眠い時の英語フレーズ12選!〜sleepyとtiredの知られざる関係〜
「眠いです。」を英語訳する時、あなたならどうやって表現しますか?
「”I’m sleepy.”でいいんじゃないの?」と思っている人も多いはず。
確かに間違ってはいません。
でもネイティブはあまりこの表現を使わないんです。
「じゃあどうやって言うの!?」と気になったら是非この記事を読んでみてください!
今回は「眠い」を表現する英語フレーズを紹介します!
“sleepy”と”tired”の違い
I’m sleepy.
眠いよー。
日本人がよく使うこの英語表現は、確かに「眠い」ことをアピールできるけどネイティブはあまり使いません。理由は「子供っぽく聞こえる」から!幼児や子供がお母さんなどに眠気をアピールする時によく使われるフレーズなので、大人が普通のシチュエーションで言っていると不自然なのです。
大人が「眠い」と英語で言う時は、次のフレーズを使ってみよう!
I’m tired.
眠い。(疲れた。)
日本人の感覚と少しズレがあるようにも思いますが、ネイティブは眠い時にこの英語フレーズを使います。学校では”tired”=「疲れた」というように習っていたので、あまり眠気の印象がありませんよね。
実はケンブリッジの英英辞書で”tired”を調べると、一番最初に出てくるのがこの説明なのです。
“in need of rest or sleep”(休憩または睡眠を必要としている状態)
これを見て分かる通り、英語では疲労と睡眠は深くリンクしているんですね。つまり「疲れているから眠い」といった考え方が定着しているようです。現地人のニュアンスを覚えておきましょう!
I was so tired when I got home from work last night.
(昨日仕事から帰ってきたら、すごい眠かったよ。)
じゃあ眠いわけじゃなくて「疲れてる」時はどうしたらいいの?
その時も”I’m tired.”で大丈夫!基本的に同じ感覚だと思ってください。
疲弊している時は”I’m exhausted.”(疲れきった)などと表現すればOKです。
ちなみに相手に「眠そうだね。」と言いたい時は、この英語フレーズを。
“You look tired.”(眠そうだね。)
I slept for 10 hours, but I’m still tired.
10時間寝たけど、まだ眠い。
「寝足りない」ことを表すには”still”(まだ/それにも関わらず)を付け足せばOK。友達との会話でよく出てくるので、使ってみよう!
I literally slept all day. There’s no way I’m still tired.
(文字通り一日中寝てた。それなのにまだ眠いなんてあり得ない。)
Reading makes me tired.
本を読んでると眠くなる。
長時間集中できないことや、あまり好きになれないことなどを語る時には、”make me tired”(眠くさせる)という英語表現が便利。自己紹介や自分の好き嫌いを話す際に、次回から取り入れてみるとレパートリーが広がりますね!
Walking into math class immediately makes me tired.
(数学の授業の教室に入った瞬間眠くなる。)
眠い時の表現
I wanna go to bed.
寝たい。
布団派の人は使えないかもしれませんが、英語では寝ることを”go to bed”(ベッドに行く)で表現します。よく使われるフレーズなので覚えておきましょう!
I wanna go to bed early today.
(今日は早く寝たい。)
今からもう寝る!という時は、こんな英語フレーズがピッタリ。
I’m gonna go to bed now.(もう寝るよ。)
ちなみに”go to bed with 〇〇”で「〇〇と男女の関係になる」という意味なので、使い方には注意!
I need to sleep.
寝なきゃ。
“need to 〇〇”は「〇〇する必要がある」という意味の英語。この表現を使うことで、「寝なければいけない」という点に焦点がおかれます。明日も仕事があるのに午前2時まで起きてしまっている時や、徹夜で勉強した次の日に体力を回復する必要がある時などに使いたいですね。
I’m desperately trying to fix my sleep schedule. I’m so tired. I need to sleep earlier.
(真剣に睡眠スケジュールを直そうとしてるよ。すごく眠い。今日は早めに寝なきゃ。)
ちなみにこんな言い方もできますね。
I need to go back to sleep.(もう一回寝に戻らなきゃ。)
You need to get some sleep.(ちょっと寝たほうがいいよ。)
I can hardly keep my eyes open.
