お願いを英語で!ビジネスやカジュアルで使える依頼フレーズ13選!
毎日メールで、電話で、面と向かって、状況はどうであれ、何かしらの頼みごとや依頼をしますよね。
ビジネスシーンでは失礼にあたらないようにしたいですし、友達にはネイティブが実際に使う自然な表現を使いたいもの。
今回は、そんな悩みを解消するため「英語でお願いする際に役立つ言い回し」を紹介します!13のフレーズを覚えて、自然なお願いの仕方を身に付けましょう!
ビジネスでお願い
ここでは、メールや電話、社内において、お願いするときに使える英語表現を6つ紹介していきます!
Would you ◯◯?
◯◯をしていただけますか?
丁寧にお願いをする時の定番です。質問形で尋ねることで、相手がお願いを聞き入れてくれるかを確認することができます。
A: Would you tell me more about this project?
(こちらのプロジェクトについてもう少しお伺いできますか?)
B: Of course. Thank you for your interest.
(もちろんです。興味を持っていただきましてありがとうございます。)
Could you ◯◯?
◯◯をしていただけますでしょうか?
“Would you ◯◯?” と似ていますが、このフレーズは「可能かどうか」を尋ねるニュアンスを含みます。無理な依頼をするときや、申し訳ないと感じるときには、この表現でお願いするほうがよいですね!
A: Could you tell him to call me back when the meeting is over?
(会議が終わったら折り返し電話をくださるよう、彼に伝えていただけますでしょうか?)
B: Yes, I will.
(はい、分かりました)
Could you do me a favor?
お願いしてもよろしいですか?
会社の同僚や先輩、後輩に仕事をお願いする時に使える表現です。”favor”は「お願いごと」という意味を表します。お願いしたい内容を伝える前に、「そもそもお願いをしていいか」を確認できますよ!
“do someone a favor”(<人>のお願いを聞く)という言い回しは決まり文句として使われるので、覚えておきましょう!
A: John, could you do me a favor?
(ジョン、ちょっとお願いしたいことがあるんですが)
B: I’m afraid that I have tons of things to do today.
(悪いが、今日はやらなくちゃいけないことが山ほどあるんだ)
Please ◯◯.
◯◯をしてください。
「お願いする」といっても、絶対に連絡がほしい場合などには、日本語でも「○○までにご返信をください」と言い切りますよね。英語でも同じです!
お願いする行動がどうしても必要とされる状況下では、尻込みせずに「Please+命令文」を用いてもいいですね。
ただし「やってください」と命令していることには変わりないので、丁寧さを求めるなら”Would you ◯◯?”などの質問形にしておきましょう。
A: Please let me know by next Monday if you agree with this plan.
(この企画に賛成されるかどうか、来週の月曜日までにお知らせください。)
B: Okay.
(承知しました。)
I wonder if you could ◯◯.
◯◯していただくことはできるかなと思いまして。
“wonder”は、「どうかなあ」と思案するイメージを持つ単語です。「もしできればお願いしたい」といったニュアンスが含まれるので、”Could you ◯◯?”よりも「どうかなぁ」と様子を伺える英語表現です。
また、このフレーズを使うと、「お願いすることに申し訳なさを感じている」というニュアンスを相手に伝えることもできますよ!
A: I wonder if you could send these packages to Mr. Morikawa.
(これ全部森川さんに送ってもらえるかなあと思っているんですが。)
B: Sure. I’ll do that afternoon.
(大丈夫ですよ。午後に送っておきます。)
I’d appreciate it if you could ◯◯.
◯◯していただければありがたいのですが。
この英語表現は非常に丁寧な言い回しなので、メールなどで使われることが多いです。お願いする時のお決まりのフレーズ「◯◯していただけると幸いです」に相当します。
A: I’d appreciate it if you could talk to the manager about that matter again. We are running out of time.
(そちらの件について、もう一度部長に話を通していただけるとありがたいのですが。もう時間の猶予がありません。)
B: I understand. I’m not sure if the manager says, “yes,” though.
(分かりました。部長が「イエス」と言うかは分かりませんが。)
カジュアルにお願い
次は、友人や家族、恋人など、フラットな関係にある人に、英語でお願いするときのフレーズを4つ紹介します。
Will you ◯◯?
