「ぼーっとする」は英語で?ぼんやり&心ここにあらずの表現15選!
ぼんやりと別のことを考えたり、特に何をするわけでもなくぼーっとしたりすることってありますよね。
さて、ではこの「ぼーっとする」、英語でどうやって表現すればいいのでしょうか?
今回は、「ぼーっとする」の英語フレーズをシチュエーション別にご紹介します!
心ここにあらずの時
まずは、うわの空で心ここにあらずの状態を表す英語フレーズを見ていきましょう!
I was spacing out.
ぼーっとしていました。
“space out”は、「うわの空でぼーっとしている」状態を表す英語のイディオムです。
”out”には「外に出る」というニュアンスがありますよね。意識が、ここではないどこか別の場所に出て行ってしまったイメージです。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
A: Hey, are you listening to me?
(ちょっと、聞いてる?)
B: Oh sorry, I was spacing out.
(あ、ごめん。ぼーっとしてた。)
I was zoning out.
ぼーっとしていました。
「集中力が切れる」「ぼーっとする」という意味の“zone out”を使ったフレーズです。
別のゾーンに意識が行ってしまったイメージを持つと覚えやすいと思います。
A: Hey, pay attention.
(ちょっと、集中して。)
B: I’m sorry. I was zoning out.
(ごめんなさい。ぼーっとしていました。)
She’s absent-minded today.
彼女は今日、ぼーっとしているね。
“absent-minded”は、「ぼんやりした」という意味の形容詞です。
”absent”には「不在の」という意味がありますから、「意識がここにはない」ということになります。まさに、日本語の「心ここにあらず」ですね。
A: She’s absent-minded today.
(彼女は今日、ぼーっとしているね。)
B: What’s wrong with her?
(彼女どうしちゃったんだろう。)
He’s always a million miles away lately.
彼は最近、いつもぼーっとしているね。
“a million miles away”は、直訳すると「100万マイル離れている」となります。
転じて、「ぼーっとする」「心ここにあらず」という意味を持つ英語のイディオムです。
A: He’s always a million miles away lately
(彼は最近、いつもぼーっとしているね。)
B: Did something happen to him?
(彼何かあったのかな?)
I was in another world for a moment.
一瞬ぼーっとしていました。
直訳すると「別の世界にいる」という“in another world”にも、「心ここにあらず」という意味があります。
「どこか遠くにいる」ことから転じて「ぼーっとする」を表すイディオムは多いです。自分にしっくりきたフレーズから使ってみてくださいね。
A: So what’s your take?
(それで、どう思う?)
B: Oh sorry, I was in another world for a moment.
(あ、ごめん。一瞬ぼーっとしてた。)
I was just daydreaming.
ちょっとぼーっとしていました。
“daydream”には、「夢想する」「空想にふける」という意味があります。
何か楽しいことをぼーっと考えているような場合にぴったりのフレーズです。
A: Hey, are you with me?
(おーい、聞いてる?)
B: Oh, I was just daydreaming.
(あ、ちょっとぼーっとしてた。)
He has his head in the clouds all day.
彼は今日、ずっとぼーっとしているね。
“have one’s head in the clouds”は、直訳すると「頭が雲の中にある」となります。
そのイメージどおり「空想にふけっている」「ぼーっとする」ことを表す英語のフレーズです。
A: He has his head in the clouds all day.
(彼は今日、ずっとぼーっとしているね。)
B: He has to get his head out of the clouds.
(ぼーっとしてないで集中しなきゃ。)
It looks like she’s in la la land.
彼女、自分の世界に入ってるみたいですね。
映画の題名にもなった”la la land”は、ロサンゼルスの愛称として有名ですよね。実は、「夢の国」「現実ではない世界」といったニュアンスもあるんです。
”be in la la land”で、現実から離れて「自分の世界に入っている」「夢見心地でぼーっとしている」状態を表すことができます。おもしろいフレーズですので覚えてくださいね。
A: She has a faraway look in her eyes.
(彼女、遠い目をしてるね。)
B: It looks like she’s in la la land.
(自分の世界に入ってるみたいですね。)
You seem distracted.
心ここにあらずだね。
“distracted”は、「気の散った」「注意がそらされた」という意味の形容詞です。
何か別のものに気を取られて目の前のことに集中できていないような時には、このフレーズを使ってみてください。
A: What’s wrong? You seem distracted.
(どうしたの?心ここにあらずだね。)
B: Yeah, I have a headache.
(うん、頭が痛いんだ。)
I was just thinking about something else.
ちょっと違うこと考えてた。
直接的に「別のことを考えていた」と言う場合のフレーズです。
正直なのはいいことですが、使う相手や場面は選びましょうね。
A: Are you bored?
(私の話つまらない?)
B: No, sorry. I was just thinking about something else.
(いや、ごめん。ちょっと違うこと考えてたんだ。)
体調が悪い時
次に、体調不良などが原因でぼーっとする時の英語表現をご紹介します。
You look out of it.
ぼーっとしているね。
“out of it”は、疲労や寝不足、悩みなどの不調が原因で「ぼーっとする」状態を表す英語フレーズになります。
いつもとは調子が違うので集中できない、肉体的にも精神的にも疲れてぼーっとしている、といったシチュエーションにぴったりの表現です。
A: You look out of it. Are you okay?
(ぼーっとしているね。大丈夫?)
B: Actually, I haven’t been able to sleep well lately.
(実は、最近よく眠れてないんだ。)
I’m dazed.
ぼーっとします。
“dazed”は、「ぼーっとした」という意味の形容詞です。
ただし、風邪薬やショックな出来事など、何か外的な要因によってぼーっとなっている状態を表します。
A: How do you feel?
(気分はどう?)
B: I’m dazed. I don’t feel like doing anything.
(ぼーっとする。何もする気にならないよ。)
My head feels fuzzy.
頭がぼーっとします。
“fuzzy”は、風邪などで頭がぼーっとすることを表す口語表現です。
元々は「毛羽立った」「ぼやけた」という意味の形容詞で、転じて、風邪や薬のせいで頭がはっきりしない時に使われます。
A: My head feels fuzzy.
(頭がぼーっとします。)
B: You’d better get some sleep.
(少し寝たほうがいいですよ。)
ぼんやり眺める時
最後に、ぼんやり何かを眺める時に使えるフレーズです!
I like gazing at the sky.
空をぼーっと眺めるのが好きです。
“gaze at”は「じっと見つめる」という意味のイディオムです。ただし、じっと観察するというよりは、意識せずともずっと見入ってしまうような場合によく使われます。
恋人同士が見つめ合ったり、空や星などを眺めたりしている時にぴったりの表現です。
A: What is your favorite way to relax?
(一番好きなリラックス方法は何ですか?)
B: I like gazing at the sky.
(空をぼーっと眺めるのが好きです。)
I like staring out the window.
窓から外をぼーっと眺めるのが好きです。
“stare out the window”は、「窓から外を見つめる」という意味になります。
何か考え事をしたり、物思いにふけったりしている様子がぴったりの表現です。
A: I like staring out the window.
(窓から外をぼーっと眺めるのが好きです。)
B: It sounds a good way to clear your mind.
(考えを整理するのによさそうですね。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は、「ぼーっとする」の英語フレーズをご紹介しました。
時々ぼーっとすれば頭や心をすっきりさせることができ、かえって効率があがったりしますよね。色々な言い回しがあるので、楽しみながら覚えていただけると嬉しいです!