「◯◯しやすい」は英語で?物の性質や人の体質を表すフレーズ18選!
自分のことを表現するのに、私って太りやすい、乗り物酔いしやすい、緊張しやすい、など日本語で「◯◯しやすい」ってよく言いますよね?
他にも、使いやすい、理解しやすい、など物の性質についてもよく使う表現ですが、英語でどのように言うのでしょうか?
今回は、この会話によく出てくる「◯◯しやすい」という英語フレーズを紹介していきます!
人の傾向や体質
まずは、太りやすい、車酔いしやすい、緊張しやすい、など人の傾向や体質を表す英語フレーズです。
I ◯◯ easily.
◯◯しやすい。
“easily”は「簡単に」という意味の英語で、この単語を付けるだけで「私は簡単に〜しやすい」という体質や傾向を表す事ができます。
“easily”は動詞の前でも後ろでも大丈夫ですよ。
I get drunk easily.
(お酒に酔いやすい。)
I get motion sickness easily.
(車酔いしやすい。)
I easily put on weight.
(太りやすい。)
I tend to ◯◯.
◯◯しがち。
“tend to”は、英語で「〜する傾向がある」「〜しがち」という意味です。
人の体質や傾向を表すときに広く使える基本表現で、ポジティブにもネガティブにも使えます。
I tend to be shy in front of women.
(私は女性の前では人見知りしがち。)
I tend to exaggerate things.
(私は物事を大袈裟にしがち。)
また、”tend to”の名詞形”tendency”を使ってこんな風にも言えますよ。
I have a tendency to think that everything will be fine in the end.
(どんなことでも最後には何とかなると考えがちだ。)
I’m inclined to ◯◯.
◯◯しがち。
“inclined to”には、「〜したい気がする」という意味もありますが、ここでは「〜する傾向がある」というニュアンス。
“I tend to ◯◯.”と同様に、人の体質や傾向について使える英語フレーズです。
I’m inclined to make jokes when I’m with my friends.
(私は友達と一緒のときは冗談を言いがち。)
I’m inclined to agree with my wife.
(私は奥さんに同意をしがちだ。)
I’m apt to ◯◯.
○○しがち。
“apt to”は、「自然と〜しがち」「〜しそうだ」という意味のある英語です。
“I tend to ◯◯.”や”I’m inclined to ◯◯.”と同様に、人の体質や傾向を表すときによく使えますが、自分の意図ではなく「自然と〜しがち」という場合には、この”I’m apt to ◯◯.”がぴったりです。
I’m apt to forget my key.
(私は鍵を忘れがち。)
I’m apt to raise my voice with my kids.
(私は子供といると大声を出しがち。)
I’m prone to ◯◯.
◯◯しがち。
英語”prone to”も同様に「〜する傾向がある」「〜しがち」という意味です。
どちらかと言うと、「〜に陥りやすい」というネガティブなニュアンスがあるので、あまり良くない傾向がある時に使ってください。
I’m prone to take things seriously.
(私は物事を深刻に考えがち。)
I’m prone to colds in winter.
(冬に風邪をひきがち。)
I’m easily influenced by ◯◯.
◯◯の影響を受けやすい。
“influenced by”は、「〜の影響を受けて」という意味の英語です。
「簡単に」という意味の”easily”を付け加えて、「〜に簡単に流されやすい」と言いたい時に便利なフレーズです。
I’m easily influenced by trends.
(流行に流されやすい。)
I’m easily influenced by others.
(周りに流されやすい。)
I’m susceptible to ◯◯.
◯◯の影響を受けやすい。
“susceptible to”は、「〜に敏感」「〜を影響を受けやすい」という意味の英語です。
このフレーズは「ネガティブな影響を受けやすい」というニュアンスがあります。周りの批判に弱い、お世辞に弱い、誘惑に弱い、という場合から、病気になりやすい、という場合まで良くない影響を受けやすいときに使えますよ。
I’m susceptible to criticism.
(周りからの批判に弱い。)
I’m susceptible to colds.
(風邪になりやすい。)
I’m easy to ◯◯.
◯◯しやすい。
“easy to”は、英語で「簡単に〜できる」という意味です。
この表現は、人の傾向を表すフレーズの中でも少し毛色が違うので、注意してください!
このフレーズで大事なのが「相手の視点からみて」簡単だ、ということです。話しやすい、一緒に働きやすいなど、相手が簡単にできる事について使えますよ。
I’m easy to talk to.
