気になる話題イッパイ!英会話の上達に役立つニュースメディア

和製英語リスト【ア・カ行編】日本人が間違いやすい単語!

 

LINEで送る
Pocket

s_192688178

日本語の中には、たくさんの和製英語が存在します。それらの多さが、日本人の英語を伝わらないものにしてしまっている1つの原因かもしれませんね。

その和製英語というのを挙げれば、キリがありません。いくつかリストアップ(実はこれも和製英語リストに入る言葉です笑)して紹介していきたいと思います!

今回は、和製英語リスト【ア・カ行編】です!



和製英語リスト【ア行編】

s_164634059

アイドル

pop star

“idol”には「崇拝する偶像」という意味があります。・・・ちょっとわかりずらいですね。「尊敬する人」や「憧れの対象」と考えると良いでしょう。

なので、日本語の「アイドル」とはちょっとニュアンスが違いますね。その中で「アイドル」に近い言葉は”pop star”です。

Seiko Matsuda was a pop star.
(松田聖子はアイドルでした。)

ただし、この“pop star”という言葉は、宇多田ヒカルさんや浜崎あゆみさんのような歌手を説明するときにも使われます。なので、日本語の「アイドル」が持つニュアンスとは、必ずしもイコールではないのです。

単独で”idol”という言葉を使っても「アイドル」という意味にはなりませんが、形容詞と共に使うと日本語の「アイドル」に近い意味になります。

ARASHI are popular Japanese idols.
(嵐は日本で人気のアイドルです。)

この「アイドル」というのは、日本または東アジアの国々での独特の感覚のようですね。

というのも”idol”という言葉は、歌手に限ったことではないからです。スポーツ選手などに対しても使われます。

「憧れの対象」や「尊敬できる対象」であれば、ジャンル問わず、様々な人に対して使える言葉なのです。

アイマスク

sleeping mask

目につけるマスクだから、「アイマスク」でも通じそうなもんですが、実は“sleeping mask”という言い方をするんです。「眠るときのマスク」って感覚なんですね。

I need a sleeping mask.
(アイマスクが必要だわ。)

アレルギー

allergy

実は「アレルギー」という言葉は、ドイツ語の”Allergie”から来ているんです。英語では”allergy”で、発音は「アラジー」という感じ。

My daughter has an allergy to wheat.
(うちの娘は小麦アレルギーなんです。)

“be allergic to”という言い方もできます。

I‘m allergic to cats.
(猫アレルギーなの。)

アンケート

questionnaire/survey

これも和製英語リスト入りの言葉。ちなみに、「アンケート」という言葉はフランス語から来ているんです。

“questionnaire”という言葉で、無理やりカタカナで表現すると「クエスチョネア」というような発音になります。

I’d like you to answer this questionnaire.
(このアンケートに答えてもらいたいんです。)

お客さんに意見を聞く簡単な調査であれば、”survey”という言葉を使うことができます。

I’m doing a survey. Can I ask you a few questions?
(アンケート調査をしてるんですが、いくつか質問してもいいですか?)

イメージアップ

improve one’s image

通じそうな感じもするけど、残念ながらこちらもリストの仲間入りです。

この「イメージアップ」も含めて、「○○アップ」というのは和製英語であることが多いので要注意。

“improve ○○’s image”で、「イメージアップする」という意味になります。“○○’s”の部分には、具体的な誰かの名前、または“her”や”his”などの代名詞を入れましょう。

She’s desperate to improve her image.
(彼女はイメージアップしようと必死だよ。)

イメージダウン

damage one’s image

「○○アップ」がそうであるなら、「○○ダウン」も和製英語であることが多いです。この「イメージダウン」も、そのまま言っても通じません。

“damage”という言葉を使って、“damage one’s image”と表現します。

The scandal has damaged the politician’s image.
(スキャンダルがその政治家のイメージダウンにつながった。)

