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「検討する」は英語で?時間をかけてよく考える時の表現17選!

 

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その場で決断できない時やもう少し考えたい時に使う「検討します」という表現、英語でどう言ったらいいのかご存知でしょうか?

日本語では文字通り「よく考える」という意味だけでなく、遠回しに断る場面でも使いますが、英語では主に、実際によく考えたい場面で使う表現なので、取り扱いには少し注意が必要です。

今回はそんな日本人的な建前としてではなく、「実際によく考える」という意味で使う「検討する」の英語表現を紹介していきます!



検討します

まずは、相手の誘いや提案に対して即決せずに、時間をかけて考えたい時に使う英語フレーズを見ていきましょう。

I’ll think about it.

ちょっと検討するよ。

“think about it”で「それについて考える」という意味です。すぐ答えを出せない時やちょっと考えたい時など、日常生活でも気軽に使える英語フレーズですよ。

A: If you’re free this weekend, why don’t you join us for skiing?
(今週末もし暇だったら、みんなでスキーに行くから一緒に行かない?)
B: Um, I’ll think about it.
(うん、ちょっと検討するよ。)

I’ll consider it.

検討します。

“consider”は英語で「熟考する」「よく考える」という意味。こちらは日常会話というよりビジネスやメールで、相手からの提案についてよく考えたい場面で使える英語表現になります。

A: If you have any further questions about our offer, please let us know anytime.
(他にも弊社の提案についてご質問などありましたら、いつでもご連絡くださいね。)
B: Thank you. I’ll consider it and get back to you next week.
(ありがとうございます。検討の上、来週またご連絡します。)

“it”の部分は別の単語にしてもOKです。

I’ll consider your offer. (オファーについて検討します。)

「前向きに考えます」と伝えたい時には、「真剣に」という意味の”seriously”を使ってこんな風にも言えますよ。

I’ll seriously consider it.(前向きに検討します。)

I’ll give it a thought.

検討します。

“thought”は、動詞”think”の過去形としてよく使いますが、ここでは名詞で「考えること」という意味です。

“give it a thought”は直訳すると「それに考えることを与える」、そこから「それについて考えてみる」というニュアンスになります。比較的はっきりと考えたい意思を伝えられる英語フレーズです。

A: I think this place is perfect for you. It’s only 5-minute walk to your college and you’ll get your own kitchen and bathroom, and the wifi is included!
(ここは、ほんと君にぴったりの部屋だと思うよ。カレッジまで歩いて5分、キッチンもバスルームも付いてて、wifiも込み!)
B: Ok, I’ll give it a thought.
(わかった、ちょっと検討してみるよ。)
A: I hope you will.
(そうしてくれると嬉しいよ。)

ちなみに、こんな風に言っても同じニュアンスが表せます。

I’ll give it some thought.(検討します。)

また、「もう一つの」という意味の”another”を使えば、「もう一度、考えてみます」というニュアンスになります。

I’ll give it another thought. (もう一度、検討してみます。)

I’ll think it over.

検討します。

「考える」という意味の英語”think”に”over”がつくと、「じっくり考える」という意味になります。何か決断する前に時間をかけてよく考えたい場面で使えますよ。

“think it over”で「それについて、じっくり考える」となりますが、「それ」ではなくオファーや提案など具体的な事柄について考えたい時には、”think over your offer”のように”over”の後ろにつけるので注意してくださいね。

A: I know you’d like 30% off, but this is the best price we can offer.
(御社が30%をご希望なのは承知の上ですが、こちらが私達から提供できるベストプライスになります。)
B: Ok, I’ll think it over.
(わかりました。検討いたします。)

Let me sleep on it.