◯◯してくれる?
「相手の意思があるかどうか」を尋ねる英語表現なので、相手が断らないような、簡単な頼みごとをする際に使うとばっちりですよ!
A: Will you pass me the salt?
(塩取ってくれる?)
B: Here you go.
(どうぞ)
Can you ◯◯?
◯◯してくれる?
先ほどの”Will you ◯◯?”と日本語訳は同じですが、ニュアンスに少し差があります。”can”は「可能かどうか」を意味する単語なので、相手に断る選択肢を与えることができる言い回しになります。
親しい相手に対して、希望を持ってお願いする時に役立ちますよ!
A: Mom, can you come pick me up at the station at 8 p.m.?
(お母さん、今日の夜8時、駅に迎えに来てくれる?)
B: Sorry, I can’t. Go home by bus.
(無理だわ。バスで帰ってきなさい。)
Do me a favor.
ちょっとお願い。
命令文なので、英語でフランクにお願いするときにぴったりな表現です。気の知れた友人に小さな頼みごとをするときは、このフレーズで!
A: Hey Sam, do me a favor. Please go ask Jennifer if she is free this weekend.
(なあサム、ちょっと頼みがあるんだ。ジェニファーに、今週末暇かどうか聞いてくれよ。)
B: Well, I didn’t know you had a crush on her.
(へえ、お前があいつのこと気に入ってたなんて知らなかったよ。)
Can I ask you a favor?
お願いしてもいい?
前のフレーズに登場した”favor”(お願いごと)を用いた表現です。日本語でも、お願いごとの内容は言わずに「お願いしていい?」と聞いたこと、ありませんか?
英語でも同じです!相手の出方を探る、もしくは、少しもったいぶりたいときに使ってみてください!
A: Can I ask you a favor? I can’t go to classes today.
(お願いしていい?今日講義に出られないのよね。)
B: I got it. I’ll let you copy my notes later.
(分かった。あとでノートをコピーさせてあげるよ。)
遠慮がちにお願い
最後に、ビジネスとカジュアルの区別なく、遠慮をしながら頼みこむ際や、遠慮していると示したい時に役立つフレーズを3つ紹介します。
I would like you to ◯◯.
◯◯してほしいんだけど。
友人や職場の後輩に、「◯◯してほしいんだけど、やってもらえるかな?」と言いたい時に役立つ英語表現です。
“you”を強めに発音すると、「指示を与えられている」と受け取られてしまうことも。穏やかに言うと、遠慮をしているニュアンスが伝わりますよ!
A: I would like you to help me pick a dress for the Valentine’s dance party.
(バレンタインダンスパーティ用のドレス、選ぶの手伝ってほしいんだけど。)
B: I’d love to. When should we go shopping?
(ぜひ。いつショッピング行く?)
I would be grateful if you could ◯◯.
◯◯していただけたらありがたいです。
“grateful”は「感謝している」ことを示す形容詞です。少し無理な頼みごとをする際や、申し訳ない思いでお願いするときに使うのがベスト!
A: I would be grateful if you could let me use your computer.
(もしよろしければあなたのパソコンを使われていただけたらありがたいのですが。)
B: No problem. Go ahead.
(問題ないですよ。どうぞ。)
It would be wonderful/great if you could ◯◯.
◯◯していただけたらとても助かります。
一つ前のフレーズと同様で、「悪いな」と思いながらもお願いするときに使える英語表現です。
無理だったら仕方がないけれど、してもらえるのであれば「すばらしい」「それ以上は望まない」といったニュアンスです。
A: Is there anything else that I can do for you?
(他に何かできることはありますか?)
B: It would be great if you could bring me a cup of coffee.
(コーヒー一杯持ってきてもらえると嬉しいです。)
おわりに
今回は丁寧さの異なる「お願いする」際の表現を紹介しました!
フランクすぎると相手が気を悪くしてしまうかもしれないし、丁寧すぎても、かえって相手が自分との距離を感じてしまうかもしれません。
今回ご紹介したフレーズ、それぞれのニュアンスをもとに、相手の気持ちを想像し、自分の気持ちを踏まえて、ぴったりな表現を選んでくださいね。未完成でも、英語のやりとりを楽しむことが自然な英会話への近道ですよ!