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「高い」の英語の使い分け!high/expensive/valuableの違いを例文付きで徹底解説!

 

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“high”、”expensive”、”valuable”、いずれも日本語で「高い」と訳されることがある言葉です。

同じ意味を持つこれらの単語ですが、それぞれが持つ「高い」の意味には違いがあります。

場面や状況に応じて、それらをしっかりと使い分けなければいけません。

ということで、今回は「高い」を表す英語”high”、”expensive”、”valuable”の違いについて紹介します!



「high」、「expensive」、「valuable」の違い

今回のテーマである”high”、”expensive”、”valuable”の詳しい使い方を見ていく前に、大まかに違いを確認しておきましょう。

それぞれが意味する「高い」には、以下のような違いがあります。

“high”          ⇒ 数値が高い
“expensive”値段が高い
“valuable”    価値が高い

同じ「高い」という意味ですが、「何が高いのか」という点に違いがあるんですね。これが使い分けのポイントになります。

それでは、各言葉の詳しい使い方を見ていきましょう。


「high」について

数値が高い

英語の”high”は「数値が高い」ということを表現できる言葉です。そこから、「何かの金額が高い」と言う時にも使うことが出来ます。

ただし、”high”自体に「値段が高い」や「金額が高い」という意味が入っているわけではありません。そのため、値段が高いバッグについては”This bag is high.”のような言い方は出来ないのです。

必ず「値段」を意味する言葉と共に使う必要があります。

例えば、以下のような形です。

The price of this bag is too high.
(このバッグの値段は高すぎする。)

「値段」を意味する”price”を使って、「バッグの値段」という言い方をしています。このような形であれば、”high”を使って「値段が高い」ことを表現することが出来るのです。

逆に、”expensive”の場合はこのような使い方は出来ません。

他に、”high”を使って「金額が高い」ということを表現できるものとしては、税金や学費などがあります。

Do you think the consumption tax in Japan is high?
(日本の消費税って高いと思う?)

The tuition for the private university is a little high.
(私立大学の学費は少し高いですね。)

Which company will pay a higher salary?
(どっちの会社がより高い給料払ってくれるの?)

この後紹介する”expensive”との使い分け方としては、「お金を出して買うものではない」場合には”high”を使うということです。

1番初めの例文のバッグは、もちろんお金を出して買うものではあります。ただし、その「値段」はお金を出して買うものではないですよね。だから、”high”を使うという考え方です。

税金や学費も払うことによってサービスや授業などを受けられますが、その「税金」や「学費」自体を買うわけではありません。

言うまでもなく、「給料」もお金を出して買うというものではないですね。そのため、”high”で表現するのが適しています。


「expensive」について

値段が高い

“expensive”という英語には「値段が高い」という意味が含まれています。

高額な物費用がかかる物事に対して使われる一般的な言葉です。これ以外の意味やニュアンスは、”expensive”が表す「高い」にはありません。

そして、”high”と違い、”expensive”という言葉自体「値段が高い」というニュアンスが入っています。

そのため、ある商品の値段が高いことを時は、”high”を使う場合のように「値段」を表す言葉と共に使う必要はありません。

This dress is too expensive for me.
(このワンピース、私には高すぎるな。)

Going to university for four years is expensive.
(4年間大学に行くのは、お金がかかる。)

Was the latest TV you bought expensive?
(お前が買った最新のテレビって高かった?)

This is an expensive area to live in.
(ここは住むには高い場所だよ。)

“high”の項目で、”high”は「お金を出して買うものではないものが高い」という説明をしました。対して、この”expensive”は「お金を出して買うものが高い」という場合に使われます。

この使い分けのポイントをしっかりと押さえておきましょう。

「valuable」について

価値が高い

“valuable”は「価値が高い」を意味する英語です。

値段が高い、高級な物を指す時に使うことができますが、”high”やexpensive”と比べて「金銭的な価値が高い」というニュアンスが強いです。

「お金を出して買うものかどうか」という部分にはあまり重きを置いていません。とにかく「価値があるか」にポイントを置いているんです。

そして、「金銭的な価値が高い」以外に珍しいもの貴重なものを指して「存在の価値が高い」という意味合いでも使われます。

この「存在の価値が高い」というニュアンスは、”high”や”expensive”にはありません。

She has a lot of valuable jewelry.
(彼女は高価な宝石をたくさん持っています。)

Oil is one of the valuable resources.
(石油は貴重な資源の1つです。)

These jeans are valuable for collectors.
(このジーンズは収集家にとっては価値のあるものです。)

Who is your valuable person?
(あなたにとって大切な人は誰ですか?)

おわりに

今回は「高い」を意味する英語の”high”、”expensive”、”valuable”の違い、使い分け方について紹介しました。いかがでしたか?

どの単語も「高い」という意味ですが、それぞれの英語のニュアンスには大きな違いがありましたね。

日常でスムーズに使い分けが出来るようになるまでには少し時間がかかるかもしれません。焦らず1つ1つ身につけていきましょう。

今回紹介した言葉の中の”high”については、以下の記事でも触れています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

「high」と「tall」の違い!英語の「高い」を表す言葉の使い方を理解する!

その他、「値段が高い」を表現するフレーズについての記事もあります。あわせて読んでみてくださいね。

「値段が高い!」の英語!expensive以外に使えるフレーズ8選!

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