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英語の関係副詞「where」の使い方!分かりやすい例文で詳しく説明!

 

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英語の「関係副詞」の1つである”where”の使い方、みなさんはバッチリですか?

「場所を表す語」について説明を加えるときに使われる”where”ですが、「使い方が分かりずらい」と感じてる方も多いのではないかと思いかもしれませんね

今回は「関係副詞」の“where”の使い方について紹介していきます!



関係副詞「where」の使い方

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副詞の代わり

英語の「関係副詞」には「副詞の代わり」という使い方があります。今回のテーマである”where”にも当然その役割があります。

さっそく、例文でその使い方を確認していきましょう。まず、以下の2つの文を見て下さい。

That is the apartment.

I lived there.

これを1つにすると以下のようになります。

That is the apartment where I lived.
(あれが僕が住んでたアパートだよ。)

1つにする前の2つの文からある言葉がなくなってますね?

そうです。“there”がなくなって、代わりに”apartment”の次に”where”を置いて、“I lived”とつないでいます。

“there”というのは、「動詞」に対する「目的語」ではありません。そして、「代名詞」ではなく「副詞」なんです。

だから、「関係副詞」の”where”は”there”の代わりができるんですね。

副詞句の代わり

「関係副詞」には「副詞句の代わり」という使い方もあります。「副詞句」とは「いくつか言葉のまとまりで副詞の役割をするもの」です。

では、その役割の中での「関係副詞」”where”の使い方を確認していくために、まずは2つの文を見てみましょう。

This is the store.

I went to it.

これを1つにするとこうなります。

This is the store where I went.
(これが私が行ったお店だよ。)

「前置詞+代名詞」の組み合わせである”to it”の部分が「副詞句」でした。

「代名詞」の代わりはできないけど、このように「前置詞」と一緒になって「副詞句」という形になればOKなんですね。

ちなみにこの場合、「関係代名詞」の”which”を使って1つの文にすることもできるんです。

This is the store which I went to.

This is the store to which I went.

こんな風に使えますが、注意点があります。

2つのパターンがありますが、どちらにしても「前置詞」の”to”は必要です。“which”は「代名詞」の”it”の代わりしかできませんから。

“to”以外にも、他の「前置詞」を含んだ「副詞句」でも”where”で言い換えることができます。

使い方に慣れるために、もう少し例を見ていきましょう。

This is the hotel.

I stayed at it.

これを1つにすると、こうなります。

This is the hotel where I stayed.
(これが私が泊まったホテルです。)

“at it”の部分が「副詞句」ですね。そして、「関係代名詞」の”which”を使った場合はこうなります。

This is the hotel which I stayed at.

This is the hotel at which I stayed.

もう1つは「副詞句」に「前置詞」の”in”が入っている場合です。

That is the cafe.

We meet in it.

1つにするとこうなります。

That is the cafe where we meet.
(あれが私たちが会ったカフェなんだよ。)

“in it”の代わりに”where”を使っています。”which”の場合はこうなりますね。

That is the cafe which we meet in.

That is the cafe in which we meet.

 


関係副詞「where」の間違いやすいポイント

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「関係副詞”where”の使い方がよく分からない」と感じてしまう原因の1つが、「関係代名詞”which”との区別がイマイチわからない」ということだと思います。

というわけで、最後に「関係副詞」と「関係代名詞」の違いについて確認しておきましょう。

以下の2つの文を見てみてください。どちらが正しい文でしょうか?

伝えたいのは「これが私が訪れた場所です」ということです。

①は「関係代名詞」の”which”で、②は今回のテーマである「関係副詞」の”where”を使っています。

①This is the place which I visited.

②This is the place where I visited.

正しいのは①です。

「え?どうして?場所のことだから”where”じゃないの?」と思った方もいると思います。それが、この”where”の落とし穴なんです。

上の使い方についての項目で説明した通り、「関係副詞」の”where”は「場所を表す語」について説明を加えるときに使われます。ですが、「関係副詞」なのでこの文では使えません。

と、言われても納得できないかたも多いですよね(苦笑)

では、上の文を詳しく見ていきましょう。この文は2つに分けるとこうなります。

This is the place.

I visited it.

注目するのは2つ目の文です。“it”というのは、1つ目の部分で出てきた”the place”を指しています。そして、これは“visited”という「動詞」の「目的語」なんですね。

“visited”の後に「前置詞」などを入れず直接続いているので、その「動詞」の直接的な対象となっているわけです。

たとえ、説明したい名詞が「場所」だとしても、それがある動作の直接的な対象となっている場合には「関係代名詞」しか使えません。

さらに、2つ目の文の”it”は「代名詞」です。2つに分けて説明するときには、必ずこれが必要ですね。

ですが、これを1つにするとどうなるでしょう?

This is the place which I visited.

“the place”を指してたはずの”it”は、どこかにいっちゃいましたね。

代わりに”the place”の後に”which”を入れることで、「私が訪れた」という内容とつないで”the place”について説明することができるようになりました。

そのため、もう”it”は必要ないんです。“which”がその代わりになる役割をしているから。「関係代名詞」イコール「代名詞の代わり」なんです。

「関係副詞」には「副詞・副詞句の代わり」という役割しかありませんから、「代名詞」の代わりはできません。

ということで、”This is the place where I visited.”という文は成り立たないのです。

ちなみに、英語の「関係代名詞」に関しては、以下の記事をぜひ参考にしてみて下さいね。

英語の「関係代名詞」の使い方!人や物を説明する(例文付き)

英語「that」の使い方!代名詞・形容詞・接続詞・関係代名詞の4用法!

関係代名詞「what」の例文!パターン別に使い方を覚えよう!

英語「which」の使い方!疑問詞・関係代名詞で使うための基礎知識!

英語「whose」の使い方!疑問詞・関係代名詞で使うための基礎知識!


おわりに

今回は、英語の関係副詞”where”について紹介しました。いかがでしたか?

慣れるまでは少し頭の中で考えてしまうかもしれませんが、いろんなパターンで練習していくうちに感覚で掴めるようなります。繰り返し練習していきましょう!

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