≪バイリンガルMeg流≫英会話上達のコツ!向上に大切なのは性格!
みなさん、こんにちは!英トピライターのMegです!
「英会話の練習をしているけど、なかなか上達しない…」
そんなお悩みを抱えている人はいませんか?
しかし実は意外と見落としがちな「性格」に注目をすれば、英会話はグングンと上達することができるんです!今回は私がバイリンガルになる過程で実際に意識してきた「英会話を上達させるコツ」をご紹介します!
はじめに
性格=態度・心持ち・話し方
一般的に「性格」は生まれつきに持っている感情や意思の傾向を表す時に使われます。そのため「人の性格は変わらない」とよく言われますが、私の言う性格はそういう人間の本質の部分ではありません!
ここではどちらかと言うと態度、心持ち、話し方にフォーカスを置いています。人の性格を判断する時は、こういった要素に注目することが多いですよね。つまり態度、心持ち、話し方を変えれば、性格の印象というのはある程度変えることができるのです。
日本語には日本の性格
日本語を話していると、自然に態度や仕種まで日本っぽくなっていると思いませんか?
例えば何か親切なことをしてもらったら、「あー、本当にすみません!」と何となく申し訳ない顔をしてしまいます。自分を褒めてもらった時は、たとえそれが事実でも全力で否定をして「いやいや、そんなことないですよー!」と謙遜をしますよね。
日本では「謝る=感謝」の表現になる文化を持っていますが、他の国ではそうではありません。そして「謙遜=美徳・マナー」というのも、必ずしも世界共通ではありません。
これらは日本語を話す上で一緒についてくる「価値観」や「文化」なのです。
日本人らしい性格を前に出しながら日本語を話すと、それに合わせたフレーズが出てくるので、自然なコミュニケーションが生まれてきます。ネイティブの日本人のように話すなら、日本独特の態度や心持ちが欠かせないのですね。
言語を話すこと=文化を知ること
あくまで私の考えですが、「言語を話すことは、その地域の文化を知ること」だと思います。
先ほどの日本語の例でもそうですが、言語を上達させたい場合は、その国の文化を学ぶ必要があるのです。そしてその知識を会話時の態度、心持ち、話し方に反映するのが大きなコツになります。
これは英語に関しても同じことです。英語圏の文化を理解しないまま言葉を学んでも、上達には長い年月がかかってしまいます。
当たり前ですが、英語を使ってコミュニケーションを取る相手は日本人ではありません。ですから相手の文化が分からないとスムーズに意思疎通が取れず、「自分の英語が通じた!」という成功体験に繋がりにくいのです。そういった嬉しい気持ちがないと、なかなかモチベーションを維持できませんよね!
英語圏内でも国によって文化は異なる
私はアメリカで暮らしていましたので、今回シェアする文化はあくまでアメリカのものとなります。
同じ英語圏とはいえ、アメリカとイギリスでは全く文化や価値観が異なるのです。そのため「アメリカはこういう性格か!」と学んでも、全ての国で通用するわけではないことを理解しておきましょう。
大切なのは日本の常識をそのまま他言語に押し付けないということ。相手の文化を理解しようとする姿勢を常に持つようにしてください!
文化を意識すれば性格も変わる
その国独特の文化や価値観を意識すると、自然に話している時の性格に変化が出てくるはずです。
アメリカ文化をしっかりと理解すると、英語を話している時の自身の態度や心持ちが変わってきます。その段階にくると「あなたって英語を話している時と日本語を話している時で、少し印象が違うよね」といった感想を持たれるかもしれません。でもそれでいいんです!その方がずっと自然に英会話ができます。
「日本語を話してる時の自分」と「英語を話している時の自分」は別の性格を持った人間と認識しておきましょう!
積極的になる
会話のマナーを学ぶ
アメリカ人は会話のキャッチボールを重視します。明るくフレンドリーな挨拶やスモールトークを交わすことはとても大切なことなのです。逆に言えばそれをしないということはマナー違反となります。
例えば「元気?」という意味で”How are you doing?”と聞かれたとします。それに対して”I’m doing great.”(元気だよ。)の一言で終わらせるのは、失礼な印象となる可能性があるのです。相手は会話をするために声をかけているのに、何も聞き返してあげなかったり、それ以上のネタを提供しないのは「あなたとは話したくない」という態度にも見えてしまいます。
この場合「あなたは元気?どう?」と聞き返してあげたり、「やっと金曜日だね!今週末すごく楽しみにしてたんだ。」など会話を膨らますのがコツです。積極的に会話をする文化が根付いているので、英会話を上達させたいならまずこの姿勢を見直す必要があります。
受け身になるのではなく、自分から話を振りましょう!そしてもっと相手に質問をしてあげましょう!それが会話のマナーですし、そうすることで初めて英会話が成立するのです。
誘ってあげる
アメリカ人はとにかく自分から積極的に声をかけ、相手を誘おうとしてくれます。
私が大学時代にニューヨークにいた時一人でカフェテリアでご飯を食べていると、急に「メグだったよね。あっちでみんなといるから、一緒に食べない?」と声をかけてくれた子がいました。
その子はついこの間会ったばかりの人で、いわゆる友達の友達という関係でした。相手を全然知りませんでしたが、このお誘いをきっかけに普段から遊ぶような仲になったのです。
その子がとりわけ良い人だったということもありますが、このように誰かを「誘う」という文化は日本より根付いているような気がします。パーティーや遊びに誘うというだけでなく、小さなことでも「一緒にやる?」などのやり取りを日常生活の中で頻繁に行います。
「そこまで仲良くないしな…」、「嫌がられるかな」、「図々しいかな」と思わず、とにかく積極的に誘ってみましょう!
