に入れるのは、対象となる人です。

This fact worries her.
(この事実が彼女を悩ませている。)

「concern」について

「懸念」や「関心」を表現する

英語の”concern”は、”worry”と同じように感じる人もいるかもしれませんが、微妙な違いが存在します。

“worry”が個人的な問題について言うのに対して、この”concern”は周りのこと、あるいは自分と周りに関係ある事について言うんです。

そして、英語の”worry”には、不安などでモヤモヤするような意味合いがありましたが、”concern”ではあまりそのような気持ちは感じられません。

確かに心配はしているけど、単に「どうなっていくのかな?」、「どうなのかな?」と気にかけているような感じです。

もうすでに起こっている状況に関しては、”worry”よりも”concern”で表現するのが適しています。

I’m concerned about their severe situation.
(彼らの深刻な状況について心配しています。)

この場合、自分の問題ではなく、別の人の状況について「どうなるのかな」と心配している感じです。

そして、その深刻な状況にはすでに陥っているということが分かります。

なので、”concern”を使って表現しています。

Mr. Jackson is concerned that there are a lot of complaints from a huge number of customers.
(ジャクソンさんはたくさんの顧客からのクレームがあることを気にしている。)

「たくさんの顧客からのクレーム」というのは、ジャクソンさん自身にも会社の他の人たちにも関わることです。

だから、”concerned”を使っているんですね。

そして、もうすでに起きているその状況を「どうなるのか」と気にしていることを伝えています。

このように、「心配する」という意味で使うときは「動詞」ではなく、”concerned”という「形容詞」で使うのが適しています。

というのも、「動詞」の”concern”は「人を心配させる」「気をもませる」という意味だからです。

なので、「人が何かを心配している」と言う時には使うことができないんですね。

ちなみに、「動詞」の”concern”は以下のように使います。

It concerns him a lot.
(そのことは非常に彼のを気をもませている。)

おわりに

今回は、英語の”afraid”、”worry”、”concern”の違いと使い分けについて紹介しました。いかがでしたか?

1つ1つの言葉に込められている気持ちやニュアンスは、大きく違っていましたね。

状況ごとに上手く自分の気持ちを表現できるように、イメージしながら練習をして身につけていきましょうね!

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