smileとlaughの違いは?「笑う」英語の使い分けフレーズ10選!
「笑う」と英語で表現する時、I smile.でいいのかなあ・・・。微笑、嘲笑、苦笑・・・これってどう英語で表現すべき?「吹き出す」とか、「作り笑い」なんていう言葉もあるなあ・・・。
そんな方々のために、ここでは様々な「笑う」英語フレーズを紹介します。誰もが知っているsmileとlaughを使って、表現を使い分けてみましょう!
1「微笑む」というsmileの使い分け5選!
本来smileは「微笑む」という意味です。この英語に異なる副詞や形容詞を付けて使ったり、あるいは目的語として使うと、様々な「笑う」に関する使い分けが可能なんです。早速実践してみましょう!
Smile gently
穏やかに微笑む
可愛らしい女性が「ニコリ」と微笑むのを見ると、男性はドキッとしますね。冷笑ではなく、微笑です。歯をむき出しにせず、上品な口元で(gently)笑うと、意中の男性をゲットできるかもしれません!
When you see him, just smile gently. Nothing can surpass that.
(彼を見かけたら穏やかに微笑んで。それに勝るものはないから。)
Have a bitter smile
苦笑する
思わず苦笑いをする時って、気まずい時や少し困っている時ではありませんか?
だから甘い(sweet)微笑みではなく、苦い(bitter)んです。bitterの代わりにsour(酸っぱい)を使っても同じことです。
When he said a bad joke at the party, everyone had a bitter smile at the same time.
(彼がパーティーで悪い冗談を言った時、皆が苦笑いをした。)
Force a smile
作り笑いをする
本当は楽しくないのに、その場を取り繕って笑う・・・そんな経験ありますよね。
直訳すると、「微笑みを強制する」ですから、読んで字のごとく、心からの笑いではありませんね。
When the couple started to speak fondly of each other, it was really hard for me to force a smile.
(その夫婦がのろけ始めた時、私は笑顔を作るのに必死だった。)
Smile reminiscently
思い出し笑いをする
楽しかったことや面白かったことを思い出して笑うのがこれ。いきなり何の前触れもなく「ムフフ」と笑うと、「気持ち悪い、いったい何なの?」と言われちゃいますが・・・。つまり回顧的に(=reminiscently)笑うんです。
I couldn’t stop smiling reminiscently, because the honeymoon to Italy was so wonderful.
(イタリアへの新婚旅行が楽しすぎて、思い出し笑いが止まらなかったわ。)
Have a fearless smile
不敵な笑みを浮かべる
「大胆不敵」という言葉があります。これを英語で言うとズバリfearlessです。fear(恐れ)がless(無い)という、向かうところ敵なしの状態・・・「勝ったも同然だ」と言う強者はこんな風に笑うのです。
He had a true fearless smile when the final set was almost over.
(彼は最終セットの終了間際で見事不敵な笑みを浮かべた。)
2「声を出して笑う」というlaughの使い分け5選!
Smileが「微笑む」なら、laughは「声を出して笑う」という意味です。この英語にも異なる副詞を付けたり、名詞(「笑い」)として使ったりして、比較的大きく「笑う」表現の使い分けをしていきます。
Burst into laughter
吹き出す
Burstという英語、ご存知ですか?「爆発する・はち切れる」という意味の動詞です。
頻繁に日常会話で使われるのは、burst into~の表現で、「いきなり~の状態になる」という意味があります。ぷっと吹き出す、いきなり泣き出す、不意に何かが決壊する・・・などなど。
The audience burst into a big laughter when the program host began to mimicking.
(番組の司会者が物まねを始めた時、聴衆はどっと吹き出した。)
Laugh scornfully
鼻で笑う
この表現は日本語独特ですね。「相手を見下してふん、と笑う」時の表現です。英語では「軽蔑して」という副詞(scornfully)を付けてダイレクトに表現します。あまり、取るべきでない行為ですね・・・。
ここで一つ余談。実際に鼻をフガフガ鳴らして笑う人がいますが、これは英語一語でsnort(スノート)と言います。
I was laughed scornfully when I couldn’t make the deadline of my book report.
(読書感想文提出の〆切を守れず、鼻で笑われた。)
Laugh to oneself
忍び笑う
周囲に気づかれないように声を潜めて笑うこと、これが忍び笑いです。これを英語で表現する時は、「自分自身に笑う」となります。つまり、自分の中だけで笑いを我慢しようというニュアンスです。「必死に笑いをこらえた」と意訳してもいいですね。
Most of the students laughed to themselves when they found that their teacher’s zipper was undone.
(生徒たちは、先生のファスナーが閉まっていないことに気づいて笑いをこらえた。)
Cause an explosive laughter
大爆笑になる
ここではlaughの名詞形、laughter(ラフター)を紹介します。この表現、直訳すると「爆発するような笑いを引き起こす」です。要は「大ウケ」することですね。
The chubby man caused an explosive laughter because he failed to kick the soccer ball and fell down.
(おデブの男性が、サッカーボールを蹴ろうとしてすっ転んだ時、大ウケした。)
Laugh boisterously
高笑いする
パーティーやお酒の席などで、外からとても賑やかな笑い声が聞こえることがありますね。どやどや、がやがや・・・そんな表現がピッタリの笑いを表現するには、boisterously(「ボイステラスリー」:賑やかに)を付けます。
The guests laughed boisterously at the party because they celebrated the marriage of their colleagues.
(招待客は同僚の結婚を祝って、高笑いした。)
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回はsmileとlaughの違いを紹介しました。「笑う」という行為を一つとっても、微妙な違いがありますね。その時の感情やシチュエーションに合わせて、以上の英語表現を使い分けてみましょう。