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英語の「関係代名詞」の使い方!人や物を説明する(例文付き)

 

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使いこなせるとすごく便利で、表現の幅をグンと広げることができる英語の「関係代名詞」という存在。でもちょっとややこしい…。そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか?

英語の「関係代名詞」の使い分けはいろいろとありますが、その基本は至ってシンプル。直前に出てきた人や物などについて、付け足して説明するための「接着剤」のような役割をしてくれます。

さて今回はそんな英語の「関係代名詞」の使い方について紹介します!



「人」について説明する関係代名詞

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まずは人について説明するときに使われる英語の「関係代名詞」のパターンを見ていきましょう!

who

まずは”who”の使い方です。2つのパターンがあります。

①【○○+”who”+動詞】で表現する

誰かについて紹介した後で、「その人は○○なんですよ。」という情報を加えたい場合の使い方です。

形は【○○+”who”+動詞】になります。“who”の後に続く動詞が○○に入る人と【主語+動詞】の関係になります。

例えば「リックにはお兄さんがいる」、「そのお兄さんは刑事である」ということをまとめて伝えたいときは、英語で以下のように言うことができます。

Rick has a brother who is a detective.
(リックには刑事のお兄さんがいる。)

“a brother”のあとに”who”を続け「これからこの人に説明をしますよ~。」という合図をした上で、”is a detective”とつなげられます。

“a brother”と”is”が【主語+動詞】の関係になっていますね。

②【○○+”who”+△△+動詞】で表現する

こちらは誰かについて紹介した後で、「また別の人がその人に○○してる」というような内容を説明する場合です。

【○○+”who”+△△+動詞】となり、△△には○○とは別の人が入ります。【△△+動詞】の部分が【主語+動詞】の関係で、○○はその動詞の「対象」となっている人を表しています。

例えば「あの子はナンシーだよ」「みんなが彼女のことを好きなんだ」という内容を合わせて伝えると、以下のような英語表現になります。

That girl is Nancy who everyone loves.
(あの女の子はみんなが大好きなナンシーだよ。)

“Nancy”の後に”who”をつけて説明する合図をして、“everyone loves”という【主語+動詞】となる表現を続けています。ここでは“Nancy”は「みんなが大好き」な「対象」となっているんですね。

ちなみにこの使い方では”who”を省略して、以下のように言うことが可能です。

That girl is Nancy everyone loves.

whom

英語の「関係代名詞」の1つである”whom”の使い方を紹介します。あまり聞き慣れない英語だと思う方もいるかもしれませんね。

どのように使うかというと、上で紹介した”who”の使い方の2つ目のパターンを同じなんです。【○○+”whom”+△△+動詞】となるだけです。

That girl is Nancy whom everyone loves.
(あの女の子はみんなが大好きなナンシーだよ。)

ただし、この”whom”はあまり話し言葉では使われません。書き言葉、しかも若干固めの内容で使われることが多いです。ただし“who”は日常英語で使ってしまって問題ありません。

ちなみにこの”whom”も省略が可能です。

whose

ある人を紹介して、その人が持っているものやその人と関係のある人について合わせて言いたいときに”whose”が使われます。

【○○+”whose”+△△+動詞】の形です。△△の部分には○○で紹介した人の持ち物や関係のある人が入ります。そして【△△+動詞】の部分が【主語+動詞】となるんです。

例文を見てみましょう。「こちらはリサ」と紹介するのと同時に「リサのお父さんは有名な建築家である」という情報を伝えると、このようになります。

This is Lisa whose father is a famous architect.
(こちらはお父様が有名な建築家のリサよ。)

“whose”を使うことで「これからリサの持っているものや関係する人について言いますよ」ということを示してします。

ここでは「お父さん」のことなので”father”と続けているんですね。そして、“father is”の部分が【主語+動詞】の関係になっています。


「物や動物」について説明する関係代名詞

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続いては「物や動物」について説明するときに使えるう英語の「関係代名詞」について紹介します!

which

まずは”which”です。「人」を説明するときに使われる”who”と同様に2つのパターンがあります。

①【○○+”which”+動詞】で表現する

何かについて紹介した後で、「それは○○なんですよ。」という情報を加えたい場合です。

形は【○○+”which”+動詞】で、“which”のあとに続く動詞が○○に入る物や動物と【主語+動詞】の関係になります。

以下の例文は「新聞を買った」、「その新聞は英語で書かれてる」ということをまとめて伝えています。

I bought a newspaper which is written in English.
(僕は英語で書かれてる新聞を買った。)

“which”をつけて「これから”a newspaper”について説明します」という合図をして、「英語で書かれている」という意味の”is written in Spanish”を続けています。

