「many」と「a lot of」の違い!英語で「たくさんの」を意味する言葉!
英語で「たくさんの」を表現することができる”many”と”a lot of”という2つの言葉。
「どういう違いで、どう使い分けたらいいか分からない!」という人も結構多い言葉でもあります。
今回は、「たくさんの」を意味する英語の「many」と「a lot of」の違いについて紹介します!
「many」と「a lot of」の使い方
それぞれの言葉の使い方を見ていく前に、どんな違いがあるのかを簡単に確認しておきましょう。
“many”も”a lot of”も名詞と共に使って「たくさんの○○」を表現することができるのですが、その使われる名詞に以下のような違いがあるんです。
“many” ⇒ 数えられる名詞にしか使えない。
“a lot of” ⇒ 数えられる名詞、数えられない名詞のどちらにも使える。
どちらの言葉も、肯定文・否定文・疑問文で使うことができますが、それぞれの文で使うときには傾向の違いに注意する必要があります。
まずは、”many”と”a lot of”を、それぞれ肯定文で使ったときの傾向は以下の通りです。
“many” ⇒ 文書で好まれる。フォーマルな印象。
“a lot of” ⇒ 話し言葉で好まれる。正式な文章では使わない方がよい。
次に、”many”と”a lot of”を、それぞれ否定文と疑問文で使ったときの傾向の違いです。
“many” ⇒ 話し言葉でも書き言葉でも好まれる。
“a lot of” ⇒ 使っても大丈夫。ただし、あまり多くは使われない。
それでは、”many”と”a lot of”の詳しい使い方を見ていきましょう。
「many」について
数えられる名詞に使う
“many”は数えられる名詞に対して使います。「たくさんの○○」という意味になるので、名詞は複数形です。
①肯定文
まずは、肯定文での使い方を見てみましょう。
I can see many stars from the rooftop of the apartment.
(マンションの屋上からたくさんの星を見られるんだよ。)
「たくさんの星」ということで、”star”という名詞の複数形で”stars”で表現していますね。
名詞の複数形は、”s”や”es”をつけるものもあれば、その言葉そのもので複数を表しているものもあります。
There were many people in the shopping mall.
(ショッピングモールにはたくさん人がいたよ。)
“people”という言葉は、その言葉で「人々」という複数を表している言葉です。
なので、そこに”many”をつけて”many people”とすれば、「たくさんの人々」という意味になります。
②否定文
否定文で”many”を使うと、「そんなにたくさん○○がない」とか「たくさん○○はない」というようなニュアンスになります。
We don’t have many vegetables in the fridge.
(冷蔵庫にはそんなにたくさん野菜が入ってない。)
③疑問文
疑問文で”many”を使うと、「たくさんの○○がありますか?」という意味合いの質問ができます。
Does she have many acknowledge people in the architecture fields?
(彼女は建築業界にたくさん知り合いがいるの?)
「a lot of」の使い方
数えられる名詞に使う
“a lot of”も数えられる名詞と共に使うことができます。
①肯定文
“many”で使った例文を”a lot of”に変えて、以下のように使うことができます。
I can see a lot of stars from the rooftop of the apartment.
(マンションの屋上からたくさんの星を見られるんだよ。)
There were a lot of people in the shopping mall.
(ショッピングモールにはたくさん人がいたよ。)
言葉が変わるだけで意味的には“many”と変わりません。
ただし、話し言葉の肯定文では“a lot of”の方が多く使われています。
②否定文
否定文で、”a lot of”を使うと以下のようになります。
We don’t have a lot of vegetables in the fridge.
(冷蔵庫にはそんなにたくさん野菜が入ってない。)
こちらも意味としては、”many”と使うときと変わりませんが、この場合は“many”が使われることの方が多いです。
③疑問文
疑問文でも、”many”の部分を”a lot of”に変えて使うことができます。
Does she have a lot of acknowledge people in the architecture fields?
(彼女は建築業界にたくさん知り合いがいるの?
こちらも否定文と同様に、“many”を使う方が好まれています。
数えられない名詞に使う
肯定文や否定文などでの傾向の違いなどもありますが、”many”と”a lot of”のもう1つの違いは、「数えられない名詞にも使えるか」という点です。
“a lot of”は、数えられない名詞についても、「たくさんの○○」を表現することができるんです。
例えば、「たくさんのお湯」を言いたければ、以下のように使えます。
There is a lot of hot water in the tub.
(浴槽にはたくさんお湯が入ってるよ。)
絶対に”many hot water”とは言いません。
もう1つ例を見ておきましょう。「家具」を意味する”furniture”というのも、数えられない名詞の仲間です。
その言葉を使って「たくさんの家具」と言いたい場合は、以下のように言えばOK。
They arranged a lot of furniture in their new house.
(彼らは新居にたくさん家具を置いたんだって。)
こちらも、”many furniture”ということは英語のルールとして、できません。
ちなみに、数えられない名詞の否定文や疑問文についても”a lot of”を使うことは可能ですが、あまり多くは使われません。
“many”を使うことはできないので、その場合には”much”という言葉を使って、以下のように表現します。
I don’t have much money.
Is there much ice in the fridge?
おわりに
今回は、英語で「たくさんの」を表現する”many”と”a lot”の違いについて紹介しました。いかがでしたか?
意味だけで見れば同じと言える、これら2つの言葉ですが、使い方については少し違いがありましたね。
身の回りにある物などを使って、”many”や”a lot of”で表現する練習をしてみましょう!