「なめる」は英語で?見くびる&ぺろぺろ食べる時のフレーズ10選!
何かを見くびって軽く考えたり、飴などをぺろぺろ食べたりする時、日本語では「なめる」と言いますよね。
この「なめる」という表現、英語ではどのように言えばいいのでしょうか? 今回は、「なめる」の英語フレーズを、シチュエーションやニュアンスの違い別にご紹介したいと思います!
見くびる/馬鹿にするの表現
まずは、「見くびる」「馬鹿にする」という意味で使われる「なめる」の英語フレーズを見ていきましょう!
Don’t make light of it.
それをなめるなよ。
“make light of~”は「~を軽視する」「見くびる」という意味の英語のイディオムです。
甘く考えて痛い目にあいそうな人には、このフレーズを使って忠告してあげましょう。
A: Don’t make light of it. You’ll fail it.
(それをなめるなよ。失敗するぞ。)
B: You worry too much. It’s a piece of cake.
(心配し過ぎだよ。朝飯前さ。)
Don’t sell her short.
彼女をなめたらだめだよ。
“sell ~ short”は「~を見くびる」「軽んじる」という意味の英語のイディオムです。
取るに足らないやつだ、と人を見くびっているような相手に忠告しましょう。
A: I don’t think she’s the right person.
(僕は彼女が適任だとは思わないな。)
B: Don’t sell her short. She’s better than you think.
(彼女をなめたらだめだよ。君が思ってるよりやり手だ。)
Stop underestimating him.
彼をなめるのはやめなよ。
“underestimate”は「過小評価する」「軽んじる」という意味の動詞です。
“estimate”は「評価する」「見積もる」という動詞ですので、”under”と組み合わさって「低く評価する」となります。
A: I’m sure he’ll give up soon. We’ll see.
(彼は絶対すぐに諦めるさ。いずれわかるよ。)
B: Stop underestimating him. He is persistent.
(彼をなめるのはやめなよ。彼根気強いんだから。)
I feel underappreciated.
私なめられてると思う。
「正当に評価しない」という意味の“underappreciate”の過去分詞形“underappreciated”は、「正当に評価されていない」「見くびられている」という意味の形容詞です。
“appreciate”には「真価を認める」「評価する」という意味がありますので、”under”を付けると「真価よりも低く評価する」=「正当に評価しない」となります。
A: I feel underappreciated at work.
(私職場でなめられてると思う。)
B: What happened? What makes you think so?
(何があったの?なんでそう思うの?)
Don’t diss me.
俺をなめるなよ。
“diss”は「軽蔑する」という意味の動詞”disrespect”を省略した口語表現です。
日本語の口語表現でも「ディスる」という言葉が生まれましたよね。この「ディスる」は実はこの”diss”が由来になっているようです。
A: Hey, don’t diss me.
(おい、俺をなめるなよ。)
B: I’m sorry. I’ll watch my language.
(すみません。言葉に気をつけます。)
スペルの違いですが“dis”も全く同じ意味で使われます。
Don’t dis me.(俺をなめるなよ。)
Don’t take me for a fool.
私をなめないで。
“take ~ for a fool”は「~を馬鹿にする」「こけにする」という意味の英語フレーズです。
人を軽んじるだけでなく、明らかに馬鹿にしている失礼な態度の人に忠告する時に使えます。
A: I didn’t think you had it in you.
(やればできるんですね。)
B: Don’t take me for a fool.
(私をなめないで。)
Don’t treat me like a fool.
私をなめないで。
“treat ~ like a fool”も「~を馬鹿にする」「こけにする」の英語フレーズです。
直訳すると「~を馬鹿者のように扱う」ですね。馬鹿にされたらビシっと忠告しましょう。
A: Don’t push yourself too hard. You can’t do that.
(無理するなよ。君にはできない。)
B: Don’t treat me like a fool.
(私をなめないで。)
食べる/味見するの表現
次は、飴などをぺろぺろなめたり、ぺろっと味見をしたり時に使える英語フレーズをご紹介します!
She was sucking on a lollipop.
彼女はペロペロキャンディーをなめていた。
“suck on”は「なめる」「しゃぶる」という意味のイディオムです。
日本語では同じ「なめる」という表現でも、“suck on”は特に口の中に含んでなめている時に使います。
A: Did you see the kid? She was sucking on a lollipop.
(あの子供見た?ペロペロキャンディーなめていたよね。)
B: Yeah, she was so cute.
(うん、すごく可愛かったね。)
I’ll eat a cough drop.
のど飴をなめよう。
「食べる」という意味でよく知られている”eat”も、口に含んで「なめる」という意味で使うことができます。飴などを「なめる」の自然な英語表現ですので、覚えてくださいね。
”cough drop”は直訳すると「咳用の飴」ですが、日本語の「のど飴」に該当する英語としては一番自然な表現だと思います。あわせて覚えてしまいましょう。
A: You keep coughing. Are you okay?
(ずっと咳してるね。大丈夫?)
B: I’m coming down with a cold. I’ll eat a cough drop.
(風邪気味なんだ。のど飴をなめよう。)
Take a lick.
なめてみて。
“lick”は「なめる」という意味の動詞です。
舌を使ってぺろぺろなめることを表します。口に含んでなめる場合に”lick”は使いませんので、注意してくださいね。
A: Wow, you made blueberry jam. Looks yummy.
(わー、ブルーベリージャム作ったんだ。美味しそう。)
B: Take a lick. You’ll love it.
(なめてみて。好きだと思うよ。)
おわりに
いかがでしたか?
今回は、日本語の「なめる」に該当する英語フレーズをシチュエーション別にご紹介しました。日本語では同じ言葉でも、英語では微妙にニュアンスが違いますよね。
シチュエーションに応じて、その時にぴったりの英語フレーズを使ってみてください。