(私は、話しやすい。)
I’m easy to work with.
(私は、一緒に働きやすい。)
You’re easy to get along with.
(あなたは、気さくに付き合いやすい。)
They’re easy to make friends with.
(彼らは、友達になりやすい。)
ものごとが容易なこと
次に、使いやすい、わかりやすいなど、ものごとが簡単な様子を表す英語フレーズを紹介します。
It’s easy to ◯◯.
◯◯しやすい。
“easy to”は、すぐ上にも出てきた「簡単に〜できる」という意味の英語でしたね。
ものを主語にして、ものごとが簡単な様子を表せる定番のフレーズです。
It’s easy to use.
(使いやすい。)
It’s easy to carry around.
(持ち運びやすい。)
Fruits are easy to digest.
(フルーツは消化しやすい。)
It’s convenient.
使いやすい。
英語”convenient”は、日本語でもおなじみ「便利な」という意味ですね。
便利なものって、たいてい使いやすいですよね。そんな「便利で使いやすい」ものについてはぜひこのフレーズを使ってください。
It’s user-friendly.
使い勝手がいい。
“use-friendly”は、英語で「使い勝手がいい」という意味です。
「よく設計されていて、それを使うユーザーにとって使いやすい」というニュアンスがあります。パソコンやスマホなどのコンピューターや、ソフトウェアなどのシステムが使いやすい場合は、この英語表現がぴったりです。
It’s intelligible.
理解しやすい。
“intelligible”は、「わかりやすい」「理解しやすい」という意味がある英語。
人の話や本の内容などが、「明確に説明されていて理解しやすい」という場面で使えるフレーズです。
ものごとの傾向
続いて、壊れやすい、発生しやすい、などものごとの傾向を表す英語フレーズを紹介します。
It has a tendency to ◯◯.
◯◯しやすい。
“tendency”は、英語で「性質」「傾向」という意味があります。
ものの傾向を表す時に使える基本の英語フレーズです。
It has a tendency to shrink in the dryer.
(乾燥機にかけると縮みやすい。)
It has a tendency to increase blood pressure.
(血圧を上げやすい。)
It’s prone to ◯◯.
◯◯が起きやすい。
英語”prone to”は、すでに紹介しましたが、「〜する傾向がある」「〜しがち」という意味でしたね。
この英語は、人の傾向だけでなく、ものの傾向についても使えて便利です。
ものごとが「〜に陥りやすい」というネガティブなニュアンスがあるので、自然災害や事故、間違いなどについて使ってください。
It’s prone to earthquakes.
(地震が起きやすい。)
It’s prone to mold.
(カビが発生しやすい。)
It’s ◯◯-prone.
◯◯が起きやすい。
“It’s prone to ◯◯.”と同じニュアンスですが、もっと簡単に言えるのがこちらのフレーズ。”It’s prone to ◯◯.”よりもカジュアルに言いたい時に使ってください。
It’s error-prone.
(ミスが起きやすい。)
It’s injury-prone.
(怪我が起きやすい。)
It’s an earthquake-prone country.
(地震が起きやすい国だ。)
It’s likely to ◯◯.
◯◯しやすい。
“likely to”は、「〜が起きそう」という意味の英語です。
単なる傾向というよりも、実際に起きる可能性がとても高いとき「もう起きそう」「起きることが予想できる」というニュアンスの時にはこのフレーズが合います。
It’s likely to develop mold.
(カビが発生しやすい。)
It’s likely to cause problems in the beginning.
(最初は問題が起きやすい。)
It’s fragile.
壊れやすい。
“fragile”は英語で「壊れやすい」という意味です。
スーツケースのステッカーで見た事がある人もいるのでは?精密なもの、繊細なもの、割れやすいもの、もろいもの、など簡単に壊れてしまうもの全般に使えますよ。
It’s perishable.
傷みやすい。
英語”perishable”には、「腐りやすい」「傷みやすい」という意味があります。
食べ物の中でも、冷蔵庫に入れてないと腐ってしまう生鮮食品や、賞味期限の短い食べ物について使えるフレーズです。
おわりに
いかがでしたか?皆さんの伝えたい表現は見つけられましたか?
単に「◯◯しやすい」と言っても、シチュエーションによっていろんな言い方ができますね。ぜひその時の状況に合った英語フレーズを使ってくださいね!