少し考えさせて。

“sleep on it”は直訳すると「それの上で寝る」ですが、そこから「それについて一晩考える」という意味でも使われます。

なにか重要な事を決める時ってなんとなく即決しづらいものですよね。そんな場面で、とりあえず一晩寝て翌朝どう感じるか待ってみたい、といったニュアンスも表せる英語フレーズです。

また”let me ◯◯”は「◯◯させてほしい」という定型文。”sleep on it”とセットで使われることが多いので一緒に覚えておくと便利ですよ。

A: These shoes look so pretty on you! Right now we’re having a Thanksgiving sale and you can get a 20% off the price.
(その靴とってもお似合いですね!今ならサンクスギビングのセール中なので、20%オフで購入いただけますよ。)
B: That’s so tempting but it’s a bit over my budget. Please let me sleep on it.
(それはすごく惹かれるなぁ、でも予算よりちょっと高いんだよね。少し考えさせてください。)

ちなみに、一晩ではなく何日か考えたい時にはこんな風にも言えますよ。

Let me sleep on it for a couple of days. (2〜3日考えさせてください。)

I’ll look into ◯◯.

◯◯について検討します。

英語”look into”には「詳しく調べる」という意味があります。

何かアクションを起こしたり、決断をしたりする前に、もっと詳細を調べたい場面で使える英語フレーズになります。

A: Thank you for all the information about your product. I’ll look into the numbers and get back to you.
(御社の製品について、ご説明ありがとうございました。かかる費用を詳しく検討して、改めてご連絡します。)
B: Ok, looking forward to it.
(わかりました、お待ちしています。)

I’ll review ◯◯.

◯◯について再度検討します。

英語”review”にはいくつかの意味がありますが、ここでは「見直す」という意味になります。もう一度検討したい場面で使える英語フレーズです。

A: I had a chance to go through your project plan but I think the schedule is a bit too tight.
(君の企画に目を通したんだけど、スケジュールがちょっとタイトだと思うよ。)
B: Ok, I’ll review the project timeline.
(わかりました。スケジュールを再度検討します。)


検討中です

続いて、相手のオファーに対する返事を聞かれたとき、「今、検討しているところです。」と言いたい時の英語フレーズを紹介します。

It’s under review.

検討中です。

“under”は英語で「〜の下」という意味ですが、何かのプロセスが進行中だったり、継続中である状態を表すこともできます。

ここでの”review”は「評価」や「審査」という意味。”under review”で「検討中」というニュアンスになります。

A: I was wondering if you had a change to discuss our offer with your manager.
(私達の提案について、マネージャーとお話していただけましたか?)
B: Oh yes, that’s currently under review.
(はい、それについては今ちょうど検討中です。)

We’re discussing ◯◯.

◯◯について検討中です。

英語”discuss”は日本語でもおなじみ「(他の人と)議論する」という意味ですね。現在進行形になっているので、「◯◯について議論しているところ」となります。

ちなみに主語が”we”だと社内で話し合っているニュアンス、主語を”I”にする場合は末尾に”with ◯◯”をつけて誰と話し合っているのか伝えましょう。

A: We’re discussing your offer now.
(御社のオファーについて検討しているとことです。)
B: That’s great. I’m looking forward to hearing your decision.
(それはよかった。お返事いただけるのを楽しみにしています。)


検討をお願いします

続いて、相手に提案する時「ぜひ考えてみてください。」と言いたい場面や、メールの結び文句としても使える英語フレーズを紹介します。

Please give it some thought.

ご検討をお願いします。

“give it some thoughts”は、すでに紹介しましたが「よく考える」という意味ですね。ストレートに「ぜひじっくりお考えください」と言いたい時に使える英語フレーズです。

A: Please give it some thought.
(ぜひご検討をお願いします。)
B: Yes I will.
(はい、ぜひそうします。)
A: I’ll follow up with you next week.
(来週またご連絡しますね。)

ちなみに、”consideration”を使うともう少しフォーマルな感じになりますよ。

Please give it some consideration. (ぜひご検討をお願い致します。)

Please take a good look at ◯◯.

◯◯についてじっくりご検討ください。

“take a look at ◯◯”は英語で「◯◯にざっと目を通す」という意味。”good”を付けることで「◯◯にじっくりと目を通す」というニュアンスになります。

A: Please take a good look at it and feel free to ask me if you have any questions.
(ぜひじっくりご検討ください。もしご質問等ありましたら、いつでもご連絡くださいね。)
B: Thank you, I will.
(ありがとうございます、そうします。)

Thank you for your consideration.

