「ずるい」を英語で!いいなー/卑怯だ!を伝えるフレーズ16選!
「ずるい、いいなー」
「えー、ずるいよ!」
友人にいい事があったり、仕事で不公平な事があったり、卑怯な手を使う人だったり。「ずるい」って色んな場面で使う事がありますよね。英語ではそれぞれ違う表現の仕方があるって知っていましたか?
今回は英語でどのように「ずるい」を表現するのかシチュエーションに合わせて紹介しますね!
いいなーの「ずるい」
友達にいい事があると、羨ましくて「ずるい」ってついつい言ってしまいますよね。英語でもこの感情を伝えたい時ってありませんか?
ここではそんな時にピッタリな英語のフレーズを色々と紹介しますね!
I’m jealous.
私は嫉妬しています。
こちらはネイティブの方がよく使う「いいなー」のフレーズになります。
“jealous”は「ねたんで」や「嫉妬して」という意味の形容詞なんです。このフレーズは「ずるい」という表現にとても近いと思いますよ。
A: I’ve got a new car from my parents as a birthday present.
(お誕生日プレゼントに親から新車を貰ったんだ。)
B: I’m jealous. My parents would never do that for me. Can I take a ride next time?
(いいなー。私の親は絶対に私にそんな事をしてくれないよ。今度乗らしてくれる?)
I’m jelly!
いいなー!
辞書で調べてみると“jelly”は「ゼリー」という意味で出てきますよね。でも、この英語のフレーズは「私はゼリー」なんて訳の分からない事を言っているんではありません。
実は、ここでの“jelly”はネイティブの方が“jealous”を略したスラングなんです。だから意味は先ほどのフレーズと同じなんですよ。友達や家族に使う時はこのフレーズを使うのもアリです。
A: My sister is going to Disney Land with her boyfriend for one night. I’m jelly!
(私の妹は彼氏と泊りでディズニーランドに行くんだって。いいなー!)
B: Well, I think you can try to find a boyfriend who’ll take you there.
(うーん、あなたもそこに連れて行ってくれる彼氏を探してみるのがいいんじゃない。)
Lucky you.
運がいいね。
このフレーズもよくネイティブの方が使っているのを耳にします。「ラッキーじゃん!」や「ずるーい!」って言いたい時に使ってみてはどうでしょう?
“lucky”は知っているかもしれませんが「運がいい」という意味です。文法的に“you are lucky”の方が正しいんですけど、くだけた言い方でこのように表現する事の方が多いんですよ。
A: I’m going to have five days off in a row. I worked out my shift really well this time.
(五日間続けてお休みがあるんだ。今回のシフト構成はすごくうまくいったんだ。)
B: Lucky you. I’ll be working all this weekend.
(いいね。私は今週末もずっと仕事だよ。)
I envy you.
私はあなたを羨ましく思います。
ここで使われている“envy”は”jealous”に似ていて、英語で「うらやむ」という意味になります。相手にいい事があって「いいなー」と思った時にピッタリな表現です。
A: I’m going to Hawaii this weekend.
(今週末にハワイに行くんだ。)
B: I envy you. I have no time and no money for that.
(いいなー。私にはそうする時間もお金も無いよ。)
I’m envious of ○○.
私は○○を羨ましく思います。
先ほど紹介したフレーズと意味は変わりません。でも、こちらでは「羨ましく思って」という意味の“envious”を使っています。さっきの“envy”の形容詞バージョンですね。
A: You went to this café without asking me to join? I’m envious of you.
(このカフェに私を誘わずに行ったの?いいなー。)
B: You were away at the time. We’ll go together next time.
(あの時あなたはどっかに行っていたじゃん。今度一緒に行こうよ。)
You suck!
ずるい!
ネイティブの方はこのフレーズを使って「羨ましい」や「ずるい」と表現する事もあるんです。こちらもスラングなので友達や兄弟に使うのがベストですね。
“suck”には英語で「しゃぶる」や「吸う」という意味があるんです。他にも「むかつく」や「ざまあみろ」や「くそったれ」という意味もあります。
A: Guess what. I’m going to this concert.
(聞いて。このコンサートに行くんだ。)
B: You suck! How did you get the ticket? It was all sold out in one second.
(ずるっ!どうやってチケットを取ったの?1秒で全部売り切れになったんだよ。)
卑怯な事の「ずるい」
何かの状況や出来事が誰かに不利だと思った時も「ずるい」と言いませんか?そのような事を英語でも表現できるといいですよね。
ここではそういう時に使いたくなる英語のフレーズを紹介しますよ。
That’s not fair.
それは公平ではありません。
何か不公平だと思う事があったらこの英語のフレーズを使うのがいいと思います。よくネイティブの方は「ずるい」と思った時にこう言うんです。
“fair”は英語で「公平な」という意味になります。でも、前に“not”を付けると「公平じゃない」という表現になるんですよ。
他にも全く同じ意味で“unfair”という単語があるんです。でも“That’s unfair”という人よりも“That’s not fair”という人の方が多いと思います。
A: My boss is very nice to his favorite people, but he is extra nasty to others.
(私の部長は気に入った人には優しいけど、そのほかの人には格別に厳しいんだ。)
B: That’s not fair. It’s not the right way to manage people.
