「無駄」は英語で?役に立たない物事を表す英語フレーズ13選!
「お金の無駄遣いしちゃった…。」
「そんなこと彼に言っても、無駄だよ。」
こんな風に、何かを浪費することや、役に立たないことを表す「無駄」という言葉、日常生活でよく使いますよね。英語では一体どうやって表せばいいのでしょうか?
今回は、この「無駄」という言葉を使った英語フレーズを3つのカテゴリーにわけて紹介します!
〜するのは無駄だ
まずは、やる価値はない、やる意味はない、というニュアンスで使う英語フレーズを見ていきましょう。
It’s not worth ◯◯.
◯◯する価値はない。
“worth”は「〜する価値がある」という意味の英語です。”not”で否定しているので、「〜する価値はない」「〜しても無意味だ」というニュアンスで使えますよ。
ちなみに、◯◯の中には名詞の形が入ります。
A: I think this restaurant is way too expensive for what they offer.
(このレストラン、メニューのわりに値段がすごく高すぎな気がする。)
B: I totally agree. It’s not worth lining up for 1 hour to get in.
(まったく同感だよ。入るのに1時間も並ぶ価値はないね。)
There’s no use of ◯◯.
◯◯しても何の役にも立たない。
ここでの”use”は「使い道」「用途」という意味です。
“no use”と否定しているので、全体を直訳すると「〜の使い道はない」、つまり「〜しても役に立たない」というニュアンスになります。
A: I should’ve practiced more before the interview…
(面接の前にもっと練習しておくんだった…。)
B: There’s no use of regretting it now. It’s already done. Let’s get ready for the next interview!
(今さら後悔したって何にもならないよ。もう済んだことだし。次の面接のための準備をしようよ!)
It’s useless to ◯◯.
◯◯しても何の役にも立たない。
“useless”は「役に立たない」「無益な」という意味の英語です。
“There’s no use of ◯◯.”と同じように、「〜しても役に立たない」というニュアンスで使えますよ。
A: George is so annoying!
(ジョージってほんとムカつく!)
B: Oh it’s useless to argue with him. He doesn’t listen to anyone. He thinks he’s the smartest.
(彼と言い合っても何にもならないって。誰の意見にも耳を貸さないんだから。自分が一番かしこいと思ってるんだよ。)
There’s no point of ◯◯.
◯◯しても何にもならない。
“no point”は英語で「意味がない」「重要ではない」といった意味があります。
「〜することに意味はない」「〜しても何にもならない」といったニュアンスで使える英語フレーズです。
A: I guess there’s no point of getting a TV right now because we’re so busy that there’s no time to watch anything.
(今、テレビ買っても何にもならないと思うよ、だって忙しすぎて何かを見る時間さえないんだから。)
B: Yeah, you’re right.
(うん、そうだね。)
There’s no benefit of ◯◯.
◯◯しても良いことはない。
英語で”benefit”は「利点」「メリット」という意味です。「〜しても良いことなんて何もない」といったニュアンスで使えますよ。
A: I wish Tom and I could have worked out.
(トムと上手くいってたらよかったのになぁ。)
B: There’s no benefit of thinking about him. He is an asshole! You deserve a better man.
(彼のこと考えても、良いことなんて何にもないよ。最低なやつなんだから!もっといい人がいるって。)
〜を無駄にした
続いて、お金や時間などを浪費した、チャンスを棒に振った、など「何かを無駄にしてしまった」と言いたい場面で使える英語フレーズを紹介します。
I wasted ◯◯.
◯◯を無駄にした。
“waste”は英語で「無駄にする」「浪費する」という意味です。
時間、お金、労力、努力、食べ物、チャンスなど、「何かを無駄にしてしまった」という場面で、万能に使える便利な表現ですよ。
A: I spent the last 8 hours playing a video game and finally beat it. I thought I was going to accomplish something, but I actually feel that I wasted my whole day.
(このビデオゲーム8時間やって、やっと後略したんだ。何かを達成するんだって気でやってたけど、なんだか1日を無駄にしちゃった気がするよ。)
B: Yeah, you did for sure.
(うん、そりゃ確実に無駄にしたね。)
◯◯ went to waste.
◯◯が無駄になった。
英語”go to waste”には「無駄になる」「台無しになる」という意味があります。
“I wasted ◯◯.”と同じようなニュアンスで、色々な物事について「何かが無駄になってしまった」と言いたいときに使える便利な表現です。
A: How did your exam go?