“a newspaper”と”is”が【主語+動詞】の関係ですね。

②【○○+”which”+△△+動詞】で表現する

何かについて紹介した後で、「誰かや何かがそれに○○してる」というような内容を説明するパターン。

【○○+”which”+△△+動詞】となり、△△には○○とは別の人や物がが入ります。【△△+動詞】の部分が【主語+動詞】の関係で、○○はその動詞の「対象」となっている「物や動物」を表しています。

例えば「このドレスをとても気に入ってる」「このドレスは彼氏がくれたもの」という内容を合わせて伝えると、以下のような英語表現になります。

I love this dress which my boyfriend gave me.
(彼氏がくれたこのドレスをとても気に入ってるの。)

“which”をつけて「このドレスについて説明する」という合図をして、「彼氏が私にくれた」という情報を加えています。“dress”が”my boyfriend gave me”の「対象」となっています。

このパターンでは”which”は省略されて使われることが多いです。上の例文の場合、このようにも言えます。

I love this dress my boyfriend gave me.

whose

「人が持っているもの」について説明するときに使われた”whose”は、「物や動物が持っているもの」について言うときにも使えます。

「人」について説明するとき同様、【○○+”whose”+△△+動詞】の形です。△△の部分には○○で紹介した物や動物のパーツなどが入ります。そして【△△+動詞】の部分が【主語+動詞】となるんです。

「物や動物が持っているもの」というと少しわかりにくいかもしれませんが、「その物や動物のパーツや体の部分」ということです。例えば「車の色」「犬のしっぽ」などですね。

例えば「あの家を見て」と言った後で、「その壁が黄色い」という説明を加えるとこんな風になります。

Look at that house whose wall is yellow.
(壁が黄色のあの家を見て。)

“whose”で「家のパーツについて説明しますよ」という合図。そして「その壁が黄色い」という情報を加えています。

ちなみに「物や動物」について言うときは、”whose”の代わりに”of which”という表現もあります。それを使う場合は、以下のような言い方になります。

Look at that house, the wall of which is yellow.

参考までに知っておくと、英文などで目にしたときにスムーズに意味を理解できると思います。


「人・物・動物」について説明する関係代名詞

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ここまで「人」「物や動物」と分けて紹介してきましたが、どちらにも使うことのできる”that”という英語の「関係代名詞」が存在します。

“who”、”whom”、”which”の代わりに使うことができて、”that”を使ったところで大きく意味が変わるわけではありません。”that”の方が少しくだけた印象があり、話し言葉でも気軽に使われています。

ただし、”whose”の代わりに使うことはできないので注意しましょう。そして、”that”にしかないという役割が存在します。

では、英語の「関係代名詞」の1つである”that”の使い方を確認してきましょう。

that

①【○○+”that”+動詞】で表現する

“who”や”which”の部分が”that”に変わるだけです。

Rick has a brother that is a detective.
(リックには刑事のお兄さんがいる。)

I bought a newspaper that is written in Spanish.
(僕はスペイン語で書かれている新聞を買った。)

②【○○+”that”+△△+動詞】で表現する

言うまでもなく、”who”、”whom”、”which”の部分が”that”に変わるだけですね。そして、このケースでは、”who”や”which”と同様に”that”の省略が可能です。

That girl is Nancy that everyone loves.
(あの女の子はみんなが大好きなナンシーだよ。)

I love this dress that my boyfriend gave me.
(彼氏がくれたこのドレスをとても気に入ってるの。)

③【”the ○○”+”that”+動詞】【”the ○○”+”that”+△△+動詞】で表現する

“who”や”which”の代わりに使うことができる便利な”that”ですが、ある傾向があります。それは説明したい「人や物・動物」が具体的に示されている場合に多く使われるということです。

どんな場合かと言うと、”the only” や”the first”など、または最上級である「人や物、動物」を説明するときです。

意味の捉え方や言葉のつなぎ方は①②の例と同じですが、これら言葉に対しては”that”しか使うことができません。

まずは、【”the ○○”+”that”+動詞】のパターン。

I know the only student that got a 100 on the English test.
(その英語のテストで唯一100点を取った生徒を知ってる。)

“the only”という具体的に限定する表現が使われているので、”that”を使います。

次は【”the ○○”+”that”+△△+動詞】のパターンです。

This is the most important thing that I’ve ever learned.
(今まで学んだ中でこれが1番大切なことだ。)

“the most important”という最上級の形が使われていますね。

そして、もうお気づきの方もいるかもしれませんが、このパターンは”that”の省略ができます。

This is the most important thing I’ve ever learned.

おわりに

英語の「関係代名詞」の使い方について紹介しました。いかがでしたか?

今回は基礎的なことの紹介で、実は応用というか、もう少し複雑な使い方というのも存在します。それらを学ぶ前にしっかりと基本的なことをおさえて、使い慣れていくようにしていきましょう!

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