“damage”の他に、”hurt”や”harm”を使うこともできます。

ウインカー

turn signal/blinker

車のウインカーも和製英語リストの中の1つ。

英語で”winker”というと、「ウインクをする人」という意味になってしまいます。

正しくは”turn signal”という表現を使います。「曲がる合図」って感じですね。

I don’t like people who turn without turn signals.
(ウインカーを出さずに曲がる人って嫌だ。)

他に、“blinker”という表現も使われます。ちなみに“blink”というのは「まばたきする 」という意味の言葉。

ライトがまばたきしてるように見えるからでしょうか?そう考えると、日本語のウインカーは惜しかったですね(笑)

エネルギー

energy

いかにも通じそうな感じもしますが、実はこれもそのままでは通じないのです。ドイツ語の”Energie”が由来になってる言葉。

“energy”という言葉で、発音はカタカナで書くと「エナジー」という感じです。

I don’t have enough energy to play with my niece.
(姪っ子と遊ぶエネルギーがないよ。)

エアコン

air conditioner

私たちの暮らしには欠かせないエアコン。これは“air conditioner”と表現しないといけません。略しちゃダメです。

しかも、日本語で「エアコン」と言うと「冷暖房」を指すことができますが、”air conditioner”はあくまでも「冷房」のこと。「暖房」は”heater”という別の表現を使います。

Can I turn on the air conditioner?
(エアコンつけてもいい?)

ちなみに、この「エアコン」について英トピライターのMegさんが詳しい記事を書いてくださっています。参考にしてみて下さい!

「エアコン」は英語で何て言う?よくある間違い&関連フレーズを紹介!

オルゴール

music box

「オルゴール」は、オランダ語の”orgel”がもとになってる言葉です。ということでリストの仲間入りです。

英語では”music box”という表現をします。

I finally found a music box that plays my favorite song.
(やっと、好きな曲が流れるオルゴールを見つけたの。)


和製英語リスト【カ行編】

s_163509323

カンニング

cheating

“cunning”という言葉は存在するのですが、「ずるい」や「抜け目のない」という意味で使われます。

日本語の「カンニング」が持つ「テストで答えを盗み見る」のような意味はないんです。それを表現したいときには、”cheating”を使います。「不正行為」という意味合い。

One of the things students are prohibited from doing is cheating.
(生徒たちが禁止されていることの1つはカンニングです。)

「カンニングする」という動詞で表すときには”cheat”、「カンニングペーパー」は”cheat sheet”という言葉が、それぞれ使われます。

I can’t believe he cheated on the test!
(あいつがテストでカンニングした何て信じられないよ!)

キスマーク

lipstick mark/hickey mark

旦那さんのシャツにべっとりとついた口の形のキスマーク。これが原因で、浮気を疑われ大喧嘩!昔のドラマやアニメでは見かけることの多かったシーンです。(若い人にはピンと来ないかもしれませんね・・・苦笑)

この「キスマーク」というのもリストの仲間入りしちゃう言葉です。英語では”lipstick mark”という表現をします。

She found a lipstick mark on her husband’s shirt.
(彼女は夫のシャツにキスマークがついてるのを見つけた。)

もう1つ、「キスマーク」を表す表現として”hickey mark”というのがあります。こちらは、首筋などに残る、痣のような激しいキスの跡のこと。

He gave her girlfriend a hickey mark on her neck.
(彼は恋人の首にキスマークを残した。)

キャッシュカード

bank card/ATM card

実は「キャッシュカード」も和製英語なんです。海外で買い物するときには、特に気をつけましょう。

“cash”という言葉は「現金」を意味するのですが、”cash card”とは言わないんです。

“bank card”や”ATM card”という言葉で表現します。

あえて区別せずに様々なカードも含めて”card”と言ってしまうことも多いです。

I’ve lost my bank card! What should I do?
(キャッシュカード失くしちゃった!どうすればいいの?)

ちなみに、”debit card”や”credit card”という言葉は存在しますので、ご心配なく!

