「Oh my God!」の意味!ニュアンス&類似英語表現を知ろう!
「オーマイガー!」
日本でもよく知られているこのフレーズ。英語圏の人がしょっちゅう気軽に使っているような印象がありますよね。
でも実はそうでもないんです!あえて使うのを避けている人も大勢います。つまり”Oh my God”は意味とニュアンスをしっかり理解しないと、知らない間に周りを不愉快にさせてしまう危険性が…!
ということで今回は”Oh my God”の意味を勉強すると共に、代わりに使える類似英語表現を見ていきましょう!
「Oh my God」の意味
まず始めに”Oh my God”の意味をご紹介します!
“Oh my God!”の意味は「なんてことだ!」
“Oh my God!”は直訳すると「あぁ、私の神よ!」となります。
“oh”⇒ おお/おや/まぁ/ああ/おー!(驚きや感動)
“my”⇒ 私の
“God”⇒ 神様
ただその先にある意味は、日本語でいうところの「なんてことだ!」、「えー!」、「やば!」、「うそー!」に近いと言えるでしょう!
驚き/衝撃/怒り等の感情を強調する!
“Oh my God”は驚いた時、衝撃を受けた時、怒った時などに使われて、その感情を強調する際の表現として使われる英語表現です。
感情のあまり発してしまう言葉である「感嘆詞」や「感動詞」のカテゴリーに入るフレーズになります!
説明をしなくとも、「オーマイガー!」と言うだけで、いろんな状況の感情表現に対応できるのです。なので何も考えずつい使ってしまう便利表現というわけ。
信仰心に関係なく使われる!
実際に神様を信じているかどうかは正直関係なく、キリスト教徒でなくても”Oh my God”と言うことがよくあります。
ただし神の名前を出す程ですから、本来は普通のシチュエーションでは使われない英語。本当に大変な状況の時にのみ言われるフレーズです!
とはいえ最近は、あまり大事でもないタイミングで”Oh my God”と言うことも。言葉の意味に関係なく、軽い感覚で使ってしまっている若者が多くなっていることも事実です。
日本人が「ヤバい」を色々な場面で多用できることのように、”Oh my God”は対応できる幅が広過ぎて、意味が軽くなってしまっているのかもしれませんね。
ちなみに”God”は固有名詞されているので、必ず大文字スタートで書くようにしましょう!
言い方次第でより強調することも!
ビックリし過ぎた時、ショックすぎることを目の当たりにした時、感情をコントロールできないような事態が起きた時などに使う”Oh my God”。これだけでも十分気持ちを強く表現するものですが、言い方を変えるだけでより強く印象づけることもできるんです!
例えばこんなやり方。言い方によって特に意味が変わることはありません。演出方法に差が出るだけです!
①大声で叫ぶ
「オー!マイ!ガー!」と声のボリュームを上げることで、衝撃の大きさをアピール。
②ゆっくり1語ずつ、しっかり発音する
あえてスピードを遅くすることで、”Oh my God”の英語フレーズに注目を集める。
③何回も繰り返す
「オマイガ、オマイガ、オマイガ!」のように、同じフレーズをリピート。
英語のドラマや映画を見ていると、上記の言い方で”Oh my God”を言っているシーンに出くわすことも多いかもしれません!
神様を使った表現は他にも!
“Oh my God”以外に、神様の名前を出すことで強い感情を表現する方法はいくつかあるんです!
My God!
“Oh”をつけない時もよくあります。
Jesus Christ!
「イエス・キリスト」と名前を言うことも。
Jesus!
1語で済ませることもあります。
Oh Lord!
こちらも神様を表す別の英語です。
カリフォルニアの女の子は、特殊な使い方をしてる!?
神様の名前を出す程の表現なので、本当は強い感情を表す”Oh my God”。しかしカリフォルニア州の一部の女の子は、ちょっと変わった使い方をしていることで有名なんです!
これは“Valley girl speaks”(バレーガール言葉)と呼ばれる話し方の一部になります。もともとバレーガールとは、カリフォルニア州のサンフェルナンド・バレー出身の女の子を表す言葉。
最近ではカリフォルニア州に住むお金持ちの女の子全体を意味している英語でもあります!
ある意味ステレオタイプ的な紹介になりますが、この子達はお買い物中にステキなヒールを見かけたら、”Oh my God, these heels are gorgeous.”と言ってしまうわけです。とにかく意味と使うタイミングが軽くて浅い!それを何度も繰り返して言う傾向があります。
あまり知的に思われない使い方なので、気をつけましょう!知識としてこういう情報を知っておくといいですね。
使い方の注意点
意味を把握したところで、次は”Oh my God”を使う時の注意点を見ていきましょう!
“Oh my God!”は失礼!?
信仰心が強い人からすれば、軽々しく神様の名前を出すことはとっても冒涜的なこと。やたらと頻繁に使うことは、あまり良い事とされてはいません。
実際、キリスト教を深く信仰している家庭や学校では、子供へのしつけとして「”Oh my God”を言ってはいけない」と教えているところもあるんです!
何も知らないで大人が”Oh my God”と繰り返していると、相手にとっては失礼になってしまうことも!そして場合によっては、「教育がなってない」と思われてしまう可能性もあるんです。
“God”の表現は避けるべき!
神様の名前を簡単に口にすることは、一部の人にとって失礼なこと。意味をしっかり理解し、信仰心の人たちに配慮した言葉を喋るのも、言語を学ぶ上でとても大切なことですよね。
そのため強い感情を表現する時は、あえて”God”の英語を避けるのがマナーとされています!
じゃあどうするのかというと、“God”の音に似た別の物に変えればいいんです。「それでいいんだ笑」と思ってしまうような対処法ですが、神様の名前を出さなければOKとされています。
具体的にどう言えばいいかは、次のセクションでお伝えします!
他の英語表現
意味的に他の人にとって失礼にならない、”Oh my God”の類似表現を学んでいきましょう!
Oh my gosh!
“God”の直接表現を避けるために使われる定番の言い方が、この”gosh”。”gosh”に何か特別な意味があるというわけではなく、ただ単に”God”を遠回しに言おうとした時の音に過ぎません。
一番よく使われる別の言い方なので、間違いなくオススメをします!
Oh my goodness!
“Oh my gosh”に並んで有名なのが、この表現。”goodness”は「良い事」、「高潔」を表す英語ではあるものの、ここではやはり”God”に似ている音として利用されている感じです。
“Oh my goodness”は女性が使うことが多く、特にお年が上の人が言っている傾向があります。男性陣の皆様は、”Oh my gosh”を使っておいたほうがいいでしょう!
OMG!
SNSやテキストメッセージ上で書くなら、”OMG”と表記してもいいでしょう。この表記を使えば、頭文字的に”oh my God”でも”Oh my gosh”にでもなることができます。
短く、そしてキリスト教徒にとってマナー違反にならないように曖昧にしておくなら、このスペルをオススメ!
Oh my gawd!
こちらは別のスペル方法。イギリス人が”God”を発音すると、大体”gawd”のような音になることから、あえて”Oh my gawd”と綴っている書き方になります。
イギリス英語を話す人でなくても、あえて上流階級気取りで冗談っぽく表記したい時に使えますよ!ただし意味的には”God”を使っていることには変わりないので、失礼と言えば失礼…。
おわりに
いかがでしたか?
英会話にちょっと慣れてくると、ついつい”Oh my God!”と言いたくなりますよね。しかし本来の意味をしっかり理解してあげないと、マナー違反になってしまい危険!
よっぽどの状況でない限り、周りの人に配慮をした別の英語表現を使うように心がけてくださいね!