(それは公平じゃないね。正しい人の扱い方じゃないよ。)
It’s cheating.
それはインチキです。
“cheating”は英語で「不正行為」や「インチキ」という意味の名詞なんです。ずるいと思う事があったら使ってみてくださいね。
“cheating”には「浮気している」という意味もあるんです。
A: You can’t check the answers. It’s cheating.
(答えを見ちゃダメだよ。それはインチキだ。)
B: I’m not good at crossword. I’m just getting some clues so I can finish it.
(私はクロスワードが得意じゃないんだもん。終われるように少しヒントにしているだけだよ。)
That’s sly.
それはずるいです。
“sly”は英語で「ずるい」という意味なんですよ。でも、“unfair”や“cheating”と違ってもっとこそこそしている陰湿なずるさの事を表現できるんです。
A: My colleague is really lazy. But he never gets in trouble because he is good at making excuses.
(私の同僚はすごく怠け者なんだ。でも言い訳をするのが上手いから全然叱られないんだよね。)
B: That’s sly.
(それはずるいね。)
That’s dirty.
それは不正です。
ここで“dirty”は不正で汚い事を表現しているんですよ。英語で「汚い」という意味もあるので汚れている時にも使えます。
A: I heard that some students pay extra money to get into famous universities.
(余分にお金を払って有名な大学に入る人がいるって聞いたよ。)
B: That’s dirty. They think money can solve everything.
(それは不正だよね。彼らはお金さえあれば何でもできると思っているんだ。)
悪賢い人の「ずるい」
誰かが悪知恵を働かせていたら「あなたはずるい」って言いたくなります。英語でもこのような事を言えれば気持ちがスッキリするかもしれません。
ここでは人に向かって言える「ずるい」の英語表現を紹介しますね。
He is sneaky.
彼は卑怯です。
“sneaky”は日本語の「ずるい」にとてもピッタリな形容詞なんですよ。このフレーズはこそこそとしたずるさを表現できます。
動詞の“sneak”は英語で「こっそり入る」というような意味なんですよ。
A: And as soon as he found out that I’ve got a boyfriend, he pretended that he forgot his wallet.
(私に彼氏がいる事を知ったとたんに、彼はお財布を忘れたふりをしたんだよ。)
B: And you had to pay for him? He is sneaky.
(そしてあなたは彼の分も払わなくちゃいけなかったって事?彼は卑怯ね。)
You are cunning.
あなたは悪賢いです。
テストとかでズルをするのは「カンニング」って言いますよね。それはここから来た和製英語なんですよ。
英語で“cunning”は「ずるい」という意味の形容詞になります。特に悪知恵が働いている人の事を言う時にピッタリな表現なんです。
A: I know how to manipulate males to buy me what I want.
(私はどうやって男を操って自分の欲しい物を買わせるのかを知っているのよ。)
B: You are cunning. I’m glad I’m not a male.
(あなたは悪賢いね。私は男じゃなくて良かった。)
She is crafty.
彼女は悪賢いです。
“crafty”も英語で「ずるい」という意味ですが、“cunning”よりももっと賢いずるさを表現できるんです。
A: Did you know that Hannah is dating with six men? She is crafty.
(ハナが6人の男性と付き合っているって知っていた?彼女は悪賢いよね。)
B: I don’t envy her though. I don’t understand why people do that.
(別に彼女をうらやまないけどね。人がなんでそんな事をするのかが分からないな。)
He is sly.
彼はずるいです。
先ほども紹介した“sly”は人に対しても使えます。同じようにこそこそと陰でズルをする人の事を表現するのにいいです。
A: I met Peter yesterday. He seems like a nice person.
(昨日ピーターに合ったんだ。彼はいい人みたいだね。)
B: Be careful of him. He is sly. He spread bad rumors of people he doesn’t like.
(彼には気をつけて。彼は陰湿だから。気に入らない人の悪い噂を流すんだよ。)
You are being clever.
あなたはずる賢いです。
“clever”には「ずる賢い」という意味があるんです。他にも英語で「頭がいい」や「賢い」という意味でも使われるんですよ。
口が上手くてずるいなと思った時に使ってみてくださいね。
A: You should do this. Otherwise someone else will do it.
(あなたはこれをやった方がいいよ。じゃないと他の人がやっちゃうよ。)
B: Really? No, you are being clever. I’ll discuss with others too.
(本当に?いいや、あなたはずる賢いからね。他の人とも相談してみるよ。)
She is wily.
彼女は狡猾です。
“wily”は今までの単語と比べてもっと色々な策を使ったずる賢さを表現しているんです。
A: I can’t believe my dad is going to pay for my sister’s trip.
(お父さんが私の妹の旅費を払うなんて信じられない。)
B: You know she is wily. I have to ask her how she convinced him.
(彼女が狡猾だって知っているでしょ。どんな手を使って納得させたのか聞かなくちゃ。)
おわりに
いかがでしたか?
羨ましい時、不公平な事、悪賢い人などを日本語では「ずるい」一言で表現できます。でも、英語にはそのような単語はありません。
でも、それぞれのシチュエーションにピッタリな英語表現は色々とあります。あなたの言いたい「ずるい」に合わせてこれらのフレーズを使い分けてみてくださいね。