間違い電話の英語対応法!間違ってかかってきた時の応対フレーズ6選
オフィスに英語の間違い電話がかかってきた!
あまりないようで、電話対応をしていると意外によくあるのがこのシチュエーション。何らかの間違いで、かかってくるはずのない場所から電話が英語でくることがあります。
いくら間違いとは言え、ビジネスシーンである以上丁寧に対応したいものですよね!
ということで今回は「間違い電話の英語対応フレーズ」をご紹介します!
間違い電話であることを伝える
ストレートに間違い電話であることを英語で伝えるフレーズを学びましょう!基本的に日本語でしかかかってこないはずなのに、英語で電話がかかってきてしまった時などにも便利な一言です。
You must have the wrong number.
お掛け間違いかと思われます。
英語では「間違い電話」のことを “wrong number”で表現します。”number”だけで「電話番号」を意味するので、「誤った電話番号」という感覚で使われるんですね!
また、”must”は「しなければいけない」という義務の使い方でよく知られていますが、他の使い方として「に違いない」、「のはずだ」という意味を持つことも。
ここでは「間違い電話のはずです」と相手に指摘するための言い方なんですね!
A: ABC Company. How may I help you?
(ABC社です。いかがいたしましたか?)
B: Umm, hi, this is Mike Stones from XXX. Is the number for AAA office?
(えーと、こんにちは、XXXのマイク・ストーンズです。こちらはAAAオフィスの番号でしょうか?)
A: I’m sorry, but you must have the wrong number. This is the main phone number for ABC Company.
(申し訳ございませんが、お掛け間違いかと思われます。こちらはABC社の代表電話です。)
例文のように、”I’m sorry”の一言を先に言うと、丁寧に対応できますね!
I’m afraid you have the wrong number.
恐れ入りますが、お掛け間違いかと思われます。
間違い電話だからと言って失礼な対応はNG!会社の電話を取った時点で、そのグループの一員としてしっかりと応対しなくてはいけません。万が一相手を怒らせてしまったら、会社の印象が悪くなってしまいますもんね。
丁寧に間違い電話であると指摘する時は、”I’m afraid”をくっつけるといいでしょう!これは言いにくいことを相手に伝える時に使われる英語で、日本語の「恐れ入りますが」に近い表現になります。
I think you have the wrong number.
お掛け間違いかと思われます。
“You have the wrong number.”だけだと、相手の間違いを決めつけにかかっていて、少し印象がよくありません。そのため “I think”を前につけて、「だと思うんですが」というふんわりした言い方をするのがオススメ!
丁寧な英語表現とまではいきませんが、印象を和らげながら間違い電話を指摘するフレーズとして覚えておきましょう!
間違い電話の対応をする
間違い電話が来た際、最低限やっておきたい対応を英語で学びましょう!
There is no one by that name here.
そのような名前のものはこちらにはいません。
相手が呼び出した名前に明らかな違和感を覚えた場合は、この英語フレーズを使いましょう!電話番号の用途が非常に限られているものや、比較的小さなオフィスでスタッフの名前を全員把握している時にピッタリ。
A: Hello? May I speak to Noah?
(もしもし、ノアとお話できますか?)
B: I’m sorry, but there is no one by that name here.
(申し訳ございませんが、そのような名前のものはこちらにはいません。)
A: Oh, I must have dialled the wrong number then. I’m sorry about that.
(おっと、では掛け間違えてしまったようです。すみませんでした。)
B: Don’t worry, sir. Bye.
(気になさらないでください。それでは。)
こんな英語表現も!相手が伝えてきた名前をいれることができます。
There isn’t anyone called Noah here.(ここにはノアという人はいません。)
「その人はいない」ということを伝える時、間違えても “He is not here.”と言わないようにしましょう!こう言ってしまうと、「(いつもはいるけど)今はいません。」ということになり、相手が間違い電話をかけていると気づかずに会話が進んでしまいます。
必ず「そのような人間はいない」という言い方を心がけましょう!
What number are you calling?
どの番号におかけですか?
間違い電話だと気づいたら、一体相手がどの番号をダイアルしてきたかを確かめてみましょう。この一言を英語で言えれば、電話対応の上級者!
A: I’m afraid you have the wrong number. What number are you calling?
(恐れ入りますが、間違い電話のようです。どの番号におかけですか?)
B: I’ve got 222-2326.
(222-2326です。)
A: I see, this is 222-2327.
(なるほど、こちらは222-2327になります。)
B: Then, I think I dialled the wrong number. I’m sorry to have disturbed you.
(それでは、かけ間違えてしまったようですお邪魔してしまい、失礼しました。)
A: No problem. Bye.
(問題ございません。では。)
こんな英語表現でもOK!
What’s the number you’re trying to call?(どの番号におかけですか?)
「誰と話したいか」を尋ねてもいいですね!
Who are you trying to speak with?(どなたとお話をされようとしていましたか?)
Who would you like to talk to?(どなたとお話を希望ですか?)
Could you please try that number?
その番号で試して頂けませんか?
もし相手を助けてあげられそうであれば、正しい電話番号をお伝えしましょう!”try”は「試す」という意味の英語なので、「試しにそちらにかけて」と言いたい時に便利です!
この言い方を使えば、確信を持って「これが正しい番号です」と言う必要がありませんね。
A: Hello, is this the number for XYZ Company?
(もしもし、こちらはXYZ社の番号ですか?)
B: I’m afraid it isn’t. We’re XYY Company, not XYZ Company. But I could give you their number if you need.
(恐れ入りますが、違います。こちらはXYZ社ではなく、XYY社になります。もし必要であればそちらの番号をお教えできますが。)
A: That will be very helpful.
(そうして頂けますと助かります。)
B: Their main phone number is 333-1111. Could you please try that number?
(代表番号は333-1111です。その番号で試して頂けませんか?)
よくある間違い電話のパターンがあれば、このように事前に対策を打っておくといいですね!
おわりに
いかがでしたか?
今回は「間違い電話の対応英語フレーズ」をご紹介しました!
普段から英語で電話対応をしている人は、プラスαで覚えておきたい英語表現ばかりでしたね!どれも短めのものが多いので、比較的暗記がしやすいかと思われます。
ただいつも日本語で電話対応をしていて、突然英語の間違い電話がきてしまった場合は、しっかりこの対策フレーズを思い出すようにしましょう!パニックになりがちですが、少なくとも “You must have the wrong number.”さえ言えれば上出来です。
間違い電話の非常事態に備えて、オフィスで電話を取る人は必ずこれらの英語表現を覚えておきましょう!