(試験はどうだった?)
B: I got a fever and couldn’t take the exam… All my effort went to waste.
(熱が出ちゃって、試験を受けられなかったんだ…。努力がすべて台無しになっちゃったよ。)
◯◯ went down the drain.
◯◯が水の泡になった。
“go down the drain”は、もともと英語で「排水溝に流れる」という意味で、そこから「水の泡になる」というニュアンスになります。
このフレーズも色々な物事について、幅広く使えますよ。
A: I was working on my thesis with my laptop and it shut down suddenly. Everything went down the drain!
(パソコンで論文を書いてたんだけど、突然電源が切れちゃったんだ。すべてが水の泡だよ!)
B: Oh no! You should bring it to a computer specialist. Maybe they can fix it for you.
(それは大変!パソコンの専門家に見てもらいなよ。もしかしたら直してもらえるかも。)
I blew ◯◯.
◯◯をふいにした。
“blew”は、「失敗する」「台無しにする」という意味の”blow”の過去形です。
計画、試験、面接、オーディションなどの、せっかく頑張って得たチャンスを、自分の失敗によってふいにした、棒に振った、というニュアンスがあります。
A: I blew the interview…
(せっかくの面接、台無しにしちゃったよ…。)
B: What happened?
(何があったの?)
A: I’m so stupid. I overslept.
(ほんと私ってバカなんだ。寝過ごしちゃって。)
I spent ◯◯ for nothing.
◯◯を浪費した。
英語”spend”は「(お金や時間などを)費やす」、”for nothing”は「見返りなしに」という意味があります。
「お金や時間を浪費してしまった」という場面で使える表現ですよ。
A: Our new product isn’t selling at all. I feel like we spent a lot of time and money for nothing.
(新作、全く売れてないんだ。たくさんの時間とお金を浪費しただけな気がするよ。)
B: Oh don’t be so sad. You’ve learned many lessons as well.
(そんな落ち込まないで。たくさん教訓だって得たでしょ。)
無駄づかい
最後に、「浪費しすぎ」「もったいない」というニュアンスの英語フレーズを紹介します。
It’s a waste of ◯◯.
◯◯の無駄づかい。
◯◯の中に、浪費しすぎ、非効率に使いすぎ、と思えるものを入れて、「◯◯の無駄づかい」という意味で使います。
日常生活でもよく聞く定番の英語フレーズです。
A: Why don’t you just walk to the station instead of driving? It takes only 5 minites and it’s a waste of energy.
(車じゃなくて、歩いて駅まで行ったら?たった5分で着くし、エネルギーがもったいないよ。)
B: Yeah I know that, but it’s freezing cold outside!
(うん、そうなんだけど、外めちゃくちゃ寒いんだもん!)
“energy”の他にも、◯◯に入れるものを変えて、色々な表現ができますよ。
It’s a waste of money.(お金)
It’s a waste of time.(時間)
It’s a waste of efforts.(努力)
It’s a waste of space.(スペース)
What a waste!
なんて無駄な!
ここでの”what”は、驚きを表す感嘆文として「なんて〜なんだ!」という意味になります。
“waste”をつけて、「なんて無駄なんだ!」「なんてもったいない!」という風に、感情を込めて言いたい時に使える英語表現ですよ。
A: Are you going to throw away all the food? What a waste!
(その食材、全部捨てちゃうの?なんてもったいない!)
B: I know, but everything has gone bad already.
(ほんとだよね、でも、もう全部傷んじゃってるから。)
It’s like throwing money down the drain.
お金の無駄づかいだ。
“throw”は「捨てる」、”drain”は「排水溝」「下水管」なので、フレーズ全体を直訳すると「それは、お金をどぶに捨てるようなものだ」となります。
お金のような大切なものを自分から捨ててしまう様子から、「もったいない」というニュアンスで使える英語表現ですね。
A: What do you think about this new business plan?
(新しい事業プランについてどう思う?)
B: To be honest, I think it’s like throwing money down the drain.
(正直に言うと、ただのお金の無駄づかいに思えるよ。)
おわりに
いかがでしたか?
「無駄」という言葉も、状況によって様々な言い方ができますね。使いやすそうな表現から、ぜひ実際に使って覚えていってくださいね。