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「〇〇っぽい」って英語で何て言う?”ish”を使ったネイティブの表現!

 

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断言できない時・曖昧な返答をしたい時、何かと役立つのが「○○っぽい」という表現。この便利な言い方を英語でもできるようになれたら、日常会話でも役に立つと思いませんか?

今回はネイティブが使う「○○っぽい」の英語表現をご紹介!教科書には載っていない砕けた言い方を覚えていきましょう!



「○○っぽい」を表す”ish”の予備知識

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「○○っぽい」を英語で表す時は、接尾辞の”ish”を使えば日本語でのニュアンスに一番近いものになります!ですがそもそもこの”ish”ってどんな英語なのでしょうか?

“ish”をつけると形容詞に

様々な例外はありますが、通常名詞の後に接尾辞の”ish”をつけると形容詞になります。

<名>“child”(子供)+“ish”<形>“childish”(子供っぽい)

日本語で「ボーイッシュな髪型」などで使われている「ボーイッシュ」も同じ。“boy”(男の子)に”ish”をつけた“boyish”(男の子っぽい)からきているんですね!

気づいていないだけで、すでに私たちはたくさんの”ish”英語表現を使っています。

正式な言葉からスラングまで

“ish”が最後に来る英語は数えきれないほどたくさん存在します。

先ほどの例で挙げた”childish”や”boyish”のように、辞書に登録されている正式な英語はもちろん、日常会話ではそれ以上にたくさんの”ish”ワードが飛び交います。

というのも“ish”は使い方が簡単、そして意味としても便利なので、スラングや造語が無限大に作れてしまうのです。

そのため“ish”を使った英語には「正式なもの」と「そうでないもの」があるので、必ずしも全てが辞書に載っているわけではないと認識しておきましょう!

“ish”には色々な意味が

「○○っぽい」と訳されることが多い接尾辞の”ish”には、実は色々な意味があるのです。

○○の特徴を持つ

<例>girlish(少女っぽい)

やや・どちらかというと

<例>reddish(赤っぽい)

○○に近い・大体

<例>sevenish(7くらい)

○○に属している

<例>Spanish(スペインの)

○○の傾向がある

<例>bookish(本好きの)

基本的に”ish”は名詞の後ろにつくと、上記いずれかの役割を果たします。④と⑤に関しては「こういう意味合いもあるんだー」という程度で認識しておいてくださいね。

日常会話で頻繁に登場するのは、最初の①〜③の使い方になります!早速一つずつ見ていきましょう。


<○○の特徴を持つ>の”ish”

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【定番の使い方①】名前+”ish”

人名の後に”ish”をつければ、「○○さんみたいだね」という意味で使うことができます。

You are looking Beyoncé-ish tonight!
(今夜のあなたはビヨンセっぽいね!)

人名でなくても「名前」であれば物やグループを対象にすることもできます。

This is another One Direction-ish band.
(これはよくある他のワン・ダイレクションっぽいバンドだよ。)

名前を形容詞的に使える

先ほど説明した通り、名詞に”ish”をつけると形容詞に変化します。本来「人名」は名詞ですが、”ish”をつけることで形容詞としての使い方ができるようになるのがポイント!

That is such a John-ish answer.
(なんてジョンっぽい答えなの。)

この例文では”answer”(答え)を形容しているのが”John-ish”(ジョンっぽい)となります。

もし”John”だけであれば「名詞+名詞」となってNGになるため、”John’s answer”(ジョンの答え)という形に直さないといけませんが、”Jonh-ish”は形容詞ですので問題なく使えるのですね!

読み方は「イッシュ」

例文で使った”One Direction-ish”も”John-ish”も当たり前ですが英語の辞書に載っていません。こちらで自由に作ってしまったスラングとなります。”childish”<チャイルディッシュ>などの正式な英語ではないわけです。

こういったスラング的使い方をする時の”ish”の読み方はこうなります。

One Direction-ish<ワン・ダイレクション・イッシュ>

つまり知っている名詞に「イッシュ」をつければ、何でも「○○の特徴を持った」、「○○っぽい」という言い方が出来てしまうのです!


