「迷惑をかける」は英語で?人に面倒をかけている時のフレーズ9選!
日本語では何かと便利に使える「迷惑をかける」という表現。誰かに何らかの負担や手間をかけてしまった時、具体的にその内容を言わなくても「迷惑をかけた」という一言で片付きますよね!
でもこの表現、英語では何て言うかご存知ですか?今回は知っているようで意外と知らない「迷惑をかける」の英語表現を見ていきましょう!
「trouble」を使った表現
「迷惑をかける」の英語表現でまず押さえておきたいのが、“trouble”!日本語でもトラブルという名詞で認知されていますが、こちらは動詞の形でも使うことができます。
「(人に)面倒をかける」、「(人に)迷惑をかける」、「(人を)煩わせる」といった意味になり、まさに「迷惑をかける」の英語訳にピッタリ!厄介ごとを起こして、相手を悩ませる場面に適しています。
ここではこの “trouble”を使った英語フレーズをみていきましょう!
I don’t want to trouble you.
あなたに迷惑をかけたくないんです。
「迷惑をかけたくない」と英語で言いたい時は、”want to”(したい)の否定形と一緒に “trouble”を使いましょう!”trouble”は人に迷惑をかける時に使われるので、目的語にはその相手の人をいれます。
Don’t worry, I know you’re very busy. I don’t want to trouble you more than I already have.
(心配しないで、あなたが凄く忙しいのは分かってるから。これ以上迷惑をかけたくないの。)
相手に迷惑をかける原因になるものを明確にしたい時は、”with”とセットにすればOK!
I don’t want to trouble you with my problems.(私の問題で迷惑をかけたくないんです。)
I troubled my boss.
上司に迷惑をかけてしまった。
「迷惑をかけた」と過去形で言いたい時は、シンプルに “ed”を最後につけるだけ!
I troubled my boss at work today. In fact, I always trouble a lot of people with my mistakes.
(今日仕事で上司に迷惑をかけてしまった。実際いつも自分のミスのせいで多くの人に迷惑かけているよ。)
迷惑をかけて謝りたいなら、この英語フレーズ!「お手数をおかけします」なんてニュアンスにもなります。
I’m sorry to trouble you.(迷惑をかけてしまって申し訳ないです。)
He gives me trouble.
彼には苦労させられている。
“trouble”は動詞の使い方だけでなく、名詞として「迷惑をかける」を表すことができます!
その場合より自然な英語表現は、”give someone trouble”という形。直訳すると「トラブルを(人に)与える」で、ニュアンスとしては「(人に)面倒をかける」となるのです!
ちなみに “trouble”は可算名詞にも不可算名詞にもなり得る種類。意味によって数えられるかどうかが変化します。ただしこの場合のように「迷惑」という意味で使うなら、通常「不可算名詞」として認識されますので注意しましょう!
He gives me trouble all the time.
(彼にはいつも苦労をさせられている。)
I’m causing trouble.
迷惑をかけている。
“trouble”を使った英語フレーズには他にもこんなものが。”cause”は「引き起こす」という意味の英語なので、”cause trouble”で「迷惑をかける」、「トラブルを起こす」という訳になります!
I feel like I’m causing trouble for everyone around me.
(周りにいるみんなに迷惑をかけている気がしちゃうんだ。)
“for”をつけると、誰/何に対して迷惑をかけているかを明記できます!
“cause trouble”を使った謝罪フレーズはコチラ!
I’m sorry to have caused you trouble.(ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ないです。)
「bother」を使った表現
「迷惑をかける」の英語表現で他に覚えておきたいのが、“bother”!他動詞で使われる場合、「〜に迷惑をかける」、「〜の邪魔をする」、「〜の手を焼かせる」といった意味になります。
先ほどの “trouble”と似ていますが、若干ニュアンスに違いも。“bother”はちょっと相手の邪魔をして心の平穏を乱すような迷惑なので、厄介ごとを起こすという意味では”trouble”の方が比較的面倒さが強いと言えるでしょう。
ではその “bother”を使った英語フレーズをご紹介します!
I’ll try not to bother you.
あなたに迷惑をかけないように心がけるよ。
他動詞としての使い方がコチラ!”bother”の後に相手をいれれば、迷惑をかける人を指すことができます。ニュアンスとしては「邪魔しないように気をつける」といった感じですね!
I’ll try not to bother you too much.
(あんまり君に迷惑をかけないように心がけるよ。)
気をつけていても迷惑をかけてしまった時は、こう言えばいいでしょう!
I didn’t mean to bother you.(君に迷惑をかけるつもりはなかったんだ。)
I’m sorry to bother you.(邪魔してすみません。/お手数をおかけしてすみません。)
I’m sorry if I bothered you.
もしあなたに迷惑をかけちゃったのなら、ごめんなさい。
過去形で “bother”を使うなら、こちらもシンプルに “ed”を足すだけでOK!
I’m sorry if I bothered you with my attitude.
(もし僕の姿勢のせいで迷惑をかけちゃったのなら、ごめんなさい。)
Are you sure it’s not a bother?
本当に面倒じゃないですか?
“bother”は名詞としても使えます!この場合「面倒」や「厄介」を表す英語なので、やはり「邪魔をする」というニュアンスを感じられますよね。
不可算名詞にも可算名詞にもなる “bother”ですが、面倒なことを意味する場合は「可算名詞」で数えることができるので、冠詞の “a”をつけ忘れないようにしましょう!
It would be great if you could help me, but are you sure it’s not a bother?
(手伝ってくれたらすごく助かりますが、本当に面倒じゃないですか?)
名詞の “bother”を使って謝る時はこうなります!
I’m sorry to be a bother.(ご迷惑をかけてすみません。/お手数をかけてすみません。)
「inconvenience」を使った表現
最後にご紹介したいのが、“inconvenience”!こちらも他と同様、動詞と名詞としての使い方があります。しかし実際に使われるのは名詞としての形が多いかもしれませんね。
動詞であれば「迷惑をかける」、「不便をかける」となり、名詞であれば「不便さ」、「不都合さ」、「迷惑」を表します。
“trouble”や “bother”のように迷惑をかけていることには変わりないのですが、本来あればスムーズにいく部分が何らかの理由で不便が生じ、結果的に「迷惑」になってしまった場合によく使われます。
では “inconvenience”の英語フレーズを学んでいきましょう!
I’m sorry for the inconvenience.
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
名詞の “inconvenience”で定番なのが、この謝罪フレーズ!不都合や不便が生じて、相手に迷惑をかけてしまった時に使われる言い方です。
比較的かしこまった英語表現なので、企業が何らかの不手際で顧客に謝る際にも使う事ができますよ!
I’m terribly sorry for the inconvenience.
(ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。)
This caused inconvenience to many people.
これは多くの人に迷惑をかけた。
“cause inconvenience to”という英語表現を使えば、「(人)に迷惑をかける」、「(人)に不便を感じさせる」を表すことができます!不便さを引き起こすというニュアンスですね。
There was a major car accident this morning. This caused inconvenience to many people.
(今朝ひどい車事故がありました。これは多くの人に迷惑をかけました。)
おわりに
いかがでしたか?
「迷惑をかける」の英語表現が、思っていた以上に色々あったかと思います。それぞれちょっとニュアンスが違っていたり、同じ言葉でも言い回しに違いがあったりして面白いですよね!
その時にピッタリな言い方ができるように、今のうちにレパートリーを増やしておきましょう!ただしあまり人に迷惑をかけないように心がけてくださいね!