褒め上手になる
見た目や持物を褒める
アメリカでは大袈裟すぎるくらいに相手の見た目や持物を褒める文化があります。
私が女友達と遊びに行った時のこと。まず出会った瞬間に”Your hair looks nice today!”(今日の髪型イイね!)や”I love your shoes. Where did you get them?”(すごいあなたの靴好きなんだけど。どこで買ったの?)といったように、まず私自身や私の物を褒めてくれました。
日本人的に「お世辞なんじゃないの?」と勘ぐりたくなるところですが、かなり本心で言っているケースが多いのです。というより相手を褒めるという文化が根付いているため、自然に出てきてしまうのでしょう。
行動や成果を褒める
教育の現場でも同じです。日本の学校では先生に叱られるというシーンはよくありますが、アメリカでは厳しい言葉をかけて生徒を教育するというケースはあまり見かけません。なぜなら基本的に褒めて伸ばす教育方針が国全体に広がっているからです。
“You’re doing great!”(よくやっているじゃない!)などというように、そんなに良くなくても褒め言葉をかけてあげます。アメリカ人全体がなんだか自信に溢れた人が多いのは、こういう環境で育ってきたからかもしれません。
褒められたら悪い気はしませんよね?”That’s a very good question.”(とても良い質問だね。)や”That’s amazing!”(素晴らしいね!)といった褒め言葉は、言われて気持ちのいいものです。しかもこういった表現は、簡単に英会話に取り入れられる短いフレーズばかり!
「次何を話そう…」と困った時は、少しオーバーくらいに相手を褒めてあげましょう。そうすることで自然と会話が広がっていくはず!
堂々とする
自分に誇りを持つ
“modest”や”humble”と表現されるように、アメリカでも「謙虚」であることは大切です。しかし”self-deprecating”という英語訳である「自虐的」になることはネガティブなこととして受け取られます。
自分自身にプライドを持つことは立派なことです。自信を持っている人はやはり輝いて見えますよね。それだけ努力をして自分の理想に近づいているわけですから、誇らしく思って当然です。
褒め言葉をもらった時、自分自身でも納得のいく内容であれば、素直に受け止めて感謝しましょう!
Thank you.(ありがとう。)
Thank you for saying that.(そう言ってくれてありがとう。)
I’m flattered.(光栄だよ。)
相手もこのように返された方が気持ちがいいものです。日本人の感覚で「いや、そんなことないです」と全力で否定するのはやめておきましょう。ネガティブ思考と捉えられ、敬遠されてしまいますよ!
アイデンティティを大切にする
アメリカは日本と違って多くの人種が存在します。そのため日本以上にそれぞれの個性を大切にする人が多く存在するのです。
よく海外に行って「自分は日本人だし…」と考え、消極的になったり、自分を卑下する人がいます。しかしそういった考えは捨てましょう。見た目が違ってもいいです。ファッションが違ってもいいんです。英語に独特のアクセントがあってもいいんです。
自分が自分であることを恥じずに堂々と話をしてください。とにかく何でもポジティブに考えるようにしましょう。性格が消極的でネガティブになればなるほど、英会話の上達が遅くなります。
いたずらっぽくなる
からかい方を覚える
アメリカ人は仲良くなると、何かとお互いをからかい合う傾向があります。日本人の間でも同じことが言えるかもしれませんが、アメリカ人の方がその頻度が多いはずです。
よくSNSやメッセージ上で”JK”という略語が使われるのですが、これは”Just kidding”(ただの冗談だよ)の頭文字をとったものです。こういった略語が頻繁に使われることから分かるように、ジョークを言っていたずらっぽさを出すということは珍しいことではないのです。
アメリカ人にとってからかい合える間柄は、「仲良くなった」という証拠でもあります。ちょっと意地悪なコメントをしたりいたずらをするのは、親密な関係を表現しているのですね。
だからといって相手を傷つけるような発言はNGです。愛のあるいたずらと、心ない言葉には大きな違いがありますよ!
適切なからかい方を覚えるとコミュニケーション力があがるので、英会話力がグン上達します。英会話中級者・上級者のみなさんは、是非トライをしてください!
おわりに
どれもほんの小さなことでしたが、実際にこういった性格を意識をしてみるとかなり大きな変化が生まれます。まずは形から入って、英語話者のような性格・マインドを身につけましょう。文法力や語彙力よりも大切なのはコミュニケーション力です。
話す言語の性格をしっかり理解した上で会話をすれば、確実にスピーキング力の上達スピードが早くなります!私が実践したこのコツを、是非今日から実践してみてください!