holidayじゃない!?「休み」の英語!休日表現の正しい使い方!
みんな大好きな「休み」の日。日常英会話で盛り上がるトピックも、休日にしたことの話が多いですね!
でもその「休み」を表すために、毎回英語で”holiday”と言っている人はいませんか?もしかしたらかなり別のニュアンスになって相手に伝わっているかも!
今回はそんな「休日の英語表現」をご紹介!それぞれの正しい意味を覚えて、正しく使っていきましょう!
【種類①】holiday
“holiday”はみんなにとってのお休み!
実は“holiday”は「みんなのお休み」という捉え方をアメリカ英語でされています。
この英語を使う時は、法律や慣習によって決められた「休日」や「祝日」を指すことがほとんど。そのため多くの人にとっても該当するお休みの日ということになるのです!
つまりNew Year’s Day(元日)は”holiday”の良い例になります。またアメリカで言えば“Independence Day”(独立記念日)や“Christmas Day”(クリスマス)なども典型的な”holiday”というわけ!
実際に国民の休日になっているかは別として、宗教関係の祭日も”holiday”で表されます。
自分だけではなく、職場の同僚や学校の友達全員が一斉に休む場合は”holiday”を使いましょう!
「国民の祝日」は”national holiday”!
“holiday”がみんなにとっての休日ということは、「国民の祝日」もこの英語を使って表現されることが分かりますね。
その国で定められているお休みの「国民の祝日」は英語で“national holiday”と言い表します。”national”は「国の」や「国民の」を表す言葉なので、まさに「国民の祝日」の直訳!
Today is a national holiday in Japan.
(今日は日本で国民の祝日です。)
“a holiday”は1日、”holidays”は連休!
単数形で“a holiday”という場合は、1日だけの休日になります。週の中日に国民の祝日があれば、その日が”a holiday”という感じです。
反対に複数形で“holidays”とすると、比較的長い休暇を想像します。日本のゴールデンウィークは祝日が続いて連休になるので、まさに”holidays”!
また欧米では11月後半から年明けまでを“holiday season”(ホリデーシーズン)と呼ぶことも。感謝祭やクリスマス、そして年明けといった休日が続くので、全体を見てそのような名前がつけられたんですね!
【種類②】vacation
“vacation”は旅行が絡んでくる!
日本語でも「サマーバケーション」や「バカンス」などで定着している“vacation”という言葉。これはアメリカ英語で、どこか遠くへ出かけて旅行をした場合に使われる言葉なんです!
I took a vacation in Hawaii last week.
(先週ハワイにバケーションに行きました。)
つまり家にずっといて過ごした休日は”vacation”で表現できないということに。またたとえ旅行に行ったとしても、周りの人も同じ時期にお休みをしていたら”holiday”の印象が強くなります。使い分けをしっかりしてくださいね!
ただしこういった“holiday”と”vacation”の違いは、あくまでもアメリカ英語のみのもの。イギリス英語ではどちらも”holiday”で表現できます。
家で過ごした場合は”staycation”!
休暇中に旅行に出かけない、もしくは遠出をしなかった場合は、”staycation”(ステイケーション)という英語がピッタリ!”stay-at-home”(家にいる)と”vacation”(休暇)を合わせた新しいワードなんです。
こういった造語を自然に使えるとネイティブっぽい!
【種類③】day off
1日・2日の単発休みは”day off”!
これといって特別なことがない単発のお休みは”day off”という英語で表現!例えば以下のようなシチュエーションが該当します。
・家でのんびり過ごす
・祝日ではない
・他の人は働いてるけど、自分だけ1日休みを取った
このようなケースの軽いお休みは”day off”の英語を使いましょう。社会人の方は日常英会話で有休時の話をする時は、恐らくこの”day off”が一番適切な表現になると思います!
ちなみに「有給休暇」の名称は英語で“paid holiday”や“paid day off”ですが、あえて英会話で”paid”を使う必要はありません。
I’m going to take a day off tomorrow.
(明日はお休みを取る予定です。)
もし2日以上の休日であった場合は、複数形にして“days off”と表現してください。
I’m planning to take a few days off.
(お休みを数日取る予定です。)
土日休みの人は”the weekend”でもOK!
“day off”は本来なら仕事や学校がある日に休むというニュアンスが強い英語。自分以外の人は通常通り勉強や働いているという印象がある言葉になります。
基本的に土曜日と日曜日がお休みというスケジュールの人が多いと思うので、その場合は純粋に“the weekend”(週末)で表現すると自然ですよ!
What do you usually do on the weekend?
(週末は大抵何をされてるんですか?)
ただし土日に働くことがある人は、”day off”を使って休日を意味するといいでしょう。
【種類④】break
学校指定の長期休暇は”break”!
“break”は本来「小休止」を表す英語。「始まりと終わりの間に挟む休み」という意味合いで使われます。
学生などの立場でスクールや機関に所属していると、年間スケジュールが決められていますよね。その中には夏休みや冬休みなどの長期休暇も組み込まれているはず。
こういったお休みは年間スケジュールの始まりと終わりの間に挟んでいる感覚なので、“break”が適切な英語表現となります!
I can’t wait for the winter break!
(冬休みまで待てないよ!)
“break”は”day off”や”vacation”と違って、自分で日程を決めることができません。与えられた休日というニュアンスで覚えておきましょう。
まとめ
「お休み」の英語表現一覧
最後に今回紹介した英語表現をまとめて復習しましょう!
holiday ⇒ 祝日(多くの人々が対象)
vacation ⇒ 休暇/バカンス(旅行が絡んでくる)
day off ⇒ 単発の休日(特別な日ではない/本来は仕事や学校がある)
break ⇒ 休暇(学校が指定してくる長期休み)
おわりに
いかがでしたか?
日本語で一口に「お休み」と言っても、英語で表現できるニュアンスは色々ありましたね!全部を”holiday”で言い表していた人は、これを機にボキャブラリーを増やしていってみてください。
その時自分が伝えたい内容に合うように、しっかりとそれぞれ使い分けをしていきましょう!