<やや・どちらかというと>の”ish”

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【定番の使い方②】色+”ish”

日常生活で見かける色を表現するのって意外に難しいですよね。全てがカラーペンシルのようにハッキリした色をしているわけではないので、「赤」「青」「緑」というように断言できないことが多いのです。

そんな時「○○っぽい」という英語表現が大変役に立ちます。

He has a purplish bag.
(彼は紫っぽいバッグを持っている。)

完全な紫ではないけど、「どちらかというと紫」といった様子。何か他の色が混じってそうな時も、この言い方をすればOK。

基本の色に”ish”をつけたものは、ほぼ辞書に載っている正式な英語であることがほとんどです。他にはこんな言い方がありますよ!

greenish(緑がかった)
yellowish(黄色っぽい)
bluish(青みがかった)
reddish(やや赤い)
pinkish(ピンク色がかった)

英語のスペルに注意をしたいですね!

形容詞に”ish”をつけることも可能

色を表す”purple”は、「紫色」という名詞でもあれば「紫色の」という形容詞でもあります。このように”ish”は形容詞にもつけることができるのです。

例えばこんな英語が挙げられます。

coolish(やや冷たい)
dryish(やや乾いている・生乾きの)
flattish(やや平らな)
newish(やや新しい)

これらのパターンを見ると、形容詞に”ish”をつけた場合は「やや・どちらかというと」というニュアンスになることがほとんどだということが分かりますね。

<○○に近い・大体>の”ish”

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【定番の使い方③】時間+”ish”

“ish”は日常会話の際、「時間」を伝える時にも使われます。

I’ll be there at seven-ish.
(7時くらいに着くよ。)

7時ちょうどに着くとは保証できないけど、だからといって7時15分と遅らせるほどでもないし…そんな時に便利なのが”ish”。数字に”ish”をつけるだけで、「○時くらい」という意味になります。

非常に砕けた言い方

時間を表す時に”ish”を使うと、非常に砕けた英語表現になります。辞書に載っている言葉は正式なものとして認識されているので、そこまでカジュアルな印象はありませんが、このように自分で作った”ish”言葉はスラング同然

ということでビジネスシーンでは使わないようにしましょう。「7時くらい」と言いたい時は”around seven”という表現がベターです。

<そんな感じ>の”ish”

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【定番の使い方④】”ish”のみ

なんと”ish”単体で使うことも!この場合は”kind of”や”sort of”という砕けた英語表現と同じで、「ちょっと○○」、「なんていうか○○」、「どちらかといえば○○」という意味で使われます。曖昧な返答をしたい時にピッタリですね。

A: Are you hungry?
(お腹空いた?)
B: Umm, ish.
(うーん、ちょっとそうかも。)

もしくは返答をしたものの、最後に若干言葉を濁したい時にも使えます。

A: How was the movie?
(映画どうだった?)
B: It was good. Ish.
(まぁ良かったよ。多分。)

あえて”goodish”(まぁまぁいい)を使わないところが面白いですね!

最近使われるようになった若者言葉

“ish”単体での使い方は最近出てきた若者言葉です。これまで紹介した「名前」、「色」、「時間」などは、幅広い世代に使われる表現ですが、“ish”だけで受け答えをするやり方は若い世代のみと考えるといいでしょう。

少し年齢のいったネイティブでさえも「え?」と思うような表現で、いわゆる「最近の若い子はまともな英語を喋らないんだから…」という印象を持ちがちです。友達間で使う分には面白いですが、あまり多用すると頭が悪く見えるので気をつけましょう!

とは言うものの、”ish”だけで会話が成立するなんて非常に便利ですよね…笑

おわりに

いかがでしたか?
なかなか学校では教えてくれない内容だったかと思います。教科書で学ぶことも大切ですが、実際にネイティブが使っている砕けた英語表現を知ると、日常会話への理解もより深まりますよ!

みなさんも”fluent-ish”(流暢っぽい)英語を話せるように頑張りましょう!

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