ご検討の程よろしくお願い致します。

こちらはメールでよく使う英語表現になります。

日本語にすると、「ご検討いただき、ありがとうございます」や「ご検討をよろしくお願い致します」といったニュアンスで、メールの最後に結びとしてよく使いますよ。

I appreciate your consideration regarding this matter.

この件について、ご検討の程よろしくお願い致します。

こちらも主にメールで使います。”appreciate”は英語で「感謝する」という意味で、”thank you”より少しフォーマルな印象があります。

“regarding this matter”は「この件について」という意味です。「〜について」は”about”を使うことが多いと思いますが、ビジネスなどフォーマルなメールでは”regarding”の方がおすすめですよ。

I would appreciate it if you can give it a good thought.

前向きにご検討くださいますよう、何卒よろしくお願い致します。

“I would appreciate it if you can ◯◯.”は、「もし◯◯して頂けたら幸いです」という意味で、主にメールで丁寧にお願いしたい時に使える英語表現になります。

ポイントは、”will”の過去形の”would”。時制を現在→過去に変えることで、「もし仮に〜してもらえたらありがたい」という仮の話として伝えられるので、相手に与えるプレッシャーが少なく、とても丁寧な響きになります。

“give it a good thought”は、「それについてよく考える」という”give it a thought”に”good”を付けたもの。「前向きに考える」というニュアンスですよ。

◯◯することを検討しています

「検討する」は、実際に◯◯する意思があることを相手に伝える時にも使いますよね。そんな「◯◯することを考え中です」という英語フレーズを紹介します。

I’m thinking about ◯◯.

◯◯しようと思っています。

“I’m thinking about ◯◯.”は「◯◯について考えている」という意味ですね。

このフレーズでは◯◯に動名詞を入れて、「◯◯しようと思っている」「◯◯したいのですが」と言いたい場面で使えます。何か購入したい時、アドバイスをもらいたい時などによく使われる英語表現です。

A: I’m thinking about buying a blender.
(ブレンダーを購入したいと思っているのですが。)
B: Oh that’s great. We have a wide selection of blender here. Let me show you this one first.
(それはいいですね。うちの店にはたくさんの種類のブレンダーを置いています。まずこちらをご紹介しますね。)

I’m considering ◯◯.

◯◯することを検討しています。

“consider”はすでに紹介しましたが、「よく考える」という意味の英語でしたね。

このフレーズでは現在進行形になっていて、なおかつ◯◯に動名詞を入れて使うことで、単に考えるだけではなく「実際に行動に移すことを考えている」といったニュアンスになります。

“I’m thinking about ◯◯.”と同じように「◯◯しようと思っている」「◯◯したいのですが」と言いたい場面で使えますが、こちらの方が少しフォーマルな言い方になりますね。

A: I’m considering selling my condo. Do you know a good real estate agent by any chance?
(うちのマンションを売ろうかと考えてるんだ。もしかして良い不動産屋って知ってる?)
B: Hmm, I can’t think of anyone right now.
(うーん、ちょっとすぐには思いつかないな。)

I’m deciding whether to ◯◯ or not.

◯◯しようかどうか考えています。

“decide”は「決める」という意味の英語ですね。この”decide”には「よく熟考した上で、決める」といった意味があるので、現在進行形にすると「最終決断を下す前の、考えているところ」というニュアンスを表せるんです。

“whether to ◯◯ or not”は「◯◯するかどうか」という意味の定型文なので、覚えておくと便利ですよ。

「◯◯するかまだはっきりとは決めていない」「◯◯しようか考え中」と言いたい時に使える英語フレーズになります。

A: Do you have any plans for the weekend?
(週末何かする予定ある?)
B: I’m deciding whether to go shopping or not. I heard there are already Christmas sales going on!
(買い物に行こうかどうか考え中なんだ。もうクリスマスのセールやってるらしいよ!)

おわりに

いかがでしたか?

シチュエーションによって色々な言い方ができますね。紹介したフレーズはどれもネイティブが実際に使っている表現なので、ぜひ皆さんも実際の会話で使ってみてくださいね!

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