目が開けてられない。
“keep my eyes open”とは「目を開け続ける」という意味の英語ですね。これに”hardly”をつけることで「全く〇〇ない」という否定文を作ることができるのです。眠くて仕方がない時にこの表現がパッと出てくると、だいぶこなれた感じがしますね!
I’m still on Hawaii time. I can hardly keep my eyes open.
(まだハワイの時差から戻ってこれないよ。目が開けてられない。)
“eyes”は複数形にすることをお忘れずに!
すごく眠い時の表現
I feel like I’m gonna die.
死にそうなほど眠い。
“die”とは「死ぬ」という意味ですが、例えば機械がダメになったりバッテリーが消耗する時もこの動詞を使います。そういった意味を持つ”die”を使って、大袈裟に眠気をアピールするのがこの表現。何をしても無駄なくらい眠い時は、この英語フレーズを使ってみよう!
I went to bed at 9, but I still feel like I’m gonna die.
(9時に寝たのに、まだ死にそうなほど眠い。)
食べ過ぎて気持ち悪い時も”I feel like I’m gonna die.”(死にそうだよ。)と言えるので、色んな「究極の状態」に使えますね!
I’m dying to go to bed.
眠くてしょうがない。
最近の日本人も「死ぬ程〇〇したい」なんて表現を使いますが、英語でも一緒です。”dying to ○○”は「〇〇をしたくてたまらない」という意味を持っています。これもまたオーバーなフレーズなので、本当にどうしようもない時に使いましょう!
At 8pm I was dying to go to bed. Now it’s over 2am, and I’m wide awake.
( 午後8時には死にそうな程眠かったのに、午前2時を過ぎた今、目が冴えきってる。)
睡眠に関係したその他の表現
I’ll take a nap.
お昼寝するよ。
“take a nap”というのは「仮眠を取る」という意味の英語。つまり自分の意思で昼寝をする時に使える表現ですね。アメリカの大学生はよく授業と授業の間に寮に戻って「お昼寝してくる。」なんてことを言うので、日常会話でも使えますよ!
I’m so tired, I think I’ll take a nap. Then I’ll do my homework.
(すごい眠いや、お昼寝しようかな。それから宿題はやるよ。)
恋人か誰かに「なんでさっき電話でなかったの?」と聞かれた時も、「昼寝してたんだよ。」なんて言い訳を使えばOK。
Sorry, I was taking a nap.(ごめん、昼寝してたんだよ。)
I dozed off.
つい寝ちゃった。
こちらの”doze off”は先ほどの昼寝とは違い、「ウトウトする/居眠りをする」といった意味。自分の意志とは関係なくいつの間にか寝てしまている状態に使えますね!本格的に寝るのではなくて、一瞬意識が飛ぶくらいの感覚ですかね。授業中や会議中に寝てしまう時は、この英語表現がピッタリ。
I think I dozed off with my fingers on my keyboard. I must be very tired.
(キーボードに手を置いたまま居眠りしてたみたい。すごい疲れてるんだわ。)
何かの最中にうっかり寝てしまった時は、代わりに”over”使えば表現できます!
I was dozing over her speech.(彼女のスピーチの途中で寝てしまった。)
I fell asleep.
寝ちゃった。
ただの”sleep”(寝る)との違いは、起きていた状態から眠りに落ちるところを表現している点ですね。「さっきまで起きてたのに、寝ちゃった。」という場合に使われます。”fall asleep”は無意識的な行動というニュアンスがあるので、先ほどの”doze off”に少し近いものがあるかもしれません。
I fell asleep during the movie and missed the ending.
(映画の最中に寝ちゃって、最後を見逃しちゃった。)
ベッドに入ってから寝付く時も表現できますよ!
おわりに
いかがでしたか?
“sleepy”と”tired”の関係は、英語上級者でも知らない人が多かったのではないでしょうか?
それに「寝る」に関係する表現は予想以上に色々ありましたね。
その時の状況に合わせて、ぴったりの英語フレーズを選んでくださいね!
そろそろ眠いので、今回はここまで!