キャビンアテンダント

flight attendant

英語では”flight attendant”と表すのに、日本語では「キャビンアテンダント」という和製英語が使われています。

「どうしてカタカナも同じ言葉にしなかったのか?ランキング」を作るとしたら、個人的にはナンバーワンの言葉です(苦笑)

「飛行機」という世界をつなぐ役割をする乗り物で働く人を表す言葉だからこそ、海外でも伝わる言葉にすればよかったのに・・・なんて勝手に思ってしまいます。

His wife was a flight attendant before she got married to me.
(妻は結婚する前、キャビンアテンダントだったんだ。)

キャリアアップ

career advancement

「ア行編」のリストに出てきた「イメージアップ」と同様に、こちらも「アップ」を使った和製のもの

“career advancement”という言葉で「キャリアアップ」を表せます。

This is an excellent career advancement opportunity!
これは素晴らしいキャリアアップの機会ですよ!

ちなみに、「キャリアアップする」と動詞の形で言うときはこんな風に言うことができます。

He wants to advance his career.
(彼はキャリアアップをしたいと思ってるんだ。)

クレーム

complaint

“claim”は「主張」や「要求」という意味で使われます。

日本語の「クレーム」もある意味「主張」や「要求」ですが、そこに込められている大きな意味は「苦情」や「文句」ですよね。すごくネガティブなイメージがあります。

ですが、“claim”にはそういった強いネガティブさはないので、日本語の「クレーム」とはニュアンスが違うんです。

日本語の「クレーム」を英語で表現するなら、”complaint”がピッタリ。

The company got a lot of complaints about the TV commercial.
(その会社はTVコマーシャルについてたくさんのクレームを受けた。)

ゲッツー

double play

野球用語にも和製英語のリスト入りしちゃう言葉が多いです。

同時に2つのアウトを取ることを表す「ゲッツー」ですが、これは通じません。

英語では”double play”としか表現しないんです。日本語でも「ダブルプレー」と言うことがあるので、馴染みがありますね。

The Giants put a runner, but the game ended on a double play.
(ジャイアンツはランナーを出したが、ゲッツーで試合が終わってしまった。)

ゴールデンタイム

prime time

テレビで1番視聴率が高くなる時間帯のことを指す「ゴールデンタイム」という言葉。これも和製のもの。

“prime time”と表現します。“prime”は「最も重要な」という意味。

I think this program should be broadcast on prime time.
(この番組はゴールデンでやるべきだよ。)

コンプレックス

inferiority complex

何かに対して劣等感を抱く感情を表現するときの「コンプレックス」という言葉。

英語にも”complex”という言葉はありますが、これだけでは日本語で意味する「コンプレックス」を表現することはできません。

“complex”だけで使うと、「固定観念」というような意味になります。

そこに「劣等」という意味の”inferiority”をつけて、“inferiority complex”と言うと、日本語の「コンプレックス」のニュアンスが伝えられます。

I have an inferiority complex about my figure.
(自分のスタイルにコンプレックスがあるの。)

他に「コンプレックス」を使う表現として「マザーコンプレックス(マザコン)」がありますが、これは“mother’s boy”と表現します。

コンロ

stove

「コンロ」は“stove”です。日本語で「ストーブ」って聞くと、部屋を暖めるときに使う暖房器具のイメージですよね。

「エアコン」の所でも触れましたが、「暖房」というのは”heater”で、そこに日本語で言う「ストーブ」も含まれるんです。

“stove”と言ったら、「コンロ」のこと。日本人にとってはややこしいですが、これを機に覚えちゃいましょう!

I need the stove fixed.
(コンロを修理してもらう必要があるね。)


おわりに

今回は日本人が間違いやすい和製英語のリスト【ア・カ行編】を紹介しました。いかがでしたか?

たくさん紹介しましたが、まだまだ他にもたくさんあります!この和製英語リストを参考にして、少しずつ身につけていきましょう。

以下の記事もぜひ参考にしてください!

LINEで送る
Pocket